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Symfoware Analytics Server V12.1.0 利用ガイド
FUJITSU Software

3.4.9 カラムナテーブル格納

CSVファイルに記載されたデータ、またはデータベースのテーブルに格納されたデータをカラムナテーブルに格納する方法を説明します。

注意

本テンプレートを利用する場合は、SQLオプション“bypass_pgexec.enable”の値を“true”に設定してください。SQLオプション“bypass_pgexec.enable”の詳細は、“2.2.13 パラメーター変更”の“カラムナテーブルに関する設定”の“bypass_pgexec.enable”を参照してください。

テンプレートの構成

テンプレートを構成するノードを説明します。

ノード名

ノードの役割

ユーザーの操作

テーブル抽出

入力データストアの種類がデータベースの場合、本ノードでデータを抽出します。

データベースのテーブルから抽出する場合は、必要なパラメーターを入力します。

CSV抽出

入力データストアの種類がCSVファイルの場合、本ノードでデータを抽出します。

ありません。

格納先データ削除

カラムナテーブル内のデータを削除します。

必要なパラメーターを入力します。

カラムナテーブル格納

カラムナテーブルにデータを格納します。

必要なパラメーターを入力します。

WindowsLinux処理結果格納(ビルトイン)

処理を終了します。

ありません。

参考

データを格納する前にカラムナテーブル内のデータを削除したくない場合、以下の手順で[格納先データ削除]ノードを削除してください。

  1. [格納先データ削除]ノードを選択し、右クリックメニューから[削除]を選択してノードを削除します。

  2. [CSV抽出]ノードまたは[テーブル抽出]ノードの出力コネクターと[カラムナテーブル格納]ノードの入力コネクターを接続します。

利用手順

手順は以下のとおりです。

  1. テンプレートのコピーの作成
    以下の手順でテンプレートをコピーします。

    1. [分析フロー一覧パネル]の[テンプレート]-[02_データ操作]-[01_カラムナテーブル格納]を選択します。

    2. 右クリックメニューから[開く]を選択します。

    3. メニューバーの[プロジェクト]-[名前を付けて保存]を選択します。

    4. 表示された画面で、「分析フロー名」と「保存先フォルダー」を指定して、[OK]ボタンをクリックし、コピーを作成します。

  2. 入力データストアの定義
    既に使用したい入力データストアが存在する場合は、この手順は不要です。
    以下の手順で入力データストアを定義します。

    1. [データストア一覧パネル]の[入力データストア]フォルダー配下で、入力データストアの定義を作成したいフォルダーを選択します。
      フォルダーがない場合には、作成してください。一つ上のフォルダーを選択し、右クリックメニューの[フォルダーの新規作成]を選択します。

    2. 右クリックメニューの[入力データストアの定義の新規作成]を選択します。または、メニューバーの[定義]-[入力データストアの定義の新規作成]を選択します。

    3. [入力データストアの種類選択]画面が表示されるので、[ファイル]を選択します。

      [入力データストアの定義]画面が表示されるので、以下の情報を設定します。

      • [格納先情報]タブ

        WindowsLinux[分析サーバ上のファイルパス]にDWHサーバ上のファイルパスを絶対パスで指定します。

        Solaris[分析サーバ上のファイルパス]にデータ加工サーバ上のファイルパスを絶対パスで指定します。

      • [データ形式]タブ
        「テキストデータ」を選択します。
        入力ファイルの文字コードに合わせた文字コードおよび区切り文字を指定します。

      • [データ構成]タブ
        [データ構成]に、入力ファイルに合わせたヘッダー情報を入力し、項目名情報には入力ファイルに存在する全項目名を入力します。ヘッダーが存在する場合、入力するヘッダー名をCSVファイルのヘッダー名と一致させる必要があります。ヘッダー名に使用できる文字は、“A.1 Symfoware Serverサーバ機能”を参照してください。

      参考

      「入力データストアの種類選択」画面で[データベース]を選択した場合は、“Symfoware Analytics Serverのテーブルを入力データストアに利用する場合”を参照してください。

    4. [名前を付けて保存]ボタンをクリックします。

    5. [データストア一覧パネル]で、作成した入力データストアを選択し、右クリックメニューの[配備]を選択して配備します。

  3. 出力データストアの定義

    WindowsLinux[処理結果格納(ビルトイン)]ノードに対して出力データストアを定義します。
    手順は、“3.4.1 カラムナテーブル作成”の“利用手順”の“2. 出力データストアの定義”を参照してください。

    Solaris[カラムナテーブル格納]ノードに対して出力データストアを定義します。
    手順は、“3.4.10 テーブル格納”の“利用手順”の“3. 出力データストアの定義”を参照してください。

  4. ノードのパラメーターの設定
    以下のノードをダブルクリックし、ノードのプロパティを開きます。[パラメーター]タブで必要なパラメーターの値を設定し、[OK]ボタンをクリックします。CSVファイルからデータを抽出する場合は、[テーブル抽出]ノードのパラメーターの値の設定は不要です。

    [テーブル抽出]ノード

    パラメーター名

    必須/任意

    値の説明

    JDBCパス

    必須

    Windows[DWHサーバのインストールディレクトリ]\symfoclient64\jdbc\lib\postgresql-jdbc4.jar

    Linux/opt/symfoclient64/jdbc/lib/postgresql-jdbc4.jar

    Solaris[データ加工サーバのインストールディレクトリ]\symfoclient64\jdbc\lib\postgresql-jdbc4.jar

    抽出条件

    任意

    入力データストアからデータを抽出するための抽出条件を、SQL文で指定します。
    指定可能なSQL文の長さの上限値は1023文字となります。
    すべてのデータを抽出する場合は、この項目の指定を省略します。

    [格納先データ削除]ノード

    変数名

    パラメーター名

    必須/任意

    値の説明

    SolarisHost

    ホスト名

    必須

    DWHサーバのホスト名を指定します。
    利用できるホスト名についてはDWHサーバ管理者に問い合わせてください。

    DB

    データベース名

    必須

    データを格納するカラムナテーブルがあるデータベース名を指定します。

    SCM

    スキーマ名

    必須

    データを格納するカラムナテーブルのスキーマ名を指定します。

    TBL

    テーブル名

    必須

    データを格納するカラムナテーブルの名前を指定します。

    UserName

    ユーザー名

    必須

    データベースのユーザー名を指定します。

    Password

    パスワード

    必須

    ユーザーのパスワードを指定します。

    InstallPath

    SymfowareAnalyticsServerインストールパス

    必須

    WindowsLinuxDWHサーバのインストールディレクトリを絶対パスで指定します。

    Solarisデータ加工サーバのインストールディレクトリを絶対パスで指定します。

    [カラムナテーブル格納]ノード

    WindowsLinuxWindowsおよびLinuxの場合

    変数名

    パラメーター名

    必須/任意

    値の説明

    DB

    データベース名

    必須

    [格納先データ削除]ノードで指定したデータベース名を指定します。

    SCM

    スキーマ名

    必須

    [格納先データ削除]ノードで指定したスキーマ名を指定します。

    TBL

    テーブル名

    必須

    [格納先データ削除]ノードで指定したカラムナテーブルの名前を指定します。

    UserName

    ユーザー名

    必須

    データベースのユーザー名を指定します。

    Password

    パスワード

    必須

    ユーザーのパスワードを指定します。

    InstallPath

    SymfowareAnalyticsServerインストールパス

    必須

    DWHサーバのインストールディレクトリを絶対パスで指定します。

    SolarisSolarisの場合

    パラメーター名

    必須/任意

    値の説明

    JDBCパス

    必須

    [データ加工サーバのインストールディレクトリ]\symfoclient64\jdbc\lib\postgresql-jdbc4.jar

    注意

    値には1023文字まで入力できます。

  5. テンプレートの接続
    手順は、“3.4.1 カラムナテーブル作成”の“利用手順”の“4. テンプレートとの接続”を参考に、作成した入力データストアと出力データストアをテンプレートのノードと接続してください。
    CSVファイルに記載されたデータから抽出する場合は、[CSV抽出]ノードと入力データストアを接続してください。
    データベースのテーブルデータから抽出する場合は、[テーブル抽出]ノードと入力データストアを接続してください。

    参考

    CSVファイルに記載されたデータ、またはテーブルのデータに対して、行絞込や結合などのデータ加工を行ってからカラムナテーブルに格納する場合、[CSV抽出]ノードまたは[テーブル抽出]と[格納先データ削除]ノードの間に追加することができます。“Interstage Business Analytics Modeling Server 分析フロー設計・開発ガイド”の“部品を使う”を参考に追加してください。
    なお、ノードを追加することで出力項目に違いが生じる場合、加工後の出力項目に応じたカラムナテーブルを事前に作成し、[カラムナテーブル格納]ノードに指定する必要があります。

  6. データ加工フローの実行
    手順は、“3.4.1 カラムナテーブル作成”の“利用手順”の“5. データ加工フローの実行”を参照してください。