機能説明
オブジェクト指定監視(Oracle状態監視機能の拡張機能)を使用する場合、作成したオブジェクト定義ファイルから情報を定義します。
コマンド形式
コマンド形式を以下に示します。
【UNIX版】
# /opt/FJSVmpor/bin/mporsetobj { -s | -d | -v } -sid ORACLE_SID -item ITEM_NAME [ -file FILE_NAME ] <ENTER> |
【Windows版】
mporsetobj.exe { -s | -d | -v } -sid ORACLE_SID -item ITEM_NAME [ -file FILE_NAME ] <ENTER> |
オプション
[第1パラメタ]
オブジェクト指定を行う時に指定します。
オブジェクト指定を解除する時に指定します。
オブジェクト指定の内容を表示します。
[第2パラメタ]
監視対象となるOracleのORACLE_SIDを指定します。
[第3パラメタ]
対象となる監視項目を指定します。複数指定はできません。
対象となる以下の監視項目のいずれかを指定します。
性能の監視
SGAFREEMEM | SGA内のメモリ空き状況 |
DISKREAD | ディスクREAD数 |
DISKWRITE | ディスクWRITE数 |
LATCHMIS | ラッチ獲得ミス率 |
TMREPQUE | 応答キュー平均待機時間 |
DISPPSRATE | ディスパッチャプロセスの使用率 |
セッションの監視
CONUSR | 接続ユーザ数 |
TMSESCON | セッション接続時間 |
TMSESIDL | セッションアイドル時間 |
領域の監視
USRFREESPACE | ユーザ表領域の空き領域 |
TMPFREESPACE | 一時表領域の空き領域 |
LTMPFREESP | ローカル管理の一時表領域の空き領域 |
TMPUSABLESPACE | 一時表領域の使用可能領域 |
UNDOFREESP | UNDO表領域の空き領域 |
RBSEXTREM | ロールバックセグメントのエクステント監視 |
RBSEXTALLOC | ロールバックセグメントのエクステント監視 |
USREXTREM | ユーザオブジェクトのエクステント監視 |
USREXTALLOC | ユーザオブジェクトのエクステント監視 |
MGREXTREM | 管理者オブジェクトのエクステント監視 |
MSREXTALLOC | 管理者オブジェクトのエクステント監視 |
ARCFREESP | アーカイブ先の空き領域 |
ASMARCFREESP | ASM上のアーカイブ先の空き領域 |
状態の監視
STRBS | ロールバックセグメントの状態 |
STDATAFL | データファイルの状態 |
STDATAFLHD | データファイル・ヘッダーの状態 |
STTMPFL | テンポラリファイルの状態 |
STREDOLOG | REDOログファイルの状態 |
STTRIGR | トリガーの状態 |
STTBLSP | 表領域の状態 |
STOBJ | オブジェクトの状態 |
STIDX | インデックスの状態 |
STTBLCONST | 表の制約定義 |
[第4パラメタ]
オブジェクト定義ファイル名をフルパスで設定します。
(第1パラメタ:「-s」指定時のみ指定可能)
オブジェクト定義ファイル名をフルパスで指定します。
参照
オブジェクト定義ファイルについて
「オブジェクト定義ファイル」については、“Systemwalker for Oracle 導入ガイド”-“オブジェクト定義ファイルの作成”を参照してください。
実行に必要な権限/実行環境
【UNIX版】
監視対象となるサーバ上で実行します。
(運用管理サーバにインストールされているOracleを監視する場合は、運用管理サーバ上で実行します。)
スーパーユーザで実行する必要があります。
【Windows版】
監視対象となるサーバ上で実行します。
(運用管理サーバにインストールされているOracleを監視する場合は、運用管理サーバ上で実行します。)
Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。