ここでは、本製品のインストール時に出力または表示するメッセージについて説明します。
【メッセージの意味】
構成ファイル bdpp.conf が存在しません。
【対処方法】
bdpp.conf を作成し、bdpp.conf のパスを環境変数 BDPP_CONF_PATH に指定してください。
【メッセージの意味】
構成ファイル bdpp.conf 内の $INFO1(行番号、または意味コード):$INFO2 (パラメーターおよび指定値)に示すパラメーターに誤りがあります。
$INFO1 に表示される意味コードには、以下のものがあります。
NOT
$INFO2 に示す必須パラメーターが指定されていない場合に表示されます。
IMPROPER
$INFO2 に示すパラメーターと他のパラメーターの組合せが不適切である場合に表示されます。
例えば、BDPP_SECONDARY_NAME パラメーターが指定されていていないにも関わらず、BDPP_SECONDARY_ADM_IP パラメーターが指定された場合などに表示されます。
【対処方法】
構成ファイル bdpp.conf のパラメーターおよび指定値を「B.1 bdpp.conf」を参照して確認し、正しい内容に修正してから、再度 bdpp_inst を実行してください。
【メッセージの意味】
システムの作業用ディレクトリ(/tmp)に "Microsoft LAN Manager モジュール" が存在しません。
【対処方法】
「5.18 Microsoft LAN Manager モジュールの展開」に示す "Microsoft LAN Manager モジュール" をシステムの作業用ディレクトリ(/tmp)に配置してから、インストーラーを再実行してください。
なお、"Microsoft LAN Manager モジュール" は、サブディレクトリを作成せずに /tmp の直下となるように配置してください。
【メッセージの意味】
マスタサーバ機能をインストールしようとしているサーバの IP アドレスが、構成ファイル bdpp.conf に指定されたパラメーター(BDPP_PRIMARY_IP または BDPP_SECONDARY_IP)の値と一致しません。
【対処方法】
以下に示す、いずれかの内容を確認して対処を行ってください。
構成ファイル bdpp.conf に指定した BDPP_PRIMARY_IP または BDPP_SECONDARY_IP が業務 LAN の接続用に割り当てられた IP アドレスと一致していないことが考えられます。
業務 LAN の接続用に割り当てられた IP アドレスが指定されているかを確認し、正しい値を指定してから、再度インストールを実施してください。
業務 LAN のネットワークインターフェースが活性化されているかを確認し、活性化されていない場合は、業務 LAN のネットワークインターフェースを活性化してから、再度インストールを実施してください。
例
# /etc/init.d/netowork restart <Enter>
【メッセージの意味】
構成ファイル bdpp.conf に指定した BDPP_PDFS_FILESYSTEM で DFS ファイルシステムを使用しようとしているにも関わらず、BDPP_PDFS_MOUNTPOINT にマウントポイントが指定されていません。
【対処方法】
BDPP_PDFS_MOUNTPOINT に PDFS のマウントポイントを指定してください。
【メッセージの意味】
スレーブサーバ機能をインストールしようとするシステムのファイルシステムに ext3 以外のファイルシステムが含まれているため、クローニングを行なうことができません。
【対処方法】
あとに続くメッセージ "Is installation continued? [y/n]" に "Y" または "N" を入力して、インストールを継続または中断してください。
なお、"Y" を指定した場合は、スレーブサーバ機能をインストールすることはできますが、クローニングによるスレーブサーバのスケールアウトができなくなるため、クローニングを利用する場合には、インストール対象のシステムのファイルシステムを ext3 で再構築してから、再度インストールを実施してください。
【メッセージの意味】
$PROCESS に示すインストール処理で失敗しました。
【対処方法】
$PROCESS が "groupadd" または、"useradd" の場合
groupadd コマンドまたは、useraddコマンドの処理に失敗しています。bdpp.conf ファイルに指定されているBDPP_HADOOP_DEFAULT_GROUP または、BDPP_HADOOP_DEFAULT_USERS の指定値が、すでにシステムに登録されていないかを確認し、登録されている場合は削除してから、再度インストールを実施してください。
$PROCESS が "PDFS" の場合
ディレクトリ /opt/FJSVpdfs、/etc/opt/FJSVpdfs、/var/opt/FJSVpdfs、または /etc/pdfs が残ったままとなっていることが考えられます。バックアップが必要な場合はバックアップした後、該当のディレクトリを削除してから、インストーラーを再実行してください。
$PROCESS が "Serverview Resource Orchestrator" の場合
管理 LAN の IP アドレスの値が誤っていることが考えられます。IP アドレスの設定を確認し、誤っている場合は修正してから、再度インストールを実施してください。
$PROCESS が上記以外の場合
インストールログ /var/tmp/bdpp_install.log を参照して、エラー原因を取り除いてから再度インストールを実施してください。
【メッセージの意味】
$PROCESS に示すアンインストーラー処理でアンインストールに失敗しました。
【対処方法】
インストールログ /var/tmp/bdpp_install.log を参照して、エラー原因を取り除いてから再度アンインストールを実施してください。
【メッセージの意味】
すでにBDPPがインストールされています。
【対処方法】
BDPPをアンインストールしてから再度インストールを実施してください。
【メッセージの意味】
実行する利用者に root 権限がありません。
【対処方法】
root 権限で再実行してください。
【メッセージの意味】
$PKG に示す必須パッケージがインストールされていません。
【対処方法】
$PKG に示す必須パッケージをインストールしてください。
注意
上記メッセージ以外のエラーメッセージが出力または表示された場合、当社技術員に連絡してください。