パッケージファイルとは、1つ以上のファイルをZIP形式で圧縮したファイルです。このファイルは、パラメーター設定スクリプトをパラメーター設定定義やパラメーター情報に関連付けるために使用します。また、このファイルは、サーバに転送されてから、サーバ上で解凍されます。
パラメーター設定定義に関連付けるパッケージファイルを、スクリプトパッケージと呼びます。パラメーター情報に登録するパッケージファイルを、パラメーターパッケージと呼びます。それぞれのパッケージファイルの中に含まれるパラメーター設定スクリプトは異なります。この説明を以下に示します。
スクリプトパッケージ
パラメーター設定スクリプトのスタートアップスクリプトと添付ファイルを含めます。スタートアップスクリプトは、必ず含める必要があります。
パラメーターパッケージ
パラメーター設定スクリプトの添付ファイルを含めます。
スクリプトパッケージ
スクリプトパッケージは、スタートアップスクリプトと添付ファイルが含まれるZIPファイルです。このZIPファイルは、以下の構造で格納する必要があります。スタートアップスクリプトは、必ずZIPファイルのルートに格納してください。添付ファイルは、ディレクトリを含んでもかまいません。
<ZIPファイルのルート> + スタートアップスクリプト(startup.cmd、startup.sh) + 添付ファイル
パラメーターパッケージ
パラメーターパッケージは、添付ファイルが含まれるZIPファイルです。このZIPファイルは、以下の構造で格納する必要があります。添付ファイルは、ディレクトリを含んでもかまいません。
<ZIPファイルのルート> + 添付ファイル
パラメーター設定スクリプトの実行イメージ
スクリプトパッケージやパラメーターパッケージはサーバに転送されて、サーバ上で解凍されます。また、本製品が生成する環境変数設定スクリプトもサーバ上に転送されます。これらのパラメーター設定スクリプトは、サーバ上のワークディレクトリに、以下の構造で格納されます。そして、スタートアップスクリプトが格納されているディレクトリをカレントディレクトリとして、スタートアップスクリプトが実行されます。
<ワークディレクトリ> + <ソフトウェアID> + scriptpkg | + スタートアップスクリプト(startup.cmd、startup.sh) | + 環境変数設定スクリプト(setenv.cmd、setenv.sh) | + スクリプトパッケージの添付ファイル + paramdata | + 設定するパラメーターのパラメーター情報XMLファイル(parameterinfo.xml) + parampkg + パラメーターパッケージの添付ファイル
各ディレクトリの説明を以下に示します。
ソフトウェアIDディレクトリ
ソフトウェアごとに独立したディレクトリを作成します。このディレクトリの名前は、ソフトウェアIDになります。
scriptpkgディレクトリ
スクリプトパッケージを解凍したスタートアップスクリプトと添付ファイルが格納されます。また、環境変数設定スクリプトも格納します
paramdataディレクトリ
設定するパラメーターのパラメーター情報XMLファイル(parameterinfo.xml)が格納されます。
parampkgディレクトリ
パラメーターパッケージを解凍した添付ファイルが格納されます。スタートアップスクリプトからパラメーターパッケージの添付ファイルを使用する場合は、相対パスで添付ファイルを参照するようにします。
注意
パッケージファイル
スタートアップスクリプトの格納位置
スタートアップスクリプトは、ディレクトリの配下ではなく、ZIPファイルのルートに格納してください。
スタートアップスクリプトをディレクトリの配下に格納すると、このスクリプトが実行できません。
日本語名のファイルは禁止
日本語名のファイルを含めることはできません。
ファイルの削除
サーバに転送したファイルは、スクリプトを実行したあとに削除されます。