画面帳票定義体はFORM、またはPowerFORMで作成します。使用できる定義体の種類としては以下のものがあります。
画面定義体 : 画面の表示形式を定義したものです。
帳票定義体 : 帳票の印刷形式を定義したものです。
定義体を使用するときは、ウィンドウ情報ファイルまたはプリンタ情報ファイルに必要に応じて、定義体を格納したフォルダ、定義体ファイル名の拡張子、および定義体登録個数等の情報を指定します。
定義体名とレコードデータ領域長の設定、または定義体名の設定で定義体名を指定するときは、拡張子を除いたものを指定します。
画面帳票定義体の作成時に指定する情報を以下に示します。詳しくは画面定義体のサポート状況帳票定義体のサポート状況 、帳票定義体のサポート状況を参照してください。
定義体で扱う文字コードの種別です。
例
JIS8+シフトJIS、EUC、EBCDIC(カナ文字)+JEFなど
使用目的に応じて規定します。
例
画面定義体 : 伝票形式、分割スクロール画面形式など
帳票定義体 : 自由形式、伝票形式、自由パーティション形式、段組み伝票形式、タックシール形式など
定義体の行/桁サイズです。
印刷の座標を行桁座標またはドット座標で指定します。
行桁座標
項目および罫線や網がけの定義位置を行桁で指定する。
ドット座標
項目および罫線や網がけの定義位置を1/240dpi単位で指定する。
画面定義体の背景色です。
画面または帳票に出力する罫線と網がけの情報です。
例
罫線種別、網がけ種別、色、位置、長さ
入力データがエラーの場合の処理を規定します。
例
アラーム鳴動、下線表示、色変更、反転表示、再試行、点滅
入力時に対象となる項目の表示属性を変更したい場合に指定します。
例
下線表示、色変更、反転表示、点滅
ボタン表示しない選択項目の属性を規定します。
例
カーソルサイズ、色変更、反転表示、点滅
入力を完了させるキーを規定します。
例
データ付きの有無、アテンション名など
アトリビュート文字の使用の有無を指定します。
アトリビュート文字とは、項目の属性を定義する文字であり、「アトリビュート文字あり」を指定すると、画面上で項目の前に英数字1桁分の領域が占有されます。また、同一行で定義している項目間には最低1桁の領域が必要です。
入力を完了させるメニュー項目を規定します。
項目属性を動的に変更する場合に使用する項目制御部の大きさを規定します。共用する(3バイト)、共用しない(5バイト)、なしの3種類指定することができます。ただし、PowerFORMで作成した帳票定義体(拡張子がpmd)は、5バイト固定になります。
1つの利用者プログラムでは項目制御部の長さの異なる定義体を混在して使用することはできません。
項目ごとにレコードデータ項目の先頭位置を設定します。
レコード領域の先頭からのオフセットで表現しています。
出力だけの項目か入力も行うかを規定します。
例
入出力項目、出力項目、固定リテラル項目
項目で扱うデータを規定します。
例
数字項目、英数字項目、日本語項目、英数字日本語混在項目、組込みメディア項目
項目の画面または帳票上の座標を行/桁で設定します。
項目に縦幅指定することにより、通常の項目が1行で構成されているのに対し、指定した行で構成された項目になります。縦幅指定は画面定義体の数字項目、英数字項目、日本語項目、英数字日本語混在項目で設定することができます。
レコードデータ項目の長さを規定しています。
画面または帳票上の項目の長さを規定しています。
入力完了時にデータを検査したい場合に指定します。
例
最小入力桁数、有効値、上限値、下限値、リダンダンシチェック
初期表示するデータを指定します。
英数字日本語混在項目または英数字項目への入力時のシフト状態を規定します。
例
英数字日本語混在項目 : 英数シフト、日本語シフト
英数字項目 : 英数シフト、カナシフト
電卓のように右詰めで入力を行う場合に指定します。
入力完了時のチェック処理を規定します。
例
全桁入力、必須入力、自動入力、脱出要求など
項目を表示するときの属性を指定します。
例
色、反転、フォントなど
出力項目または固定リテラル項目に対する選択属性を指定します。
例
選択項目の有無、ボタン種別、アテンション情報など
帳票でページ全体の行ピッチまたは行ごとの行ピッチを指定します。また、行ごとの行ピッチを指定した場合、文字ピッチの指定もできます。
例
1/6、1/8、1/12、エリート、パイカ
帳票で用紙サイズ、給紙方法、印刷方向を指定します。
例
A3、A4、上カセット、下カセット、縦、横など
帳票でオーバレイパターン名を指定します。
帳票で日本語項目の文字サイズ、印字方向、拡大文字、縮小文字を指定します。
例
12ポ、9ポ、横書き、縦書き、平体、長体、半角、上付きなど
画面定義体に参照するファイル、キーワードを指定することで、画面入力中にヘルプ画面を起動することができます。
画面で、背景としてビットマップを表示することができます。