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Systemwalker Software Configuration Manager 開発ガイド
FUJITSU Software

2.1.1 パラメーター設定定義

パラメーター設定定義とは、ソフトウェアに設定できるパラメーターを定義するものです。この定義には、パラメーター一覧(キー名、型、およびデフォルト値)、方式、および、スクリプトパッケージを指定します。

パラメーター一覧には、ソフトウェアに設定できる複数のパラメーターを記述します。1つのパラメーターは、キー名、型およびデフォルト値で表します。ただし、デフォルト値は省略することが可能です。

パラメーターの設定方式は、パラメーターの値を、どのような方式でソフトウェアに設定するかを指定します。この方式は、Windowsで使用できるバッチファイルのパラメーター設定スクリプトか、Linuxで使用できるシェルスクリプトのパラメーター設定スクリプトかを選択できます。

スクリプトパッケージは、パラメーター設定スクリプトをZIP形式で圧縮したパッケージファイルです。

指定する内容

パラメーター設定定義で指定する内容を以下に示します。

項目

設定範囲

説明

必須

設定内容

名前

256文字以内

パラメーター設定定義の名前を指定します。

説明

256文字以内

パラメーター設定定義の説明を指定します。

方式

選択

パラメーター設定方式を指定します。

以下から選択します。

  • 「cmd」:スタートアップスクリプトのstartup.cmdを呼び出します。

  • 「sh」:スタートアップスクリプトのstartup.shを呼び出します。

パラメーター一覧

1個以上

ソフトウェアに設定できる複数のパラメーターを指定します。

キー

1~256Bytes

パラメーターのキーを指定します。

使用可能文字は英数字、「.」、「_」および「-」です。
ただし、先頭は英字だけです。

選択

値の型を指定します。

以下から選択します。

  • 「boolean」:真偽値

  • 「number」:数値

  • 「string」:文字列
    空文字の指定も可能です。

  • 「string array」:文字列の配列
    0個の配列も可能です。

  • 「map」:(マップ)
    0個のマップも可能です。

詳細については、「2.1.2 パラメーターの型」を参照してください。

デフォルト値

4096文字以内

値を必ず設定する場合は、デフォルト値を指定します。パラメーター設定のときに、値は変更できますが、値を設定しないに変更することはできません。

指定可能な値は型の制約を受けます。

文字列「__EMPTY__」(「__」は「 _ 」と「 _ 」が2つ続いています) を指定することはできません。

値に変数が指定できます。変数を指定できるため、値に「#」を指定したい場合は、「\#」のように「\」でエスケープします。文字「\」を指定したい場合は、「\\」と記述してください。詳細については、「2.1.3 値に指定できる変数」を参照してください。

ラベル

64文字以内

パラメーターを画面上に表示する場合のラベルを指定します。

説明

256文字以内

パラメーターの説明を指定します。

スクリプトパッケージ

2MB以下

パラメーター設定スクリプトをZIP形式で圧縮したパッケージファイルを指定します。

パラメーター設定スクリプトの詳細については、「2.1.4 パラメーター設定スクリプト」を参照してください。
パッケージファイルの詳細については、「2.1.5 パッケージファイル」を参照してください。

必須欄の記号は、以下を意味しています。

○:必ず値を指定してください。

△:値は省略可能です。