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Symfoware Analytics Server V12.1.0 利用ガイド
FUJITSU Software

3.4.11 カラムナテーブル行絞込

すでにデータを格納してあるカラムナテーブルからデータを抽出し、行方向に絞り込みを行った結果を、同じ項目をもつ別のカラムナテーブルへ格納する方法を説明します。

注意

本テンプレートを利用する場合は、SQLオプション“bypass_pgexec.enable”の値を“true”に設定してください。SQLオプション“bypass_pgexec.enable”の詳細は、“2.2.13 パラメーター変更”の“カラムナテーブルに関する設定”の“bypass_pgexec.enable”を参照してください。

テンプレートの構成

テンプレートを構成するノードを説明します。

ノード名

ノードの役割

ユーザーの操作

WindowsLinuxフロー開始

処理を開始します。

ありません。

格納先データ削除

格納先データベースのカラムナテーブル内の情報を削除します。

必要なパラメーターを入力します。

カラムナテーブル抽出

カラムナテーブルからデータを抽出します。

必要なパラメーターを入力します。

カラムナテーブル格納

カラムナテーブルにデータを格納します。

必要なパラメーターを入力します。

WindowsLinux格納処理結果格納(ビルトイン)

処理を終了します。

ありません。

参考

データを格納する前にカラムナテーブル内のデータを削除したくない場合、以下の手順で[格納先データ削除]ノードを削除してください。

WindowsLinuxWindowsおよびLinuxの場合

  1. [格納先データ削除]ノードを選択し、右クリックメニューから[削除]を選択してノードを削除します。

  2. [フロー開始]ノードの出力コネクターと[カラムナテーブル抽出]ノードの入力コネクターを接続します。

SolarisSolarisの場合

  1. [格納先データ削除]ノードを選択し、右クリックメニューから[削除]を選択してノードを削除します。

  2. [カラムナテーブル抽出]ノードの出力コネクターと[カラムナテーブル格納]ノードの入力コネクターを接続します。

利用手順

手順は以下のとおりです。

  1. テンプレートのコピーの作成
    以下の手順でテンプレートをコピーします。

    1. [分析フロー一覧パネル]の[テンプレート]-[02_データ操作]-[03_カラムナテーブル行絞込]を選択します。

    2. 右クリックメニューから[開く]を選択します。

    3. メニューバーの[プロジェクト]-[名前を付けて保存]を選択します。

    4. 表示された画面で、「分析フロー名」と「保存先フォルダー」を指定して、[OK]ボタンをクリックし、コピーを作成します。

  2. 出力データストアの定義

    WindowsLinux[処理結果格納(ビルトイン)]ノードに対して出力データストアを定義します。
    手順は、“3.4.1 カラムナテーブル作成”の“利用手順”の“2. 出力データストアの定義”を参照してください。

    Solaris[カラムナテーブル格納]ノードに対して出力データストアを定義します。
    手順は、“3.4.10 テーブル格納”の“利用手順”の“3. 出力データストアの定義”を参照してください。

  3. ノードのパラメーターの設定
    以下のノードをダブルクリックし、ノードのプロパティを開きます。[パラメーター]タブで必要なパラメーターの値を設定し、[OK]ボタンをクリックします。

    [格納先データ削除]ノード

    変数名

    パラメーター名

    必須/任意

    値の説明

    SolarisHost

    ホスト名

    必須

    DWHサーバのホスト名を指定します。
    利用できるホスト名についてはDWHサーバ管理者に問い合わせてください。

    DB

    データベース名

    必須

    行格納先のカラムナテーブルのあるデータベース名を指定します。

    SCM

    スキーマ名

    必須

    格納先のカラムナテーブルのスキーマ名を指定します。

    TBL

    テーブル名

    必須

    格納先のカラムナテーブルの名前を指定します。

    UserName

    ユーザー名

    必須

    格納先のデータベースのユーザー名を指定します。

    Password

    パスワード

    必須

    ユーザーのパスワードを指定します。

    InstallPath

    SymfowareAnalyticsServerインストールパス

    必須

    WindowsLinuxDWHサーバのインストールディレクトリを絶対パスで指定します。

    Solarisデータ加工サーバのインストールディレクトリを絶対パスで指定します。

    [カラムナテーブル抽出]ノード

    WindowsLinuxWindowsおよびLinuxの場合

    変数名

    パラメーター名

    必須/任意

    値の説明

    DB

    データベース名

    必須

    抽出元のデータベース名を指定します。

    SCM

    スキーマ名

    必須

    抽出元のスキーマ名を指定します。

    TBL

    テーブル名

    必須

    抽出元のカラムナテーブルの名前を指定します。

    UserName

    ユーザー名

    必須

    抽出元のデータベースのユーザー名を指定します。

    Password

    パスワード

    必須

    ユーザーのパスワードを指定します。

    Condition

    絞り込み条件

    必須

    行を絞り込むための条件式を記載します。

    条件式には、“PostgreSQL 9.2.4文書”の“WHERE句”で指定可能な評価式のうち、以下が指定できます。

    • 定数あるいはリテラル値

      注意

      リテラル値を指定する場合、リテラル値を囲むシングルクォーテーションは、その直前にひとつシングルクォーテーションを付加して、エスケープしてください。


      col2 = ''aaa''

    • 列の参照

      注意

      列の参照を指定する場合、項目名はダブルクォーテーションで囲まないでください。

    • 演算子
      演算子を使用する場合、以下が使用できます。

      • 比較演算子
        =、!=、<>、>,<、>=、<=

      • 論理演算子
        AND、OR、NOT

      • パターン条件演算子
        LIKE
        パターンを表す記号には、以下が使用できます。

        _(アンダースコア)

        任意の1文字とみなします。

        %

        0文字以上の任意の文字列とみなします。

    括弧を使用することで、複合的な条件式を記載できます。

    InstallPath

    SymfowareAnalyticsServerインストールパス

    必須

    DWHサーバのインストールディレクトリを絶対パスで指定します。

    SolarisSolarisの場合

    パラメーター名

    必須/任意

    値の説明

    JDBCパス

    必須

    [データ加工サーバのインストールディレクトリ]\symfoclient64\jdbc\lib\postgresql-jdbc4.jar

    抽出条件

    任意

    入力データストアからデータを抽出するための抽出条件を、SQL文で指定します。
    指定可能なSQL文の上限値は1023文字となります。
    すべてのデータを抽出する場合は、この項目の指定を省略します。

    [カラムナテーブル格納]ノード

    WindowsLinuxWindowsおよびLinuxの場合

    変数名

    パラメーター名

    必須/任意

    値の説明

    DB

    データベース名

    必須

    [格納先データ削除]ノードで指定したデータベース名を指定します。

    SCM

    スキーマ名

    必須

    [格納先データ削除]ノードで指定したスキーマ名を指定します。

    TBL

    テーブル名

    必須

    [格納先データ削除]ノードで指定したカラムナテーブルの名前を指定します。

    UserName

    ユーザー名

    必須

    データベースのユーザー名を指定します。

    Password

    パスワード

    必須

    ユーザーのパスワードを指定します。

    InstallPath

    SymfowareAnalyticsServerインストールパス

    必須

    DWHサーバのインストールディレクトリを絶対パスで指定します。

    SolarisSolarisの場合

    パラメーター名

    必須/任意

    値の説明

    JDBCパス

    必須

    [データ加工サーバのインストールディレクトリ]\symfoclient64\jdbc\lib\postgresql-jdbc4.jar

    注意

    値には1023文字まで入力できます。

  4. テンプレートとの接続

    手順は、“3.4.1 カラムナテーブル作成”の“利用手順”の“4. テンプレートとの接続”を参考に、作成した入力データストアと出力データストアをテンプレートのノードと接続してください。

  5. データ加工フローの実行
    手順は、“3.4.1 カラムナテーブル作成”の“利用手順”の“5. データ加工フローの実行”を参照してください。