Internet Explorerを使用するときの注意事項を説明します。
注意事項がある機能 | Internet Explorerのバージョン | ||||
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7 | 8 | 9 | 10 | 11 | |
タブブラウジング | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
保護モード | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
ActiveX Opt-in | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
複数のInternet Explorerの起動 | - | ○ | ○ | ○ | ○ |
最終閲覧セッションを再度開く | - | ○ | ○ | ○ | ○ |
ズーム機能 | ○ | - | - | - | - |
ActiveXフィルター | - | - | ○ | ○ | ○ |
PDF保存 | - | - | ○ | ○ | ○ |
【PDF表示】ボタン、【マニュアル】ボタンおよび【ヘルプ】ボタンをクリックしたときの動作 | - | - | ○ | ○ | ○ |
Internet Explorer 10、11のユーザーインターフェース | - | - | - | ○ | ○ |
○:該当 -:非該当
Internet Explorerのタブブラウジング機能では、複数のタブを用いた操作ができます。
List WorksのWeb連携機能で複数タブを使用すると、以下の不具合が発生するため、複数タブを使用した操作は行わないでください。
List WorksのWeb連携機能で、同一のウィンドウで複数タブを使用すると、「パラメタに異常があるためログアウトしました。」、または「ログインしていないかタイムアウトのためログアウトしました。」のメッセージが表示され、異常終了します。
上記の問題を防ぐために、以下の設定を行い複数タブを選択できないようにすることを推奨します。
Internet Explorerの【ツール】メニューより、【インターネット オプション】を選択します。
【インターネット オプション】ダイアログボックスの【全般】タブにある「タブ」の【設定】ボタンをクリックします。
【タブ ブラウズの設定】ダイアログボックスで 「タブ ブラウズを有効にする」のチェックを外し、【OK】ボタンをクリックします。
Internet Explorerを再起動します。
Internet Explorerの保護モードは、ActiveXコントロールからフォルダやレジストリへの書き込みを制限します。保護モードの初期設定は有効です。
List WorksのWeb連携機能では、保護モードが有効の場合、以下の機能に影響があります。
データ変換、Web連携機能APIのdataConvertメソッド
データ変換ではファイルの保存先を指定しますが、保存先に中間または高い整合性のフォルダを指定した場合にはリダイレクトされ、インターネット一時ファイル用のフォルダに保存されます。また、【データ変換】ダイアログボックスで、「拡張子に関連付けられたアプリケーションを起動する」をチェックしていると、保存先がリダイレクトされた場合には、起動したアプリケーションでファイルの読み込みに失敗します。
印刷
印刷時、「ファイルに出力」チェックボックスにチェックを入れていた場合にはファイルの保存先を指定しますが、保存先に整合性アクセスレベルが中間または高いフォルダを指定した場合にはアクセスが拒否された旨のメッセージが表示され、ファイルを保存できません。
Webクライアントでは、オペレーティングシステムの「通常使用するプリンタ」が、List Worksの初期設定のプリンタとなります。保護モード無効時には、「通常使用するプリンタ」の印刷設定が、初期設定に正しく反映されますが、保護モード有効時には、反映されません。
検索条件の保存/読み込み、記入情報のスタイル
保護モード有効時にクライアント端末に保存した検索条件および記入情報のスタイルは、保護モード無効時に利用できません。また逆に、保護モード無効時にクライアント端末に保存した検索条件は、保護モード有効時に利用できません。
ヘルプの表示
保護モード有効時にヘルプを表示すると、白紙のヘルプ画面が起動されます。そのヘルプ画面とは別に、もう1つブラウザが起動され、そのブラウザ上にヘルプの内容が表示されます。
上記の問題を防ぐために、Webゲートウェイサーバのアドレスを「信頼済みサイト」に追加することをお勧めします。セキュリティゾーンのうち、「信頼済みサイト」は、保護モードが既定でオフとなっているため、通常と同様の操作を行うことができます。
Internet ExplorerのActiveX Opt-inは、ユーザが明示的に有効にしなかったActiveXコントロールを自動的に無効化します。
List WorksのWeb連携機能で帳票の表示/印刷を行う場合、「List Works ListPrint ActiveX Control」を有効にしてください。
ActiveXコントロールを自動的に無効化されないようにするためには、Webゲートウェイサーバが属しているセキュリティゾーンで、「前回使用されなかったActiveXコントロールを警告なしで実行するのを許可する」を「有効にする」に設定することで可能です。
「信頼済みサイト」では、上記の設定が既定で「有効にする」に設定されているため、Webゲートウェイサーバのアドレスを「信頼済みサイト」に追加することをお勧めします。
Internet Explorer 8以降ではInternet Explorerのアイコンをクリックして複数のInternet Explorerを起動した場合、すべて同一セッションとして扱われます。
List WorksのWeb連携機能で上記の操作をすると、以下の不具合が発生するため、上記の操作は行わないでください。
List WorksのWeb連携機能で、Internet Explorerのアイコンをクリックして複数のInternet Explorerを起動して操作すると、「パラメタに異常があるためログアウトしました。」、または「ログインしていないかタイムアウトのためログアウトしました。」のメッセージが表示され、異常終了します。
上記の問題を防ぐために、Internet Explorerの【ファイル】メニューより、【新規セッション】を選択して、複数のInternet Explorerを起動してください。
Internet Explorer 8以降では、「最終閲覧セッションを再度開く」を使用して、List Worksを操作することはできません。
Internet Explorer 7では、「ズーム機能」を使用して、List Worksを操作することはできません。
Internet Explorer 7 におけるズーム機能の詳細については、Microsoft社のホームページを参照してください。
ActiveXフィルターは、Internet Explorer 9以降の機能で、ActiveXを無効にし、任意のサイトでのみActiveXを有効にする機能です。
List WorksのWeb連携機能では、ActiveXフィルターが有効の場合、以下の不具合が発生します。
帳票を表示する画面が正しく表示されない
帳票の一覧画面で【印刷】ボタンをクリックしたときに表示されるページ設定画面が正しく表示されない
ポーリング印刷が正しく動作しない
上記の問題に対処するには、アドレスバーにある【ActiveXフィルター】アイコンをクリックして、List Worksで使用するURLに対して、ActiveXフィルターを無効にしてください。
Internet Explorer 9以降では、Internet Explorerでファイルを保存する仕様が、以下のように変更されました。
ファイルを保存するときに、Internet Explorerの下部に通知バーが表示される
通知バーで【保存】ボタンをクリックすると、Internet Explorerの「既定のダウンロードフォルダー」に自動的に保存される。
このため、Internet Explorer 8以前と同じように任意の場所に保存するには、以下の手順で操作します。
Web一覧画面で【PDF保存】ボタンをクリックします。
帳票のPDF保存の確認画面で「はい」を選択します。
Internet Explorerの下部に表示される通知バーで【保存】ボタン横に表示される【▼】ボタンをクリックします。
表示されるメニューから「名前を付けて保存」を選択し、任意の場所に保存します。
Internet Explorer 9以降では、「ポップアップの発生時」の初期値が「常に新しいウィンドウでポップアップを開く」から「ポップアップを開く方法をInternet Explorerで自動的に判定する」に変更されました。このため、List WorksのWeb連携機能で使用する以下のボタンをクリックすると、新しいタブに表示されます。
【PDF表示】ボタン
【マニュアル】ボタン
【ヘルプ】ボタン
Internet Explorer 8以前と同じように操作したい場合は、以下の手順でInternet Explorerの設定を変更します。
Internet Explorerの【ツール】-【インターネットオプション】を選択します。
【インターネットオプション】ダイアログボックスで【全般】タブの「タブ」にある【設定】ボタンをクリックします。
【タブ ブラウズの設定】ダイアログボックスで「ポップアップの発生時」に「常に新しいウィンドウでポップアップを開く」を選択し、【OK】ボタンをクリックします。
Internet Explorer 10、11では、新しいユーザーインターフェースが追加されています。新しいユーザーインターフェースでは、List Worksの画面が正しく表示されません。List WorksのWeb連携機能を操作するには、デスクトップ版を使用してください。