JPEGの色数はフルカラーまで対応しています。ただし、減色が発生する場合(たとえば、色数が256色の画面に、フルカラーの画像データを表示する場合)、他の組込みメディア項目や他のウィンドウが正しい色で表示されないことがあります。また、減色が発生すると処理が遅くなります。
これらの現象を回避するため、メディアデータの色数をあらかじめ画面の色数に合わせておくことを推奨します。
JPEGを表示するには、利用者プログラムを次のように記述します。
項目制御部に書き込む。
項目の表示属性の設定で、組込みメディア項目の項目制御部にJPEGを出力することを設定します。
JPEGファイルを指定する。
表示に使用するレコードの組込みメディア項目にJPEGファイル名を書き込みます。
JPEGを表示する。
通常出力で、出力処理の項目群名または項目名に、出力する組込みメディア項目名を入れ、レコードデータにはJPEGファイルを指定したレコードを指定します。
例
PSFILE psfile; SAMPLE samp; PSUSHORT Error; psfile=ps_open("DSPFILE", PS_OPEN_DSP, &Error, 0); ps_set_formatsize(psfile, "SAMPLE", s_SAMPLE); ~ レコードデータ領域sampへのデータ設定 ~ ps_set_item_mode(samp.S001, PS_MODE_JPEG); strncpy(samp.S001, "PICTURE.JPG", 11); ps_write(psfile, PS_WRITE_NORMAL, "SOO1", &samp, 0); ~ JPEGファイルを指定し、出力する。~
MOVE "SAMPLE" TO DSP-FORMAT. MOVE "J" TO EDIT-MODE OF SOO1 OF SAMPLE. MOVE " " TO DSP-MODE. MOVE "PICTURE.JPG" TO SOO1 OF SAMPLE. MOVE "S001" TO DSP-GROUP. WRITE SAMP.