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Interstage List Works V10.4.0 帳票保管活用機能設計・運用ガイド(拡張パッケージ)
FUJITSU Software

6.15 帳票のPDF変換

登録時の帳票または保管フォルダにある帳票を、PDFファイルに変換できます。変換後に保管フォルダに格納されるPDFファイルを特にPDF帳票と呼びます。PDF帳票は、Webクライアントから参照または保存(ダウンロード)できます。

変換方法および設定方法は、以下のとおりです。

PDFファイルへの変換

PDF変換機能

PDF変換の設定方法

設定の単位

PDFファイルの出力先、および同名のPDFファイルがある場合の動作

コマンド

Windows版の場合

F5CWAPDC.EXEコマンド

Solaris版/Linux版の場合

lvcrtpdfコマンド

フォルダ単位または帳票単位

格納先:
コマンドで指定したフォルダ

同名のPDFファイルがある場合:
条件を満たした場合を除き、上書きする。

 条件については、“コマンドリファレンス”を参照してください。

サーバ機能API

LW_CreatePDFFileEx、またはLW_CreatePDFFile

帳票単位

格納先:
コマンドで指定したフォルダ

同名のPDFファイルがある場合:
上書きする。

帳票の登録時の自動PDFメール配信、PDFファイル作成

帳票情報で設定

3.12.1 帳票の登録時自動PDFメール配信の設計”を参照

帳票単位

自動PDFメール配信の場合
保存しない

自動PDFファイル作成の場合
格納先:
帳票情報で指定したフォルダ

同名のPDFファイルがある場合:
上書きする。(Windows版の場合、帳票情報で上書きしない指定が可能)

PDF帳票への変換

ListGateway.propertiesファイルに「everyone.keeplist.pdf=1」を指定すると、Webクライアントに【PDF形式で表示】、【PDF保存】ボタンが表示され、帳票をPDF形式で表示、保存できます。

PDF変換機能

PDF変換の設定方法

設定の単位

PDFファイルの作成の契機

同名のPDF帳票が
保管フォルダにある場合の動作

帳票の登録時の自動PDF帳票作成

帳票情報で設定

3.12.2 帳票の登録時自動PDF帳票作成”を参照

帳票単位

登録時

同名のPDF帳票は存在しない。

WebクライアントでのPDF表示/PDF保存

Webクライアントで【PDF形式で表示】ボタンまたは【PDF保存】ボタンをクリック

リスト管理サーバ単位

サーバ動作環境ファイルの「PDF-REPLACE」の指定により異なる。

0:
「帳票の登録時の自動PDF帳票作成」で作成していないときは、初回のPDF表示/保存時のみ

1:
PDF表示/保存時(毎回)

サーバ動作環境ファイルの「PDF-REPLACE」の指定により異なる。

0:
上書きしない

1:
上書きする

Windows版でエラーが発生した場合は、標準出力(コマンド実行時のみ)、操作ログ、またはイベントログを参照してください。Solaris版/Linux版でエラーが発生した場合は、標準出力(コマンド実行時のみ)、実行履歴、またはシステムログを参照してください。

注意

帳票に表示されているバーコードを変換できますが、バーコードは、用紙、リーダ、出力装置の解像度、および状態で精度が変わるため、実際の運用を行う前にバーコードを印刷し、読み込めることを確認してから使用してください。

PDFファイルのフォント

PDFファイルは、サーバ動作環境ファイルの「フォントの扱い(PDF-FONTREG)」の指定により、以下のどちらかのフォントで作成されます。