組込みメディアに関する留意点を以下に説明します。
サポートしているイメージデータは、ビットマップ、JPEG、TIFF、PNG、およびグラフデータです。
利用可能なイメージデータの詳細については、以下を参照してください。
⇒ “3.2.1 帳票様式情報のサポート範囲について”
Windows BMP形式のビットマップデータの場合でも、以下のような問題が発生する場合があります。
サポートしていないカラー形式のデータの場合、指定したデータと異なる色で表示されたり、ListCREATOR e-DocXのイベントログに、エラー(errdetailcode=22)が通知されたりすることがあります。
イメージデータのサイズが255MBを超えるデータを指定した場合、ListCREATOR e-DocXのイベントログに、エラー(errdetailcode=-1)が通知されます。
組込みメディア項目を罫線/枠で囲んでいる場合、イメージデータの下になり、隠れることがあります。
組込みメディア項目と文字項目(帳票様式定義で定義した項目やオーバレイ文字)が重なっている場合、文字項目はイメージデータの下になり、隠れてしまいます。組込みメディア項目に出力したイメージデータを移動すると、文字項目が出力されていることを確認できます。
Excelファイル出力したファイルを、Microsoft Excelで開く場合、以下の留意事項があります
描画枠よりも小さいサイズの画像データを出力した場合、描画枠に満たない部分に、[図の書式設定]-[図]-[トリミング範囲]が設定されます。
生成したExcelファイルを初期表示した際、画像データとカーソル表示位置が重なっている場合、カーソルを移動しても、フォーカス(カーソルの枠)が残ることがあります。
描画枠と出力する画像データのサイズが近似値の場合、[図の書式設定]-[図]-[トリミング範囲]に、「-0」と表示されることがあります
組込みメディア項目に「クリッピング」を指定した場合、メディアデータの解像度で出力するかどうかを選択できます。メディアデータの解像度で出力しない場合、Excelファイル出力機能では96dpiで表示されるため、プリンタ出力やPDFファイル保存した結果と異なります。必ず出力結果を確認してください。