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Systemwalker Desktop Keeper 導入ガイド
FUJITSU Software

2.8.2 データベースを構築する

Systemwalker Desktop Keeper ログアナライザサーバのデータベースを新規に構築する方法について説明します。


注意

データベースを構築する場合、以下の制限・注意があります

【Systemwalker Desktop Log Analyzer のデータベースはそのまま移行できません】

Systemwalker Desktop Log AnalyzerからSystemwalker Desktop Keeper V15.0.0以降に移行する場合、データの再移入が必要です。データベースを構築する前に必ず“第4章 バージョンアップ”を参照してください。

【データベース作成先の圧縮・暗号化について】

データベースを構築するドライブやフォルダは、圧縮や暗号の設定を行わないでください。

【データベース作成先のウイルススキャンについて】

データベースを構築するフォルダは、ウイルススキャンソフトウェアの対象から外してください。

【データベース作成時のユーザー(ログアナライザユーザー)について】

データベース環境を構築した時のWindowsログオンユーザー(ログアナライザユーザー)は削除しないでください。データベース環境を削除、データベース環境の移行および管理情報やログデータのリストアには、データベース環境を構築した時に使用したWindowsログオンユーザーが必要です。

【イベントビューアの設定について】

事前にイベントビューア(アプリケーションログ)の最大ログサイズ、最大になったときの動作の設定を確認し、新規のイベントログが問題なく記録されるようにしてください。イベントログが記録されない状態ではデータベースの構築作業が中断する場合があります。

データベース構築前の確認事項

ログアナライザサーバでは以下のポートをデータベースアクセス時に使用します。

データベース構築時間の目安について

作成するデータベースの容量により、データベース構築に時間がかかります。作成時間の目安は以下のとおりです。

Systemwalker Desktop Keeper ログアナライザサーバのデータベースを構築する手順は、以下のとおりです。

  1. ログアナライザユーザー(ログアナライザサーバインストール時に設定したWindowsアカウント)でログオンします。

  2. [スタート]/[アプリ]-[Systemwalker Desktop Keeper]-[ログアナライザ]-[運用環境保守ウィザード]を選択します。

  3. [運用環境保守ウィザードへようこそ]画面が表示されるので、[次へ]ボタンをクリックします。

  4. [処理の選択]画面が表示されるので、[実施する処理]を設定して、[次へ]ボタンをクリックします。

    説明: ./imgfile/Esetupselect.gif

    項目名

    説明

    [実施する処理]

    実施する処理を選択します。ここでは、“運用環境の構築”を選択してください。

    • 運用環境の構築

    • 運用環境の削除

  5. [ログアナライザサーバ認証]画面が表示されます。

    [ユーザー名]と[パスワード]を設定して、[次へ]ボタンをクリックします。

  6. [データベース情報の入力]画面が表示されます。

    [データベース格納先]と[データベース見積もり]を設定して、[容量計算]ボタンをクリックします。

    [容量]に表示された[データベース容量]と[ディスク空き容量]を確認し、[ディスク空き容量]が不足している場合は、[データベース格納先]を変更してください。また、[データベース容量]は必要に応じて加算できます。[データベース容量]に直接設定しなおしてください。

    [データベース格納先]と[データベース見積もり]が確定したら、[次へ]ボタンをクリックします。

    説明: ./imgfile/Esetupinput.gif

    項目名

    説明

    [データベース格納先]

    データベースの作成先を入力します。初期値は、“C:\DTK_LOGANALYZER\SFWD”です。表示されている作成先から変更する場合は、[参照]ボタンをクリックし、フォルダを変更してください。

    データベース格納先のフォルダ名として指定できる文字数は、32文字までです。空白、一部の記号(タブ , ; # ')、ひらがな、カタカナ、漢字などのマルチバイト文字は指定できません。

    また、以下を指定することはできません。

    • ドライブのルート(C:\, D:\ 等)

    • ネットワークドライブ

    • NTFS以外のドライブ

    [データベース見積もり]

    [クライアント台数] (必須)

    このサーバで管理するクライアント台数を1~99999の範囲で入力します。

    [ファイル操作ログ件数] (必須)

    ファイル操作のログ件数を1~99999の範囲で入力します。

    [ファイル操作ログ以外の件数](必須)

    ファイル操作ログ以外のログ件数を1~99999の範囲で入力します。

    [保存月数](必須)

    保存月数を1~12の範囲で選択します。

    [容量]

    [データベース容量]

    (必須)

    [データベース容量の試算]の各項目を設定し、[容量試算]ボタンをクリックしたときに、試算値が表示されます。

    データベース作成先のディスク空き容量が十分にあり、試算値より大きい容量で作成したい場合は、ディスク空き容量の範囲内で本項目を再設定してください。

    [ディスク空き容量]

    作成先ディスクの空き容量が表示されます。

    注意

    [保存月数]について

    データベース内部では、指定された保存月数×31のログの格納領域に分割します。
    例えば、保存月数が3の場合、3×31=93件の格納領域に分割します。
    データ移入コマンドの起動ごとに、格納領域1、格納領域2、格納領域3、・・・のように異なる格納領域に格納していきますが、格納領域93の次は格納領域1に戻り上書きするため、当該領域の古いデータは削除されます。
    また、上書き格納するデータが既存の格納領域で入りきらない場合は、次の格納領域など複数を一度に削除する場合もあります。
    上記のとおり、[保存月数]に相当する格納領域をサイクリックに使用しますが、操作日時の最も古いデータではなく、最も移入したのが古いデータが格納領域単位で上書きされることに注意してください。

  7. [設定内容の確認]画面が表示されるので、画面に表示されている内容に誤りがないか確認し、[次へ]ボタンをクリックします。
    [処理の実行]画面が表示され、データベースの作成を開始します。

  8. 処理が正常に完了すると、[処理完了]画面が表示されるので、[完了]ボタンをクリックします。