ここでは、本製品で提供するサンプルプログラム-Sample21-について説明します。
Sample21では、NetCOBOLのマルチスレッドプログラミング機能を使って、スレッド間でリソース(ファイル・データ)の共有や、スレッド間の同期制御を行うプログラムの例を示します。NetCOBOLのマルチスレッドプログラミング機能の詳細は“NetCOBOL ユーザーズガイド”の“マルチスレッド”を参照してください。
また、Sample21のプログラムは、Webアプリケーションでもあります。これはCOBOLアプリケーションでマルチスレッドプログラミングが必要となる典型的な例が、COBOLでWebアプリケーションを構築する場合であるからです。Web連携機能の詳細は、“NetCOBOL ユーザーズガイド”の“Web連携”を参照してください。
このプログラムを動作させるためには、クライアント側・サーバ側で以下の製品が必要となります。
WWWブラウザ
Microsoft(R) Internet Explorer 8.0以上
以下のいずれかの製品
Windows Server 2008 R2
Windows Server 2012
Windows Server 2012 R2
Microsoft(R) Internet Information Services 7.5以上
概要
サンプルプログラムは、次の3つの部分からなります。
開始処理
スレッド間でのリソース(ファイル・データ)を獲得し、初期設定をします。
認証処理
スレッド間でのリソース(ファイル・データ)を参照して、認証処理を実現します。
終了処理
スレッド間でのリソース(ファイル・データ)を開放します。
それぞれ、Web連携機能を使用するプログラムから、スレッド間でリソース(ファイル・データ)の共有や、スレッド間の同期制御を行うプログラムを呼び出します。
提供プログラム一覧
COBOLソースファイル
Auth.cob
Isainit.cob
Isaterm.cob
Mthend.cob
Mthstr.cob
Mthusrinf.cob
Shutdown.cob
Startup.cob
Stupinit.cob
登録集原文
User-info.cbl
User-lock.cbl
モジュール定義ファイル
Auth.def
Shutdown.def
Startup.def
データファイル
Userinfo
実行用の初期化ファイル
COBOL85.CBR
HTMLファイル
Admin.html
Auth.html
AutFhail.html
AuthSuccess.html
NotOpened.html
Opend.html
Shutdown.html
Startup.html
SysError.html
SystemError.html
その他のファイル
Makefile(メイクファイル)
プログラムの呼出し関係
使用しているCOBOLの機能
索引ファイル(参照)
外部データ
外部ファイル
データロックサブルーチン
COBOL ISAPIサブルーチン
使用しているCOBOLの文
CALL文
CLOSE文
EXIT文
GO TO文
IF文
MOVE文
OPEN文
PERFORM文
READ文
SET文