ここでは、本製品で提供するサンプルプログラム-Sample29-について説明します。
Sample29では、簡易アプリ間通信機能を使って、アプリケーション間で論理宛先にメッセージを書き込んだり、論理宛先からメッセージを読み込んだりするプログラムの例を示します。メッセージ通信を行う場合の簡易アプリ間通信機能の使い方は、“NetCOBOL ユーザーズガイド”の“簡易アプリ間通信機能の使い方”を参照してください。
注意
プロジェクトファイルは、NetCOBOLのインストール先フォルダーをC:\COBOLとして説明しています。以降の説明で、フォルダー名がC:\COBOLとなっているところは、NetCOBOLをインストールしたフォルダーに変更してください。
概要
プログラム-Sample29とプログラム-TSUUSHINの間でメッセージ通信を行います。
Sample29は、サーバ“SERVER1”を接続し、論理宛先“MYLD1”にメッセージを書き込み、論理宛先“MYLD2”からメッセージを読み込みます。このとき、論理宛先“MYLD2”にメッセージの書き込みがなければ、60秒間メッセージを待ちます。論理宛先“MYLD2”からメッセージを読み込んだ後、論理宛先“MYLD1”から優先順位の高い順にメッセージを読み込みます。
TSUUSHINは、サーバ“SERVER1”を接続し、論理宛先“MYLD1”に書き込まれているメッセージを読み込み、論理宛先“MYLD1”および“MYLD2”にメッセージを書き込みます。
提供プログラム
Sample29_EXE\Sample29.cob(COBOLソースプログラム)
Sample29_EXE\Prm_rec.cbl(登録集原文)
Sample29_EXE\Sample29.ini(論理宛先定義ファイル)
Sample29_EXE\ COBOL85.CBR(実行用の初期化ファイル)
Sample29_TSUUSHIN\Tsuushin.cob(COBOLソースプログラム)
Sample29_TSUUSHIN\COBOL85.CBR(実行用の初期化ファイル)
Makefile(メイクファイル)
使用しているCOBOLの機能
簡易アプリ間通信機能
使用しているCOBOLの文
CALL文
DISPLAY文
IF文
MOVE文
プログラムを実行する前に