機能説明
インストールレス型エージェント監視の指定されたサーバの各監視機能に対して以下の操作を行います。
一時停止
再開
状態確認
コマンド形式
コマンド形式を以下に示します。
【UNIX版】
# /opt/FJSVmpor/bin/mpordmnctrlals { -active | -inactive } [ all | alert |status ] -h ホスト名 [ -sid ORACLE_SID ] <ENTER> # /opt/FJSVmpor/bin/mpordmnctrlals -view -h ホスト名 <ENTER> |
【Windows版】
mpordmnctrlals.exe { -active | -inactive } [ all | alert |status ] -h ホスト名 [ -sid ORACLE_SID ] <ENTER> mpordmnctrlals.exe -view -h ホスト名 <ENTER> |
オプション
[第1パラメタ]
監視機能の再開を行います。
監視機能の一時停止を行います。
監視機能の状態確認(表示)を行います。
[第2パラメタ]
すべての監視機能を操作対象とします。
アラートログの監視機能を操作対象とします。
Oracle状態の監視機能を操作対象とします。
[第3パラメタ]
ホスト名で指定されたサーバに対する操作を対象とします。
インストールレス型エージェント監視で操作対象とするサーバのホスト名を入力します。
[第4パラメタ]
指定されたORACLE_SIDの監視を行っている監視機能を操作対象とします。
実行に必要な権限/実行環境
【UNIX版】
運用管理サーバ上で実行します。
スーパーユーザで実行する必要があります。
インストールレス型エージェント監視環境設定コマンド(mporalssetup)が実施済である必要があります。
【Windows版】
運用管理サーバ上で実行します。
Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。
インストールレス型エージェント監視環境設定コマンド(mporalssetup)が実施済である必要があります。
注意
第1パラメタ設定時の注意事項
「-view」が指定された場合は、第3パラメタ「-h ホスト名」以外のパラメタは無視されます。
第2パラメタ設定時の注意事項
all/alert/statusは組み合わせて指定することはできません。
省略した場合は、すべての監視機能を対象とします。
第3パラメタ設定時の注意事項
ホスト名で指定されたサーバが運用待機構成のクラスタ環境の場合、指定されたサーバが属するクラスタ環境の全ノードに対して操作が適用されます。
第4パラメタ設定時の注意事項
ORACLE_SIDは、all/alert/statusと組み合わせて指定することが可能です。
省略した場合は、第3パラメタで指定されたホストに設定されているすべてのORACLE_SIDを対象とします。
監視機能の状態確認(表示)では、起動していない監視機能は表示されません。
当コマンド実行前後に以下の操作を行う場合、各操作の間隔を60秒以上あけて実行してください。
ポリシーの配付
デーモンまたはサービスの一時停止/再開/再起動の実行
拡張監視機能の条件適用コマンドの実行
例
使用例
【UNIX版】
ホスト名「host1」に対してすべての監視機能を一時停止する
# /opt/FJSVmpor/bin/mpordmnctrlals -inactive -h host1 <ENTER> |
ホスト名「host1」におけるORACLE_SID「orains」に対してアラートログ監視機能を一時停止する
# /opt/FJSVmpor/bin/mpordmnctrlals -inactive alert -h host1 -sid orains <ENTER> |
ホスト名「host1」に対してOracle状態監視機能をすべて一時停止する
# /opt/FJSVmpor/bin/mpordmnctrlals -inactive status -h host1 <ENTER> |
ホスト名「host1」に対してすべての監視機能を再開する
# /opt/FJSVmpor/bin/mpordmnctrlals -active -h host1 <ENTER> |
ホスト名「host1」におけるORACLE_SID「orains」に対してアラートログ監視機能を再開する
# /opt/FJSVmpor/bin/mpordmnctrlals -active alert -h host1 -sid orains <ENTER> |
ホスト名「host1」に対してOracle状態監視機能をすべて再開する
# /opt/FJSVmpor/bin/mpordmnctrlals -active status -h host1 <ENTER> |
ホスト名「host1」に対して監視機能の状態を確認する
# /opt/FJSVmpor/bin/mpordmnctrlals -view -h host1 <ENTER> |
【Windows版】
ホスト名「host1」に対してすべての監視機能を一時停止する
mpordmnctrlals.exe -inactive -h host1 <ENTER> |
ホスト名「host1」におけるORACLE_SID「orains」に対してアラートログ監視機能を一時停止する
mpordmnctrlals.exe -inactive alert -h host1 -sid orains <ENTER> |
ホスト名「host1」に対してOracle状態監視機能をすべて一時停止する
mpordmnctrlals.exe -inactive status -h host1 <ENTER> |
ホスト名「host1」に対してすべての監視機能を再開する
mpordmnctrlals.exe -active -h host1 <ENTER> |
ホスト名「host1」におけるORACLE_SID「orains」に対してアラートログ監視機能を再開する
mpordmnctrlals.exe -active alert -h host1 -sid orains <ENTER> |
ホスト名「host1」に対してOracle状態監視機能をすべて再開する
mpordmnctrlals.exe -active status -h host1 <ENTER> |
ホスト名「host1」に対して監視機能の状態を確認する
mpordmnctrlals.exe -view -h host1 <ENTER> |