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Interstage Big Data Parallel Processing Server V1.2.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

3.4.2 ネットワーク構成の設計

ネットワーク構成の設計にあたり、「3.4.1 ネットワーク構成」の図中に示す各種 LAN の設計を行ってください。


業務 LAN の二重化

業務 LAN を冗長化するかどうか決定します。

一部の LAN に異常が発生した状態において並列分散処理を継続できるように、業務 LAN を冗長化することを推奨します。


CIP の二重化

マスタサーバを二重化構成にしている場合に、クラスタインタコネクト(CIP)を冗長化するかどうかを決定します。

クラスタインタコネクト(CIP)は、マスタサーバ(プライマリ)とマスタサーバ(セカンダリ)間でサーバの死活監視を行うために必要であり、LAN の障害に備えて冗長化することを推奨します。


iSCSI の二重化

外部ストレージ装置 "ETERNUS" を利用する場合に、ストレージシステムを接続するための iSCSI-LAN を冗長化するかどうかを決定します。

物理環境に導入する場合は、LAN の障害に備えて、冗長化することを推奨します。


ポイント

各 LAN を冗長化する場合、導入する構成に応じて以下のように冗長化してください。

LAN 種別

物理環境

仮想環境

業務 LAN

構成ファイル bdpp.conf に下記パラメーターを設定してセットアップすることで冗長化します。

【マスタサーバ】

BDPP_GLS_PRIMARY_CONNECT2
BDPP_GLS_SECONDARY_CONNECT2
BDPP_GLS_POLLING2_IP

【スレーブサーバ】

BDPP_GLS_SERVER_CONNECT2
BDPP_GLS_SERVER_POLLING2_IP

ホストマシン上で冗長化します(必須)。
この場合、構成ファイル bdpp.conf には左記パラメーターの設定は不要です。

CIP LAN

構成ファイル bdpp.conf に下記パラメーターを設定してセットアップすることで冗長化します。

【マスタサーバ】

BDPP_PCL_PRIMARY_CONNECT2
BDPP_PCL_SECONDARY_CONNECT2

ホストマシン上で冗長化します(推奨)。
この場合、構成ファイル bdpp.conf には左記パラメーターの設定は不要です。

仮想マシン上で冗長化する場合は、物理環境と同様に設定します。

iSCSI-LAN

ETERNUS マルチパスドライバを使用して冗長化します。

冗長化できません。

参照

構成ファイル bdpp.conf の詳細については、「B.1 bdpp.conf」を参照してください。

注意

各サーバとストレージシステム間のインターフェースにFibre Channelを使用する場合は、iSCSI-LANの設計は不要です。