ネットワーク構成の設計にあたり、「3.4.1 ネットワーク構成」の図中に示す各種 LAN の設計を行ってください。
業務 LAN を冗長化するかどうか決定します。
一部の LAN に異常が発生した状態において並列分散処理を継続できるように、業務 LAN を冗長化することを推奨します。
マスタサーバを二重化構成にしている場合に、クラスタインタコネクト(CIP)を冗長化するかどうかを決定します。
クラスタインタコネクト(CIP)は、マスタサーバ(プライマリ)とマスタサーバ(セカンダリ)間でサーバの死活監視を行うために必要であり、LAN の障害に備えて冗長化することを推奨します。
外部ストレージ装置 "ETERNUS" を利用する場合に、ストレージシステムを接続するための iSCSI-LAN を冗長化するかどうかを決定します。
物理環境に導入する場合は、LAN の障害に備えて、冗長化することを推奨します。
ポイント
各 LAN を冗長化する場合、導入する構成に応じて以下のように冗長化してください。
LAN 種別 | 物理環境 | 仮想環境 |
---|---|---|
業務 LAN | 構成ファイル bdpp.conf に下記パラメーターを設定してセットアップすることで冗長化します。
| ホストマシン上で冗長化します(必須)。 |
CIP LAN | 構成ファイル bdpp.conf に下記パラメーターを設定してセットアップすることで冗長化します。
| ホストマシン上で冗長化します(推奨)。 仮想マシン上で冗長化する場合は、物理環境と同様に設定します。 |
iSCSI-LAN | ETERNUS マルチパスドライバを使用して冗長化します。 | 冗長化できません。 |
参照
構成ファイル bdpp.conf の詳細については、「B.1 bdpp.conf」を参照してください。
注意
各サーバとストレージシステム間のインターフェースにFibre Channelを使用する場合は、iSCSI-LANの設計は不要です。