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NetCOBOL V11.0 入門ガイド
FUJITSU Software

6.15 Visual Basicを使った簡易ATM端末処理機能(Sample14)

ここでは、本製品で提供するサンプルプログラム-Sample14-について説明します。

Sample14では、Visual Basicアプリケーションから、COBOLで作成したDLLの呼出し方法を簡易ATM端末処理機能のプログラム例で示します。

なお、このプログラムをビルドおよび動作させるためには、Microsoft .NET Framework 4.0以降が必要です。

概要

サンプルプログラムは、以下のATM端末の機能を実現しています。

口座のデータ(口座番号、暗証番号、氏名および貯金額)は、索引ファイルに保存します。

索引ファイルの構造は、以下に示すとおりです。

口座番号    9(5) 主レコードキー
暗証番号    9(4)
氏名        N(6)
貯金額      9(6)

ATM端末から要求された機能により、索引ファイル内の任意の口座のレコードのデータを更新します。

提供プログラム

使用しているCOBOLの機能

使用しているCOBOLの文

プログラムの内容

Visual Basicアプリケーションを起動し、フォームがロードされたときにCOBOLプログラムの初期化手続きを行うサブルーチンJMPCINT2を呼び出します。

[新規口座]ボタンを押すと、入力用フォームが開き、各項目を入力して[OK]ボタンを押すと、入力した内容がCOBOLアプリケーションに渡されます。

COBOLアプリケーションは、入力した内容をレコードに書き込み、数値をVisual Basicアプリケーションに返却します。

Visual Basicアプリケーションでは、返却された数値をテキストボックスに出力します。

Visual Basicアプリケーションを終了し、フォームがアンロードされたときに、COBOLプログラムの終了手続きを行うサブルーチンJMPCINT3を呼び出します。