動的プログラム構造(CALL一意名、またはDLOADオプションを指定して翻訳したCALL定数を用いるプログラム構造)は、非常に大きなシステムで、仮想記憶を節約するために仮想記憶上から副プログラムを削除する必要のある場合以外は使用しないでください。
動的リンク構造で済むときは、動的リンク構造を使うことをおすすめします。
動的プログラム構造では、副プログラムがローディングされた後も、副プログラムが既にローディングされているかどうかを調べるサーチ処理や、プログラム名のチェックが、呼出しのたびに行われます。そのため、オーバヘッドは、静的プログラム構造より大きくなってしまいます。
動的リンク構造では、副プログラムがローディングされた後は、呼出しは直接行われます。そのため、オーバヘッドは、静的リンク構造の場合よりわずかに多い程度です。