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MeFt V11.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

4.6.2 選択項目の表示について

  選択項目にボタン付きを指定した場合、定義体作成時に次の装飾を指定できます。

  項目色を指定すると、ボタン内の文字色は指定した色で表示されます。また、項目背景色を指定すると、選択項目全体は指定した色で表示されます。ただし、プッシュボタンには、項目色および項目背景色の指定は無効になります。ボタンシンボル、文字色および項目背景色はシステムデフォルト色で表示されます。

  日本語の文字サイズは標準サイズだけが表示可能です。半角、平体、長体および倍角の文字は指定できません。

  選択項目にボタン付きを指定した場合、ボタンシンボルは画面上での一定の領域を占めることになります。したがって、ボタン付きを定義するとき、このサイズを意識する必要があります。表示上ボタンの占める増加分のサイズを表示長増加分と呼び、定義体作成時に選択群単位で指定します。

  ラジオボタン、チェックボックスおよびプッシュボタンの表示長増加分を図にそれぞれ示します。

図4.10 ラジオボタンの項目領域長および表示長増加分

図4.11 チェックボックスの項目領域長および表示長増加分

図4.12 プッシュボタンの項目領域長および表示長増加分

  ボタンなしの選択項目の場合、ブロックカーソルまたは文字カーソルが表示されます。ブロックカーソルは、項目の表示色の反転色で表示します。どちらのカーソルを表示するかは、定義体作成時に指定します。

  ボタン付きを指定した選択項目の場合、枠カーソルが表示されます。このとき、カーソルの表示範囲は文字列だけであり、ボタンシンボルはカーソルの範囲外となります。

  ボタン付きを指定した項目に、項目の入力属性の設定の「入力対象外」を指定すると、入力時にその項目はハーフトーン表示され、選択できない状態になります。

  ボタンなしの項目に、項目の入力属性の設定の「入力対象外」を指定しても、表示状態は変更されません。ただし、選択できない状態になります。

  項目の入力属性の設定の「選択状態表示」を指定すると、入力開始時に対象項目は選択状態に表示されて入力が開始します。ただし、プッシュボタンおよびコマンド選択項目に「選択状態表示」を指定しても無効となります。また、ラジオボタンおよび択一選択項目では、「選択状態表示」は1つだけ指定します。

  また、「選択状態表示」を指定していない項目を選択状態で表示しているときは、入力開始時に選択状態は解除されます。

  項目の入力属性の設定の「入力対象外とし、選択状態表示にする」を指定すると、入力開始時に対象項目は選択状態でハーフトーン表示され、選択できない状態になります。ただし、ラジオボタン、択一選択項目、プッシュボタンおよびコマンド選択項目に指定したときは、入力対象外と同じ扱いになります。

  選択状態の表示は、ボタン付き/なしによって異なります。

  ボタンなしの選択項目の場合、定義体作成時に「選択強調属性」を指定します。「選択強調属性」では、反転表示および色を指定することができます。また、「選択強調を行わない」指定も可能です。このとき、「選択状態表示指定」を指定しても強調表示されません。

  ボタン付きを指定した選択項目の場合、選択状態はシステム標準状態で表示されます。

  JEFEXTN(JEF拡張漢字サポートの有無)に「Y」または「1」を指定した場合、ボタン付きを指定した選択項目ではシフトJISに存在しない文字(JEF拡張漢字や字体変更文字)は、全角の‘_'で表示されます。