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NetCOBOL V11.0 入門ガイド
FUJITSU Software

6.22 マルチスレッドプログラミング(Sample21)

ここでは、本製品で提供するサンプルプログラム-Sample21-について説明します。

Sample21では、NetCOBOLのマルチスレッドプログラミング機能を使って、スレッド間でリソース(ファイル・データ)の共有や、スレッド間の同期制御を行うプログラムの例を示します。NetCOBOLのマルチスレッドプログラミング機能の詳細は“NetCOBOL ユーザーズガイド”の“マルチスレッド”を参照してください。

また、Sample21のプログラムは、Webアプリケーションでもあります。これはCOBOLアプリケーションでマルチスレッドプログラミングが必要となる典型的な例が、COBOLでWebアプリケーションを構築する場合であるからです。Web連携機能の詳細は、“NetCOBOL ユーザーズガイド”の“Web連携”を参照してください。


このプログラムを動作させるためには、クライアント側・サーバ側で以下の製品が必要となります。

クライアント側
  • WWWブラウザ

    • Microsoft(R) Internet Explorer 8.0以上

サーバ側
  • 以下のいずれかの製品

    • Windows Server 2008 R2

    • Windows Server 2012

    • Windows Server 2012 R2

  • Microsoft(R) Internet Information Services 7.5以上

概要

サンプルプログラムは、次の3つの部分からなります。

  1. 開始処理

    スレッド間でのリソース(ファイル・データ)を獲得し、初期設定をします。

  2. 認証処理

    スレッド間でのリソース(ファイル・データ)を参照して、認証処理を実現します。

  3. 終了処理

    スレッド間でのリソース(ファイル・データ)を開放します。

それぞれ、Web連携機能を使用するプログラムから、スレッド間でリソース(ファイル・データ)の共有や、スレッド間の同期制御を行うプログラムを呼び出します。

提供プログラム一覧

プログラムの呼出し関係

業務開始・終了

認証サービス

使用しているCOBOLの機能

使用しているCOBOLの文