プログラムの誤りを発見する手段として、TRACE機能、CHECK機能、COUNT機能を提供しています。これらの機能をプログラムの運用前に使用することでトラブルの発生防止につながります。なお、運用時には以下の点にご注意ください。
TRACE機能では、トレース情報の採取など、COBOLプログラムで記述した以外の処理を行います。そのため、TRACE機能使用時には、プログラムのサイズが大きくなり、実行速度も遅くなります。TRACE機能は、デバッグ時にだけ使用し、デバッグ終了後には、翻訳オプションNOTRACEを指定して再翻訳してください。
COUNT機能では、COUNT情報の採取など、COBOLプログラムで記述した以外の処理を行います。そのため、COUNT機能使用時には、プログラムのサイズが大きくなり、実行速度も遅くなります。COUNT機能は、デバッグ時にだけ使用し、デバッグ終了後には、翻訳オプションNOCOUNTを指定して再翻訳してください。
CHECKオプションの指定によって、実行時間が2倍以上遅くなることがあります。運用時にCHECK(NUMERIC)を有効にする場合は、可能な限り10進項目を2進項目に変更すると、CHECKオプションによる性能劣化を防ぐことができます。
CHECK機能およびTRACE機能は、実行時オプションを指定することで、機能を抑制することができます。デバッグ時、一時的にこれらの機能を無効にしたい場合に有用です。