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Interstage List Works V10.4.0 帳票保管活用機能設計・運用ガイド(拡張パッケージ)
FUJITSU Software

3.7.3 帳票の保管/削除

帳票に登録有効期限を設定したり、フォルダに帳票の保存期限を設定したりすることで、期限切れの帳票を自動的に削除でき、効率的に管理できます。

以下の条件を満たしている場合に、自動的に削除されます。

設定方法

以下の方法で、帳票保管の有効期限を設定できます。

複数箇所で設定した場合は、情報連携で設定した値が優先されます。

フォルダのプロパティに設定

保管フォルダのプロパティに「帳票の有効期限」を設定します。Windows版の場合、印刷フォルダのプロパティにも設定することができます。この場合、プロパティに「保存期限」を設定します。

保管フォルダの場合

保管フォルダのプロパティは、以下の方法で変更できます。

  • 保管フォルダのプロパティ(ダイアログボックス)

  • lvsetfolコマンド

「帳票の有効期限」に、日数を指定します。帳票の有効期限は、以下のように異なります。

  • Windows版の場合

    帳票を登録した翌日から「日数」分の期間

  • Solaris版/Linux版の場合

    帳票を登録した日を含めた「日数」分の期間

時間は切り捨てられます。ただし、帳票の有効期限を過ぎても、リストクリーナ - サーバ(Windows版)、またはlvatdellコマンド(Solaris版/Linux版)を使用しなければ帳票は削除されません。

Windows版の場合の例

5月15日9:00に登録し、帳票の有効期間を、5日間に設定

a:登録当日分  b:指定日数分

Solaris版/Linus版の場合の例

5月15日9:00に登録し、帳票の有効期間を、5日間に設定

  保管フォルダのプロパティについては、“ダイアログボックスリファレンス”または“コマンドリファレンス”を参照してください。
印刷フォルダの場合 <Windows版のみ>

印刷フォルダのプロパティは、以下の方法で変更できます。

  • 印刷フォルダのプロパティ(ダイアログボックス)

  • F5CWPRNT.EXEコマンド

「保存期限」の「日」および「時間」に、日数と時間を指定できます。印刷フォルダ内の帳票は、印刷完了後も指定した保存期限まで保管され、印刷完了の状態でかつ、保存期限を過ぎると自動的に削除されます。

ただし、印刷を中断した帳票は、保存期間を過ぎても削除されません。中断した帳票を削除するには、印刷の再開、または帳票の削除をします。

注意

  • 印刷フォルダは、保管を目的としていないため、帳票の長期保存には適していません。

  • 自動的に削除されるタイミングについては、保存期限を定期的に監視しているため、指定した日時に厳密に削除されません。

  • 以下の製品をList Worksと共に導入した場合、印刷フォルダ自動削除についての環境設定を変更することができます。この場合、List Worksの印刷フォルダのプロパティで設定しても以下の製品で自動削除の「環境設定」が変更されると、その定義に従うため、自動削除されないことがあります。

    - HOST PRINT(帳票管理サービス)


帳票出力時に帳票情報を設定(情報連携)

帳票出力元で、帳票ごとに保管の有効期限を設定して連携することができます。扱う帳票によって設定方法が異なります。

一般アプリ帳票の場合 <Windows版のみ>

List Worksプリンタドライバのプロパティ(有効期限)に必要な帳票情報を設定します。

プロパティ(有効期限)の設定については、“セットアップガイド”を参照してください。

リスト管理サーバの管理情報定義ファイルに必要な帳票情報を設定することもできます。この場合は、List Worksプリンタドライバに設定した値よりも優先されます。

管理情報定義ファイルの設定については、“4.1.2 管理情報定義ファイルに帳票情報を設定”を参照してください。
NetCOBOL/MeFt帳票の場合

NetCOBOL/MeFt帳票の場合は、電子帳票情報ファイルに必要な帳票情報を設定します。

帳票情報の設定については、“4.2.2 電子帳票情報ファイルに帳票情報を設定”を参照してください。
List Creator帳票の場合

List Creator帳票の場合は、以下のいずれかで帳票情報を設定できます。

  • List Creatorのprprintコマンドの電子保存情報に関するオプション

  • 電子帳票情報ファイル(List Creatorのprprintコマンドのin2オプションで指定)

  • List Creatorデザイナの帳票業務情報

    帳票情報の設定については、“4.2.2 電子帳票情報ファイルに帳票情報を設定”を参照してください。
    List Creatorデザイナでの設定、およびprprintコマンドについては、“List Creatorのマニュアル”を参照してください。
富士通ホスト帳票の場合

APS/NP、PrintASSORT、またはOSIV LISTVIEWに必要な帳票情報を設定して帳票の登録時に連携します。Solaris版/Linux版では、コマンドで帳票を登録するときに、情報連携ファイルに帳票情報を設定することもできます。

帳票情報の設定については、“4.5 富士通ホスト帳票の帳票情報”を参照してください。

設定時のキー

情報連携により帳票保管の有効期限を設定するときは、帳票情報をそれぞれ以下のキーに設定します。

帳票情報

管理情報定義
ファイル (注1)

電子帳票情報
ファイル

APS/NPまたは
PrintASSORTと
情報連携 (注2)

OSIV LISTVIEWと
情報連携 (注2)

帳票の登録有効期限

TERM

TERM

LV-TERM

LVSVINF LV-TERM
または
SPLRCV LV-TERM

注1:Windows版 のみ、一般アプリ帳票を扱うことができます。

注2:Solaris版/Linux版の場合、情報連携ファイルを利用して帳票を登録するときも、このキーを使用します。