帳票データを検索したり、帳票データをほかのアプリケーションと連携をしたりするには、あらかじめ、帳票のどのデータをどのように扱うのかといった情報を定義(帳票項目の設定)する必要があります。以下のような場合に、帳票項目を設定します。
印刷データの決められた場所に存在する文字や数字を、決められた型(文字型、数値型、日付型)として扱う
印刷データの決められた場所に存在するデータを、ほかのアプリケーションと連携して扱う
また、帳票項目をどの単位で保存するかを決定します。帳票項目の保存単位はシステムで統一してください。
帳票名ごと
オーバレイごと
ただし、以下のような運用環境で検索を行う場合は、抜き出し検索をお勧めします。
決められた文字列で検索することが多い
検索対象の項目が、印刷データの決められた場所に存在する
抜き出し検索は、帳票の登録前に、あらかじめ検索対象となる文字列を抽出しておくため、検索を高速に行うことができます。
抜き出し検索を行うには、リスト管理サーバ上に抜き出し検索ファイルを作成する必要があります。抜き出し検索ファイルは、以下の1.および2.を行ったあと、帳票が登録されるときに作成されます。
抜き出し検索を行いたい帳票に対して、抜き出し検索範囲を設定する
保管フォルダのプロパティまたは帳票情報で、抜き出し検索を有効とする設定をする
通常、抜き出し検索ファイルは、帳票の登録時に作成されますが、Solaris版/Linux版では、lvcrtsrhコマンドを使用して、すでに保管フォルダに格納されている帳票から抜き出し検索ファイルを作成できます。
帳票項目の設定、抜き出し検索範囲の設定については、“6.9 帳票項目の設定”および“6.10 抜き出し検索範囲の設定”を参照してください。保管フォルダのプロパティについては、“ダイアログボックスリファレンス”を参照してください。