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Symfoware Analytics Server V12.1.0 利用ガイド
FUJITSU Software

2.2.13 パラメーター変更

Symfoware Analytics Serverは、データベースの動作環境に関する各種情報を以下のファイルに保持しています。

業務や運用に合わせて、以下のファイル内のパラメーターをテキストエディタで直接編集してください。

注意

パラメーターの変更は、DWHサーバ管理者が行ってください。

2.2.13.1 postgresql.conf

エラーログの設定

WindowsWindowsの場合

パラメーター名

設定値

設定を有効にする方法

event_source

複数のDWHサーバを利用する場合に、イベントログに出力するメッセージを識別するために、メッセージにつけるイベントソース名を指定します。

デフォルトはPostgreSQLです。

  • symasstart(システムの起動コマンド)の実行

  • マシンの再起動

logging_collector

DWHサーバが出力するメッセージをサーバログファイルに出力するように、“on”を指定します。サーバログファイルは、データベースクラスタ内のpg_logディレクトリの下に作成されます。

log_destination

DWHサーバが出力するメッセージを、画面とイベントログに出力するように、“stderr, eventlog”を指定します。

pg_ctlコマンドのreloadオプション

log_line_prefix

DWHサーバが出力するメッセージの先頭につける情報を指定します。これらの情報はメッセージの自動監視に便利です。
SQLSTATE値、出力時刻、実行したホスト、アプリケーション名、ユーザーIDを出力することができます。詳細は、“PostgreSQL 9.2.4文書”の“何をログに”を参照してください。

例)log_line_prefix = '%e: %t [%p]: [%l-1] user = %u,db =

%d,remote = %r app = %a '

SolarisLinuxLinuxおよびSolarisの場合

パラメーター名

設定値

設定を有効にする方法

logging_collector

DWHサーバが出力するメッセージをサーバログファイルに出力するように、“on”を指定します。サーバログファイルは、データベースクラスタ内のpg_logディレクトリの下に作成されます。

  • symasstart(システムの起動コマンド)の実行

  • マシンの再起動

syslog_ident

複数のインスタンスを利用する場合に、システムログに出力するメッセージを識別するために、メッセージにつけるラベルを指定します。

pg_ctlコマンドのreloadオプション

log_destination

DWHサーバが出力するメッセージを、画面とシステムログに出力するように、“stderr,syslog”を指定します。

log_line_prefix

DWHサーバが出力するメッセージの先頭につける情報を指定します。これらの情報はメッセージの自動監視に便利です。
SQLSTATE値、出力時刻、実行したホスト、アプリケーション名、ユーザーIDを出力することができます。詳細は、“PostgreSQL 9.2.4文書”の“何をログに”を参照してください。

例)log_line_prefix = '%e: %t [%p]: [%l-1] user = %u,db =

%d,remote = %r app = %a '

接続に関する設定

パラメーター名

設定値

設定を有効にする方法

listen_addresses

クライアントアプリケーションからの接続をサーバが監視する TCP/IP アドレスを指定します。この値は、ホスト名をコンマで区切ったリスト、そして/もしくは、数値によるIPアドレスです。*という特別なエントリーは利用可能な全てのIPインターフェースに対応します。エントリー0.0.0.0は全てのIPv4アドレスの監視を、そしてエントリー::は全てのIPv6アドレスの監視を許容します。リストが空の場合、サーバはいかなるIPインターフェースも全く監視しないで、Unixドメインソケットのみを使用して接続が行われます。

デフォルトの値はlocalhostで、ローカルなTCP/IP "loopback"接続のみ許可します。

SolarisSolarisの場合
データ加工サーバから接続する場合、データ加工サーバのIPアドレスを許容してください。

例1)

listen_addresses = 'localhost,192.168.1.100,データ加工サーバのIPアドレス'

例2)

listen_addresses = '*'
  • symasstart(システムの起動コマンド)の実行

  • マシンの再起動

superuser_reserved_connections

DWHサーバを管理するために使用する接続を予約するために使用します。この値は以下の説明をもとに加算して設定します。

  • 自動バキューム機能でDWHサーバの起動中に常時使用 ... 3つ

  • バックアップやインデックス再構築などの保守のために管理者が接続 ... 1つ

  • pgAdminの動作時に使用 ... 使用するクライアントの数

デフォルト値は3です。

max_connections

DWHサーバへの同時接続数 + superuser_reserved_connectionsの値を指定します。

デフォルト値および最大値は100です。

カラムナテーブルに関する設定

パラメーター名

設定値

設定を有効にする方法

bypass_pgexec.enable

カラムナテーブル専用のSQLエンジンを使用するか否かを指定します。
使用しない設定にした場合、カラムナテーブルは読み込み専用の表となります。

以下の値で指定します。

  • true:使用する

  • false:使用しない

デフォルト値は'true'です。

  • システム全体を有効化する場合
    symasstart(システムの起動コマンド)の実行

  • 接続中のコネクションのみを有効化する場合
    SET文の実行

参照

その他のパラメーターについては、“PostgreSQL 9.2.4文書”の“サーバの設定”を参照してください。

Solaris2.2.13.2 pg_hba.conf

データ加工サーバに接続する場合、pg_hba.confを以下のように設定します。

# TYPE  DATABASE  USER  ADDRESS                          METHOD
  host    all     all   [データ加工サーバのIPアドレス]/32  trust

参照

pg_hba.confの詳細は、“PostgreSQL 9.2.4文書”の“pg_hba.confファイル”を参照してください。