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Interstage List Works V10.4.0 帳票保管活用機能解説書(拡張パッケージ)
FUJITSU Software

9.7.1 Windowsの留意事項

Windowsを利用する場合の注意事項について説明します。


注意

Windows Server 2012、Windows Server 2008を利用する場合

  • Windows Server 2012およびWindows Server 2008 (x64)では、WOW64(Windows 32-bit On Windows 64-bit)サブシステム上で、32ビットアプリケーションとして動作します。

  • Server Core上では動作しません。

  • 既定では、IISはインストールされません。WWWサーバに、IISを使用する場合は、「サーバ役割」に「Webサーバ(IIS)」を追加した上で、「Webサーバ(IIS)」の「役割サービス」として「ISAPI 拡張」、「ISAPI フィルタ」、「IIS6 メタベース互換」を追加してください。

  • Internet Explorer(64ビット)には対応していません。Internet Explorer(32ビット)を使用してください。

  • Windows Server 2012およびWindows Server 2008 (x64)で動作させるList WorksのAPIやコマンドを利用したアプリケーションは、64 ビットモードでは動作しません。32 ビットモードで動作させてください。

  • 「VSP シリーズにホスト帳票を印刷する」にチェックをしてリモート印刷した印刷フォルダにある帳票は、表示できません。


Windows 8、Windows 7Windows Vistaを利用する場合

  • 「VSP シリーズにホスト帳票を印刷する」にチェックをしてリモート印刷した印刷フォルダにある帳票は、表示できません。


Windows 8を利用する場合

  • Windows 8に標準でインストールされているWindowsリーダーでは、PDF形式の帳票やドキュメントが正しく表示されない場合があります。正しく表示するには、Adobe Readerをインストールする必要があります。

9.7.1.1 UAC(User Account Control)

UACは、管理者権限のアカウントでログオンしても、通常の使用時には制限ユーザの権限で動作する機能です。

Windowsでは、この機能が標準で有効になっています。

(1) 管理者権限が必要な機能

List Worksの機能のインストールや環境設定などの管理者権限が必要な機能では、アプリケーションを実行する前に、管理者権限への昇格を行う必要があります。

【ユーザーアカウント制御】ダイアログボックスで【続行】ボタンをクリックしてください。

(2) ファイルの保存

管理者権限のアカウントでログオンしていても、管理者でなければファイルを保存できない場所には、ファイルを保存できなくなります。

List Worksクライアントでは、データ変換、名前をつけて保存、一覧のファイル出力などの操作が該当します。Webクライアントでは、データ変換、PDF保存などの操作が該当します。

権限のない場所を保存先に指定すると、アクセス権がない旨のメッセージが表示され、保存できるフォルダ(ドキュメントフォルダ)に保存するか確認されます。

クライアントオートメーションやWeb連携機能APIを使用して上記の機能を実行しており、ファイル名を明に指定している場合、権限がないとファイルの保存に失敗します。

9.7.1.2 Windowsファイアウォール

Windowsファイアウォール機能は、外部からの接続をブロックする機能です。Windowsファイアウォールを有効にした場合の注意事項について説明します。Windowsでは、この機能が標準で有効になっています。


Windowsファイアウォール機能が有効となっていると、List Worksで使用しているポートもブロックされるため、「例外」または「受信の規則」、「送信の規則」を設定する必要があります。

 Windowsファイアウォールの設定については、“セットアップガイド”を参照してください。

9.7.1.3 List Worksクライアント/Webクライアントを利用する場合の日本語フォント環境の変更による影響

以下のフォントがJIS2004対応になります。

(1) JIS2004 対応

JIS2004 は従来のフォント(JIS90)と比較して、字形が変更される文字や、新しく追加される文字があります。

これらの文字の詳細については、マイクロソフト株式会社のホームページでご確認ください。

上記フォントは、JIS2004対応により、以下の注意点があります。

(2) 新フォント「メイリオ」

新規ClearTypeフォント「メイリオ」を使用すると、以下の現象が発生する場合がありますので、使用しないでください。

(3) 各ダイアログボックスへの入力

JIS2004対応で新しく追加された文字(第三水準、第四水準から、補助漢字(JIS X 0212))はUnicodeであるため、List Worksでこれらの文字を使用しないでください。

追加された文字は、List Worksクライアントの各入力欄において、以下の様になります。