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Interstage List Works V10.4.0 帳票保管活用機能設計・運用ガイド(拡張パッケージ)
FUJITSU Software

第12章 List Worksでの外字や文字の扱い

List Worksでの外字や文字の扱いについて、説明します。


List Worksでは、シフトJISの第一水準および第二水準以外の文字を、外字として扱います。

List Worksで外字を表示・印刷するには、Charset Managerとの連携が必要です。資源管理サーバ(Charset Managerの日本語資源管理機能がインストールされたサーバ)を用意します。

外字には、以下の文字があります。

利用者定義文字

利用者が独自にデザインした文字です。旧字体を使用する場合も、利用者定義文字として定義する必要があります。

ベンダ固有文字

システムメーカー、ソフトウェアメーカーが独自に登録した文字です。富士通ホスト帳票の場合は、JEF拡張文字を指します。JEF拡張文字を表示・印刷するには、Charset ManagerおよびJEF拡張漢字サポートとの連携が必要です。

Windowsには、Windows標準システム外字として、IBM拡張漢字、NEC特殊文字などのベンダ固有文字が含まれます。

[例]

WindowsのシフトJISでは、以下の文字がベンダ固有文字です。

  • X’8740’~ X’879E’

  • X’ED40’~ X’EEFC’

  • X’FA40’~ X’FCFC’


ベンダ固有文字の扱い

List Worksでは、Windowsのベンダ固有文字を外字として扱うため、以下の場合は、Charset Managerを使用して、文字コード変換表をカスタマイズする必要があります。

作業の流れは、以下のとおりです。

 作業手順は、以下を参照してください。
      NetCOBOL/MeFt帳票、List Creator帳票の場合:“13.2.4 ベンダ固有文字を扱う場合”
      富士通ホスト帳票の場合:“13.3.4 ベンダ固有文字を扱う場合

印刷データ内のベンダ固有文字を文字コードとして使用する場合は、以下の設定をします。

Windows版の場合

【リスト管理サーバ環境設定】ダイアログボックス/【帳票データ転送アダプタ環境設定】ダイアログボックスの【登録】タブにおいて、「外字の扱い」に「文字コード」を設定します。

 各ダイアログボックスについては、“ダイアログボックスリファレンス”を参照してください。
Solaris版/Linu版で富士通ホスト帳票を扱う場合

サーバ動作環境ファイルのFONT-TYPEキーワードに、「1」(外字を文字コードとして使用する)を設定します。

 サーバ動作環境ファイルについては、“セットアップガイド”を参照してください。

List Worksでの文字コードの流れ

List Worksでの文字コードの流れは、以下のとおりです。

Windows版

Solaris版

Linux版


List Works内での文字の扱いは、大きく以下の3つに分類されます。それぞれで文字の扱いが異なるため、外字の扱いも異なります。

注意

List Worksには、使用できない文字があります。

 使用できない文字については、“解説書”を参照してください。