ベクトルオーバレイは、文字を文字コード(シフトJIS)で扱います。
このため、KOL2形式、KOL5形式、およびKOL6形式でシフトJISに対応する文字がない場合には、文字化けします。
特に文字化けしやすい文字は、JEF拡張文字、外字、旧字体です。
ベクトルオーバレイ内の文字列にJEF拡張文字、外字、または旧字体を使用している場合は、以下のどちらかの方法で、オーバレイを表示・印刷します。
Charset ManagerおよびJEF拡張漢字サポートと連携して、JEF拡張文字、外字、旧字体に相当する文字フォントをクライアントに配付
ドットオーバレイ(KOL1形式)に変更
Charset ManagerおよびJEF拡張漢字サポートとの連携
JEF拡張文字、外字、旧字体に相当する文字フォントをクライアントに配付するには、以下の両製品が必要です。
Charset Manager
JEF拡張漢字サポート
文字フォントの配付方法については、Charset Managerのマニュアルを参照してください。
ドットオーバレイ(KOL1形式)に変更
富士通ホスト帳票の場合に、変更できます。
オーバレイ制御文のオーバレイの種類を指定するオプションを変更して、ADJUSTで再コンパイルすることで、オーバレイの種類を変更することができます。
詳細については、MSPまたはXSPの“ADJUSTのマニュアル”を参照してください。
注意
Windows版での注意事項
JIS2004を扱うことはできません。
Linux版での注意事項
NetCOBOL/MeFt帳票、またはList Creator帳票では、オーバレイの文字間隔が、出力元アプリケーションで印刷した結果と一致しない場合があります。
リモート印刷の場合、KOL6形式オーバレイの矩形オーバレイ文字は出力されません。
リモート印刷の場合、文字斜体は一律同じ角度となり、外字の縦書き斜体は右下がり、その他の斜体は右上がりで出力されます。このため、定義体の画面における文字斜体の角度とは異なる可能性があります。また、KOL5の文字斜体は、90度以外を指定した場合、角度が有効になりません。