すでにデータを格納してあるカラムナテーブルからデータを抽出し、行方向に絞り込みを行った結果を、同じ項目をもつ別のカラムナテーブルへ格納する方法を説明します。
注意
本テンプレートを利用する場合は、SQLオプション“bypass_pgexec.enable”の値を“true”に設定してください。SQLオプション“bypass_pgexec.enable”の詳細は、“2.2.13 パラメーター変更”の“カラムナテーブルに関する設定”の“bypass_pgexec.enable”を参照してください。
テンプレートの構成
テンプレートを構成するノードを説明します。
ノード名 | ノードの役割 | ユーザーの操作 |
---|---|---|
| 処理を開始します。 | ありません。 |
格納先データ削除 | 格納先データベースのカラムナテーブル内の情報を削除します。 | 必要なパラメーターを入力します。 |
カラムナテーブル抽出 | カラムナテーブルからデータを抽出します。 | 必要なパラメーターを入力します。 |
カラムナテーブル格納 | カラムナテーブルにデータを格納します。 | 必要なパラメーターを入力します。 |
| 処理を終了します。 | ありません。 |
参考
データを格納する前にカラムナテーブル内のデータを削除したくない場合、以下の手順で[格納先データ削除]ノードを削除してください。
WindowsおよびLinuxの場合
[格納先データ削除]ノードを選択し、右クリックメニューから[削除]を選択してノードを削除します。
[フロー開始]ノードの出力コネクターと[カラムナテーブル抽出]ノードの入力コネクターを接続します。
Solarisの場合
[格納先データ削除]ノードを選択し、右クリックメニューから[削除]を選択してノードを削除します。
[カラムナテーブル抽出]ノードの出力コネクターと[カラムナテーブル格納]ノードの入力コネクターを接続します。
利用手順
手順は以下のとおりです。
テンプレートのコピーの作成
以下の手順でテンプレートをコピーします。
[分析フロー一覧パネル]の[テンプレート]-[02_データ操作]-[03_カラムナテーブル行絞込]を選択します。
右クリックメニューから[開く]を選択します。
メニューバーの[プロジェクト]-[名前を付けて保存]を選択します。
表示された画面で、「分析フロー名」と「保存先フォルダー」を指定して、[OK]ボタンをクリックし、コピーを作成します。
出力データストアの定義
[処理結果格納(ビルトイン)]ノードに対して出力データストアを定義します。
手順は、“3.4.1 カラムナテーブル作成”の“利用手順”の“2. 出力データストアの定義”を参照してください。
[カラムナテーブル格納]ノードに対して出力データストアを定義します。
手順は、“3.4.10 テーブル格納”の“利用手順”の“3. 出力データストアの定義”を参照してください。
ノードのパラメーターの設定
以下のノードをダブルクリックし、ノードのプロパティを開きます。[パラメーター]タブで必要なパラメーターの値を設定し、[OK]ボタンをクリックします。
変数名 | パラメーター名 | 必須/任意 | 値の説明 |
---|---|---|---|
| ホスト名 | 必須 | DWHサーバのホスト名を指定します。 |
DB | データベース名 | 必須 | 行格納先のカラムナテーブルのあるデータベース名を指定します。 |
SCM | スキーマ名 | 必須 | 格納先のカラムナテーブルのスキーマ名を指定します。 |
TBL | テーブル名 | 必須 | 格納先のカラムナテーブルの名前を指定します。 |
UserName | ユーザー名 | 必須 | 格納先のデータベースのユーザー名を指定します。 |
Password | パスワード | 必須 | ユーザーのパスワードを指定します。 |
InstallPath | SymfowareAnalyticsServerインストールパス | 必須 |
|
WindowsおよびLinuxの場合
変数名 | パラメーター名 | 必須/任意 | 値の説明 |
---|---|---|---|
DB | データベース名 | 必須 | 抽出元のデータベース名を指定します。 |
SCM | スキーマ名 | 必須 | 抽出元のスキーマ名を指定します。 |
TBL | テーブル名 | 必須 | 抽出元のカラムナテーブルの名前を指定します。 |
UserName | ユーザー名 | 必須 | 抽出元のデータベースのユーザー名を指定します。 |
Password | パスワード | 必須 | ユーザーのパスワードを指定します。 |
Condition | 絞り込み条件 | 必須 | 行を絞り込むための条件式を記載します。 条件式には、“PostgreSQL 9.2.4文書”の“WHERE句”で指定可能な評価式のうち、以下が指定できます。
括弧を使用することで、複合的な条件式を記載できます。 |
InstallPath | SymfowareAnalyticsServerインストールパス | 必須 | DWHサーバのインストールディレクトリを絶対パスで指定します。 |
Solarisの場合
パラメーター名 | 必須/任意 | 値の説明 |
---|---|---|
JDBCパス | 必須 | [データ加工サーバのインストールディレクトリ]\symfoclient64\jdbc\lib\postgresql-jdbc4.jar |
抽出条件 | 任意 | 入力データストアからデータを抽出するための抽出条件を、SQL文で指定します。 |
WindowsおよびLinuxの場合
変数名 | パラメーター名 | 必須/任意 | 値の説明 |
---|---|---|---|
DB | データベース名 | 必須 | [格納先データ削除]ノードで指定したデータベース名を指定します。 |
SCM | スキーマ名 | 必須 | [格納先データ削除]ノードで指定したスキーマ名を指定します。 |
TBL | テーブル名 | 必須 | [格納先データ削除]ノードで指定したカラムナテーブルの名前を指定します。 |
UserName | ユーザー名 | 必須 | データベースのユーザー名を指定します。 |
Password | パスワード | 必須 | ユーザーのパスワードを指定します。 |
InstallPath | SymfowareAnalyticsServerインストールパス | 必須 | DWHサーバのインストールディレクトリを絶対パスで指定します。 |
Solarisの場合
パラメーター名 | 必須/任意 | 値の説明 |
---|---|---|
JDBCパス | 必須 | [データ加工サーバのインストールディレクトリ]\symfoclient64\jdbc\lib\postgresql-jdbc4.jar |
注意
値には1023文字まで入力できます。
テンプレートとの接続
手順は、“3.4.1 カラムナテーブル作成”の“利用手順”の“4. テンプレートとの接続”を参考に、作成した入力データストアと出力データストアをテンプレートのノードと接続してください。
データ加工フローの実行
手順は、“3.4.1 カラムナテーブル作成”の“利用手順”の“5. データ加工フローの実行”を参照してください。