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NetCOBOL V11.0 入門ガイド
FUJITSU Software

6.13.1 NetCOBOL Studioを利用する場合

プログラムの翻訳・リンク

  1. サンプル用に作成したワークスペースを指定して、NetCOBOL Studioを起動します。

  2. [依存]ビューを確認し、Sample12プロジェクトがなければ、以下を参考にサンプルプログラムのプロジェクトをNetCOBOL Studioのワークスペースにインポートします。

  3. [依存]ビューからSample12プロジェクトを選択し、以下の構成になっていることを確認します。

    自動ビルドが設定されている場合、プロジェクトをワークスペースにインポートした直後にビルドが実行されます。この場合、[その他のファイル]には、ビルド後に生成されるファイル(.exeや.objなど)が表示されます。既定では自動ビルドに設定されています。

  4. [その他のファイル]にSample12.exeが作成されていない場合(自動ビルドが実行されていない場合)、NetCOBOL Studioのメニューバーから[プロジェクト] > [プロジェクトのビルド]を選択します。

    →  プロジェクトのビルドが行われ、Sample12.exeが作成されます。

実行環境情報の設定

  1. [実行環境設定]ツールを起動するには、COBOL85.CBRをダブルクリックします。

    →  実行用の初期化ファイルの内容が表示されます。

  2. [共通]タブを選択し、以下の設定を確認します。

    • 環境変数情報@ODBC_Inf(ODBC情報ファイルの指定)に、ODBC情報ファイル名が指定されている。

    • 環境変数RESULTに、DISPLAY文の出力結果を保存するファイルが指定されている。

    相対パスでファイルを指定する場合、カレントフォルダーからの相対パスになります。

    NetCOBOL Studioのメニューバーから[実行(R)] > [実行(S)] > [COBOLアプリケーション]を選択して実行する場合、カレントフォルダーはプロジェクトフォルダーです。

  3. [適用]ボタンをクリックします。

    →  設定した内容が実行用の初期化ファイルに保存されます。

  4. [ファイル]メニューの[終了]を選択し、実行環境設定ツールを終了します。

プログラムの実行

[依存]ビューからSample12プロジェクトを選択し、NetCOBOL Studioのメニューバーから[実行(R)] > [実行(S)] > [COBOLアプリケーション]を選択します。

実行結果

COBOLのコンソールウィンドウに、以下が表示されます。

環境変数RESULTに割り当てたファイルには、次の形式で操作の前後でのSTOCKテーブルの内容が出力されます。

    処理前のテーブルの内容                        
                                                  
    01件目のデータ:                              
          製品番号  =  +0110                     
          製品名    =  TELEVISION                
          在庫数量  =  +000000085                
          倉庫番号  =  +0002                     
                     ・                           
                     ・                           
    19件目のデータ:                              
          製品番号  =  +0390                     
          製品名    =  DRIER                     
          在庫数量  =  +000000540                
          倉庫番号  =  +0003                     
                                                  
    全データ件数は19件です                        
                                                  
    処理後のテーブルの内容                        
                                                  
    01件目のデータ:                              
          製品番号  =  +0110                     
          製品名    =  TELEVISION                
          在庫数量  =  +000000075                
          倉庫番号  =  +0002                     
                     ・                           
                     ・                           
    15件目のデータ:                              
          製品番号  =  +0351                     
          製品名    =  CASSETTE TAPE             
          在庫数量  =  +000002500                
          倉庫番号  =  +0002                     
                                                  
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