FORM試験で帳票定義体を確認する場合、プログラムの実行時と同じように、プリンタ情報ファイルが必要となります。
プリンタ情報ファイルとは、MeFtが参照する環境定義ファイルであり、帳票定義体を出力する際のプリンタの操作方法などを定義します。形式はテキストであり、ファイル名、格納フォルダー、拡張子の有無は利用者が自由に決められます。
プリンタ情報ファイルには、印刷名、出力プリンタデバイス名、フォント名など多くの定義を行うことができますが、ここでは、次に示す指定を行います。なお、プリンタ情報ファイルで定義できる内容については、“MeFtユーザーズガイド”の“プリンタ情報ファイル”を参照してください。
MEDDIR C:\EDUCATION OVLPDIR C:\EDUCATION FORMKIND C
注)「MEDDIR」は、帳票定義体の格納フォルダーを指定するキーワードです。
「OVLPDIR」は、オーバレイ定義体の格納フォルダーを指定するキーワードです。
「FORMKIND」は、用紙種別として単票か連帳かを指定するキーワードで、設定値「C」は単票を意味します。
本章では、プリンタ情報ファイルを画面帳票定義体と同じフォルダー「C:\EDUCATION」に「PRT.ENV」として作成することとします。
ここでは、FORM試験で使用するためプリンタ情報ファイルを作成しますが、作成したプリンタ情報ファイルは、プログラムの実行時にも必要となります。
参考
プログラムの実行時、プリンタ情報ファイルとCOBOLプログラムとの関連付けは、COBOLの実行環境情報の設定で行います。
FORM試験による帳票定義体の確認の流れを次に示します。
帳票定義体の確認手順は、入力がないことを除けば、画面定義体の確認と同じです。試験の結果、帳票が印刷されるので、出力結果を確認します。