ここでは、プログラムの実行時間を短縮するための細かい注意点を述べます。
プログラムは、効率が良いことの他に、読みやすく、拡張しやすいことも必要です。しかし、これから述べる項目の中には、読みやすさに逆行するものもあります。
プログラム作成時には、以下の知識を念頭において、プログラムを読みやすく作り、実行時命令統計機能を使ってボトルネックを発見し、ボトルネックになっている一連の文に対して再度効率向上のための修正を加える、という方法をおすすめします。
また、細かいコーディング技術を駆使するより、プログラムのアルゴリズムを検討する方が、効率を向上させる程度が大きいことがしばしばあります。細部の検討に入る前に、まず、アルゴリズムを改善できないかを考えることも重要です。