ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Desktop Keeper 導入ガイド
FUJITSU Software

2.8.1 ログアナライザサーバをインストールする

Systemwalker Desktop Keeperのログアナライザサーバを、新規にインストールする方法について説明します。

ログアナライザサーバの新規インストール方法には、以下の2つがあります。

Systemwalker Desktop Log Analyzer 管理サーバ、またはSystemwalker Desktop Keeper V14.0.0~V14.3.1のログアナライザサーバがインストールされた状態で、V15.0.0以降のログアナライザサーバをインストールする場合は“第4章 バージョンアップ”の“4.3 管理サーバ/統合管理サーバをバージョンアップする”を参照してください。

注意

  • Windows Server® 2003 SP1/SP2 、Windows Server® 2003 R2、Windows Server® 2008、Windows Server® 2012の環境で、Windowsファイアウォール機能を有効にした場合、ログアナライザサーバが使用する通信ポートが使用できなくなるため、Webコンソール、またはレポート出力ツールから接続できなくなる場合があります。
    Windowsファイアウォールの例外に、ログアナライザサーバが使用するポート番号(デフォルトは、30001、30002、30004)を登録してください。

  • Windows Server® 2012環境へログアナライザサーバをインストールした場合、[コントロールパネル] - [管理ツール] - [サービス]にて、[Interstage Navigator Server]の[スタートアップの種類]を[自動(遅延開始)]に設定した上でOSを再起動してください。

2.8.1.1 インストール前の確認事項

注意

ログアナライザユーザーについて

「ログアナライザユーザー」とは、Systemwalker Desktop Keeperのログ分析機能を使用する場合に、ログアナライザサーバ上で、データベース構築やデータ移入などの運用に使用するWindowsアカウントです。

インストールを行う前に、以下のログアナライザユーザーとして指定できる条件や権限の仕様について確認してください。

  • ログアナライザユーザーにローカルアカウントを指定する場合は、インストールをローカルアカウントで実行してください。また、ログアナライザユーザーにドメインアカウントを指定する場合は、インストールをドメインアカウントで実行してください。

  • ログアナライザユーザーとしてドメインアカウントを指定する場合は、同名のローカルアカウントが存在しないことを必ず確認してください。

  • ログアナライザユーザーに指定するWindowsアカウントは、以下の権限/設定が必要です。

    • ローカルアカウントの場合は、Administratorsグループに所属していること、ドメインアカウントの場合は、Domain Adminsグループに所属していること

    • 無期限パスワードが設定されていること
      なお、ローカルアカウントの場合に限り、存在しないWindowsアカウントを指定した場合は、自動的に上記の権限/設定のWindowsアカウントが生成されます。

  • ログアナライザユーザーに指定したWindowsアカウントには、以下の権限が自動的に付与されます。

    • サービスとしてログオン

    • オペレーティングシステムの一部として機能

    • バッチジョブとしてログオン

2.8.1.2 ウィザード形式でインストールする

ログアナライザサーバのインストール手順は、以下のとおりです。なお、動作環境については“Systemwalker Desktop Keeper 解説書”を参照してください。

  1. Administratorsグループに所属するユーザー、またはDomain Adminsグループに所属するユーザーでWindowsにログオンします。他のアプリケーションを使用している場合は、終了します。

  2. Systemwalker Desktop KeeperのDVD-ROMをPCにセットすると、インストーラ画面が表示されます。

    [ログアナライザサーバ インストール]を選択します。
    インストーラ画面が起動しない場合は、DVD-ROMドライブの「swsetup.exe」を起動してください。

  3. [Systemwalker Desktop Keeper ログアナライザサーバ セットアップへようこそ]画面が表示されるので、[次へ]ボタンをクリックします。

  4. [必須環境情報]画面が表示されます。

    画面に表示される事前準備が実施されている場合は、[OK]ボタンをクリックします。

    事前準備が実施されていない場合は、[キャンセル]ボタンをクリックして、インストールをいったん中断し、画面に表示される事前準備を実施してから、再度インストール作業を実施してください。

  5. ログアナライザサーバ機能の[インストール先の選択]画面が表示されます。

    画面上に表示されている[インストール先ドライブ]の[必要な容量/空き容量]を確認してください。

    表示されているインストール先から変更しない場合は、[次へ]ボタンをクリックします。

    表示されているインストール先から変更する場合は、変更したいフォルダの[参照]ボタンをクリックし、フォルダを変更したあと、[次へ]ボタンをクリックします。

    ログアナライザサーバのインストールフォルダには空白、ひらがな、カタカナ、漢字などのマルチバイト文字は指定できません。また、以下のドライブは指定できません。

    • ドライブのルート (C:\、D:\等)

    • ネットワークドライブ

    • フォーマット形式がNTFS以外のドライブ

    フォルダパスには半角の「,」「;」「#」が含まれないようにしてください。半角カナも使用しないでください。

    注意

    圧縮や暗号の対象外にしてください

    ログアナライザサーバ機能のインストール先フォルダや以下のデータベース関連ファイルのインストール先フォルダを圧縮または暗号化の対象とした場合、プログラム動作に影響がでる可能性があるので、圧縮や暗号の設定を行わないでください。

  6. データベース関連ファイルの[インストール先の選択]画面が表示されます。(すでに使用可能なSymfoware Serverがインストールされている場合は本設定画面は表示されません。次の手順に進んでください。)

    画面上に表示されている[インストール先ドライブ]の[必要な容量/空き容量]を確認してください。

    表示されているインストール先から変更しない場合は、[次へ]ボタンをクリックします。

    表示されているインストール先から変更する場合は、変更したいフォルダの[参照]ボタンをクリックし、フォルダを変更したあと、[次へ]ボタンをクリックします。

    データベース関連ファイルのインストールフォルダには空白、ひらがな、カタカナ、漢字などのマルチバイト文字は指定できません。また、以下のドライブは指定できません。半角空白も指定できません。

    • ドライブのルート (C:\、D:\等)

    • ネットワークドライブ

    • フォーマット形式がNTFS以外のドライブ

    フォルダパスには半角の「,」「;」「#」が含まれないようにしてください。半角カナも使用しないでください。

    注意

    [インストール先ドライブ]で指定できる最大パス長は半角96文字です。

  7. [ポート番号の入力]画面が表示されるので、ログアナライザサーバが使用するポート番号を設定して、[次へ]ボタンをクリックします。

    ポート番号をデフォルト値から変更する場合は、5001から60000までの使用していない番号を入力してください。数値以外の文字列は指定できません。

    • [通信ポート1]: 目的別集計機能で使用します。初期値は30001です。

    • [通信ポート2]: データベースとの通信に使用します。初期値は30002です。

    • [通信ポート3]: レポート出力ツール、ログアナライザで使用します。初期値は30004です。

  8. [ログアナライザユーザーの登録]画面が表示されるので、データベースの構築やデータ移入などの運用で使用するWindowsアカウントを設定して、[次へ]ボタンをクリックします。

    • [ユーザー]: 先頭が英字で始まる18文字以下の半角英数字が入力できます。空白文字は使用できません。指定できるユーザー名には以下の条件があります。

      • 既存のグループ名と同じユーザー名を指定することはできません。

      • コンピュータ名と同じユーザー名を指定することはできません。

    • [パスワード]: 14文字以下の半角英数記号が入力できます。空白文字は使用できません。また、パスワードは省略できません。

  9. 手順8.で、OSに登録されていないユーザー名を指定した場合は、[パスワード確認]画面が表示されるので、パスワードを再度入力します。パスワードが正しく入力されると、手順8.で指定したユーザーがログアナライザユーザーとしてローカルに作成されます。
    (手順8.で、すでにOSに登録されているユーザーをログアナライザユーザーとして指定した場合は、[パスワード確認]画面は表示されません。)

  10. [ファイルコピーの開始]画面が表示されます。

    設定した内容を確認し、インストールを開始する場合は、[次へ]ボタンをクリックします。インストール処理が開始されます。

    設定した内容を変更したい場合は、[戻る]ボタンをクリックし、再度設定をやりなおしてください。

  11. 以下のメッセージが表示されるので、[OK]ボタンをクリックして、インストール処理を続行します。

    インストールの最後に「正常にインストールしました」という画面が表示されます。
    画面が表示されるまでインストールが継続していますのでお待ちください。
  12. 以下のメッセージが表示されるので、[完了]ボタンをクリックします。

    Systemwalker Desktop Keeperログアナライザサーバを正常にインストールしました
  13. 処理が正常に完了すると、[確認]画面が表示されます。
    プログラムを使用するには、[はい]ボタンをクリックして、OSを再起動します。

2.8.1.3 サイレントインストールを実施する

注意

  • ログアナライザサーバのサイレントインストールは、新規インストールだけに対応しています。

  • サイレントインストール中は処理を中断しないでください。

  • インストールパラメーターCSVファイルには、暗号化していないパスワードを記述します。
    インストールパラメーターCSVファイルはユーザーの責任で管理し、サイレントインストール完了後は、作成したインストールパラメーターCSVファイルを削除してください。

ログアナライザサーバのサイレントインストールの手順は、以下のとおりです。

  1. インストールパラメーターCSVファイルを作成します。
    インストールパラメーターCSVファイルの詳細は、“A.3.1 インストールパラメーターCSVファイル”を参照してください。

  2. パラメーター設定コマンドと1.で作成したインストールパラメーターCSVファイルを利用して、応答ファイルを作成します。
    パラメーター設定コマンドの詳細は、“A.3.2 パラメーター設定コマンド”を参照してください。

  3. サイレントインストール用スクリプトと2.で作成した応答ファイルを利用して、インストールを実行します。
    サイレントインストール用スクリプトの詳細は、“A.3.4 サイレントインストール用スクリプト”を参照してください。

  4. インストール結果を確認します。
    サイレントインストール用スクリプトの復帰値およびメッセージを確認してください。