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NetCOBOL V11.0 入門ガイド
FUJITSU Software

6.18.1 NetCOBOL Studioを利用する場合

プログラムの翻訳・リンク

  1. サンプル用に作成したワークスペースを指定して、NetCOBOL Studioを起動します。

  2. [依存]ビューを確認し、Sample17プロジェクトがなければ、以下を参考にサンプルプログラムのプロジェクトをNetCOBOL Studioのワークスペースにインポートします。

  3. [依存]ビューからSample17プロジェクトを選択し、以下の構成になっていることを確認します。

    図6.1 [Sample17ソリューションプロジェクト]

    図6.2 [Sample17_DLLプロジェクト]

    [その他のファイル]には、以下のファイルが含まれます。

    • build.xml

    • ErrorPut.obj、ErrorPut.svd

    • listiter.obj、listiter.svd

    • Singletn.obj、Singletn.svd

    • Sepc.obj、Spec.svd

    • SpecCtrl.obj、SpecCtrl.svd 、SPECCTRL.dll、SPECCTRL.exp、SPECCTRL.lib、SPECCTRL.ilk、SPECCTRL.pdb

    • エラークラス.rep、シングルトン.rep、リストイテレータ.rep、仕様クラス.rep、仕様管理クラス.rep

      図6.3 [Sample17_EXEプロジェクト]

    [その他のファイル]には、以下のファイルが含まれます。

    • build.xml

    • COBOL85.CBR

    • DateSta.obj、DateSta.svd

    • ExcelEdt.obj、ExcelEdt.svd

    • Main.obj、Main.svd

    • Reserve.obj、Reserve.svd

    • RoomCtrl.obj、RoomCtrl.svd

    • RoomSpec.obj、RoomSpec.svd

    • RoomSta.obj、RoomSta.svd

    • RsvCtrl.obj、RsvCtrl.svd

    • Sample17.exe、Sample17.exp、Sample17.lib、Sample17.ilk、Sample17.pdb

    • TimeSta.obj、TimeSta.svd

    • 会議室情報クラス.rep

    • 会議室情報管理クラス.rep

    • 予約管理クラス.rep

    • 予約情報クラス.rep

    • 予約状態-会議室クラス.rep

    • 予約状態-時間枠クラス.rep

    • 予約状態-日付クラス.rep

      図6.4 [Sample17_LIBプロジェクト]

    自動ビルドが設定されている場合、プロジェクトをワークスペースにインポートした直後にビルドが実行されます。この場合、[その他のファイル]には、ビルド後に生成されるファイル(.exeや.objなど)が表示されます。既定では自動ビルドに設定されています。

    プログラムを実行する前に”で説明している登録集の修正を行った場合は、Sample17プロジェクトを選択し、コンテキストメニューから[プロジェクトの再ビルド]を実行してください。

プログラムの実行

  1. [依存]ビューからSample17プロジェクトを選択し、NetCOBOL Studioのメニューバーから[実行(R)] > [実行構成(N)]を選択します。

    →  [実行構成]ダイアログボックスが表示されます。

  2. 左ペインから[COBOLアプリケーション]を選択し、[新規]ボタン()をクリックします。

    →  右ペインの[名前]に"Sample17"が表示され、実行時の構成情報が表示されます。

  3. [プロジェクト名]は、[参照]ボタンをクリックして、表示されたプロジェクト一覧から"Sample17_EXE"を選択します。

    →  [実行ファイル名]に実行可能ファイル名(.exe)が表示されます。

  4. 右ペインから[環境]タブを選択し、[選択]ボタンをクリックします。
    →[環境変数の選択]ダイアログボックスが表示されます。

  5. ここで環境変数PathにSPECCTRL.dllおよびCOLLECT.dllの格納フォルダーを追加します。

    SPECCTRL.dllの格納フォルダー:C:\NetCOBOL Studio\workspace\Sample17_DLL
    COLLECT.dllの格納フォルダー:C:\NetCOBOL Studio\workspace\Sample16

    追加方法の詳細は、Sample05の“プログラムの実行”を参照してください。

  6. [環境]タブの[適用]ボタンをクリックします。これで、実行時の環境設定は完了です。

  7. [実行]ボタンをクリックします。

    →  Sample17.exeが実行されます。

実行結果

Excelファイルに格納された会議室情報と予約情報が復元され、以下のメニューが表示されます。

実行する処理の番号を入力し、ENTERキーを押してください。

予約・参照・取り消し

会議室の予約、参照および取り消し処理を行います。

  1. 予約・参照する日付(8桁の数字)を入力し、ENTERキーを押してください。

    →  指定された日付の会議室予約状況を表示します。ただし、システムの現在日付より古い日付は、入力エラーとなります。

  2. 予約する場合は、“空き”状態の会議室名(4桁の英数字)および時間枠(AMまたはPM)を入力し、ENTERキーを押してください。

    →  予約情報の入力処理に移ります。

  3. 予約者名(10文字以内の日本語文字または英数字)、内線(9桁の数字)、所属(10文字以内の日本語または英数字)を入力し、ENTERキーを押してください。

    →  予約情報が登録され、予約番号が通知されます。予約番号は、予約取消時に必要となります。

  4. 予約済の会議室の情報を参照する場合または予約を取り消す場合、“予約”状態の会議室名(4桁の英数字)および時間枠(AMまたはPM)を入力し、ENTERキーを押してください。

    →  予約情報が表示されます。

  5. 予約を取り消す場合、“C”を入力後、予約時に通知された予約番号を入力し、ENTERキーを押してください。

検索

予約者名から予約情報を検索し、予約情報を表示します。

  1. 予約者名(10文字以内の日本語文字または英数字)を入力し、ENTERキーを押してください。

    →  予約情報の中から予約者名が一致した情報の一覧を表示します。

注意

検索結果は5個までしか表示できません。表示個数を増やしたい場合には、以下を修正してください。

R_CONST.cbl
RSV-MAX  IS 5

会議室管理

会議室情報の一覧表示、追加・更新・削除を行います。

  1. 会議室名(4桁の英数字)を入力し、ENTERキーを押してください。

    →  一覧に表示されなかった会議室名を入力すると、新規に登録するかどうかの確認後、会議室情報の登録処理に移ります。一覧に表示された会議室名を入力した場合、会議室情報の更新または削除処理に移ります。

  2. 新規に登録する会議室の定員(2桁の数字)、内線(9桁の数字)、会議室の種類(一般会議室なら'N'、テレビ会議室なら'T')を入力し、ENTERキーを押してください。

    →  登録するかどうかの確認後、会議室情報が登録されます。

  3. 会議室情報を更新する場合、“R”を入力後、更新する会議室の定員(2桁の数字)、内線(9桁の数字)、会議室の種類(一般会議室なら'N'、テレビ会議室なら'T')を入力し、ENTERキーを押してください。

    →  更新した情報に会議室情報が置き換えられます。

  4. 会議室情報を削除する場合、“D”を入力し、ENTERキーを押してください。

    →  会議室情報は削除されます。

会議室管理処理を終了すると、修正された会議室情報を反映するために以下の処理が行われます。

終了

処理を終了します。予約情報を反映するために以下の処理が行われます。