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Interstage Big Data Parallel Processing Server V1.2.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

E.1 インストール時のメッセージ

ここでは、本製品のインストール時に出力または表示するメッセージについて説明します。

bdpp_inst: ERROR: 001: Configuration file bdpp.conf does not exist.

【メッセージの意味】

構成ファイル bdpp.conf が存在しません。

【対処方法】

bdpp.conf を作成し、bdpp.conf のパスを環境変数 BDPP_CONF_PATH に指定してください。

bdpp_inst: ERROR: 002: bdpp.conf parameter error. ($INFO1: $INFO2)

【メッセージの意味】

構成ファイル bdpp.conf 内の $INFO1(行番号、または意味コード):$INFO2 (パラメーターおよび指定値)に示すパラメーターに誤りがあります。

$INFO1 に表示される意味コードには、以下のものがあります。

  • NOT
    $INFO2 に示す必須パラメーターが指定されていない場合に表示されます。

  • IMPROPER
    $INFO2 に示すパラメーターと他のパラメーターの組合せが不適切である場合に表示されます。
    例えば、BDPP_SECONDARY_NAME パラメーターが指定されていていないにも関わらず、BDPP_SECONDARY_ADM_IP パラメーターが指定された場合などに表示されます。

【対処方法】

構成ファイル bdpp.conf のパラメーターおよび指定値を「B.1 bdpp.conf」を参照して確認し、正しい内容に修正してから、再度 bdpp_inst を実行してください。

bdpp_inst: ERROR: 003: The LAN Manager module is not exist at /tmp.

【メッセージの意味】

システムの作業用ディレクトリ(/tmp)に "Microsoft LAN Manager モジュール" が存在しません。

【対処方法】

5.18 Microsoft LAN Manager モジュールの展開」に示す "Microsoft LAN Manager モジュール" をシステムの作業用ディレクトリ(/tmp)に配置してから、インストーラーを再実行してください。

なお、"Microsoft LAN Manager モジュール" は、サブディレクトリを作成せずに /tmp の直下となるように配置してください。

bdpp_inst: ERROR: 004: This server's IP does not match primary IP ($BDPP_PRIMARY_IP) nor secondary IP ($BDPP_SECONDARY_IP).

【メッセージの意味】

マスタサーバ機能をインストールしようとしているサーバの IP アドレスが、構成ファイル bdpp.conf に指定されたパラメーター(BDPP_PRIMARY_IP または BDPP_SECONDARY_IP)の値と一致しません。

【対処方法】

以下に示す、いずれかの内容を確認して対処を行ってください。

  • 構成ファイル bdpp.conf に指定した BDPP_PRIMARY_IP または BDPP_SECONDARY_IP が業務 LAN の接続用に割り当てられた IP アドレスと一致していないことが考えられます。
    業務 LAN の接続用に割り当てられた IP アドレスが指定されているかを確認し、正しい値を指定してから、再度インストールを実施してください。

  • 業務 LAN のネットワークインターフェースが活性化されているかを確認し、活性化されていない場合は、業務 LAN のネットワークインターフェースを活性化してから、再度インストールを実施してください。

    # /etc/init.d/netowork restart <Enter>

bdpp_inst: ERROR: 005: The value is not specified for BDPP_PDFS_MOUNTPOINT.

【メッセージの意味】

構成ファイル bdpp.conf に指定した BDPP_PDFS_FILESYSTEM で DFS ファイルシステムを使用しようとしているにも関わらず、BDPP_PDFS_MOUNTPOINT にマウントポイントが指定されていません。

【対処方法】

BDPP_PDFS_MOUNTPOINT に PDFS のマウントポイントを指定してください。

bdpp_inst: WARN : 006: Since file systems other than ext3 are contained, cloning cannot be performed.

【メッセージの意味】

スレーブサーバ機能をインストールしようとするシステムのファイルシステムに ext3 以外のファイルシステムが含まれているため、クローニングを行なうことができません。

【対処方法】

あとに続くメッセージ "Is installation continued? [y/n]" に "Y" または "N" を入力して、インストールを継続または中断してください。

なお、"Y" を指定した場合は、スレーブサーバ機能をインストールすることはできますが、クローニングによるスレーブサーバのスケールアウトができなくなるため、クローニングを利用する場合には、インストール対象のシステムのファイルシステムを ext3 で再構築してから、再度インストールを実施してください。

bdpp_inst: ERROR: 010: Installation failed. ($PROCESS)

【メッセージの意味】

$PROCESS に示すインストール処理で失敗しました。

【対処方法】

  • $PROCESS が "groupadd" または、"useradd" の場合

    groupadd コマンドまたは、useraddコマンドの処理に失敗しています。bdpp.conf ファイルに指定されているBDPP_HADOOP_DEFAULT_GROUP または、BDPP_HADOOP_DEFAULT_USERS の指定値が、すでにシステムに登録されていないかを確認し、登録されている場合は削除してから、再度インストールを実施してください。

  • $PROCESS が "PDFS" の場合

    ディレクトリ /opt/FJSVpdfs、/etc/opt/FJSVpdfs、/var/opt/FJSVpdfs、または /etc/pdfs が残ったままとなっていることが考えられます。バックアップが必要な場合はバックアップした後、該当のディレクトリを削除してから、インストーラーを再実行してください。

  • $PROCESS が "Serverview Resource Orchestrator" の場合

    管理 LAN の IP アドレスの値が誤っていることが考えられます。IP アドレスの設定を確認し、誤っている場合は修正してから、再度インストールを実施してください。

  • $PROCESS が上記以外の場合

    インストールログ /var/tmp/bdpp_install.log を参照して、エラー原因を取り除いてから再度インストールを実施してください。

bdpp_inst: ERROR: 011: Uninstallation failed. ($PROCESS)

【メッセージの意味】

$PROCESS に示すアンインストーラー処理でアンインストールに失敗しました。

【対処方法】

インストールログ /var/tmp/bdpp_install.log を参照して、エラー原因を取り除いてから再度アンインストールを実施してください。

bdpp_inst: ERROR: 012: FJSVbdpp already installed.

【メッセージの意味】

すでにBDPPがインストールされています。

【対処方法】

BDPPをアンインストールしてから再度インストールを実施してください。

bdpp_inst: ERROR: 101: Administrator privilege is required.

【メッセージの意味】

実行する利用者に root 権限がありません。

【対処方法】

root 権限で再実行してください。

bdpp_inst: ERROR: 102: $PKG package is not installed.

【メッセージの意味】

$PKG に示す必須パッケージがインストールされていません。

【対処方法】

$PKG に示す必須パッケージをインストールしてください。


注意

上記メッセージ以外のエラーメッセージが出力または表示された場合、当社技術員に連絡してください。