クライアントサーバ運用での帳票の参照について説明します。
リスト管理サーバが管理する帳票を、List Worksクライアントから参照する運用形態です。帳票を参照するときは、リスト管理サーバに接続する必要があります。
帳票をリスト管理サーバに保管し、List Worksクライアントが要求した必要な情報だけを転送します。そのため、ネットワーク上に流れるデータ量を絞ることができます。
回線速度によりレスポンスが異なるため、List Worksクライアントの動作環境の設定により、転送方法(データを圧縮して通信するかどうか)を指定できます。
List Worksクライアントの動作環境の設定については、“セットアップガイド”を参照してください。
クライアントサーバ運用では、検索などの様々な処理をリスト管理サーバで行うため、以下の利点があります。
ネットワークの負荷が軽減されます。
リスト管理サーバで帳票資源の一元管理ができます。
クライアントのコンピュータの性能に依存することなく、処理を行うことができます。
リスト管理サーバが管理する帳票を、Web連携により、Webクライアントから参照する運用形態です。クライアントサーバ運用で運用しているサーバに接続する形態です。Webクライアント側に、Web連携機能をインストールする必要がないという利点があります。帳票を参照するときは、Web連携機能(Webゲートウェイサーバ)に接続します。
リスト管理サーバとList Worksクライアントの設置位置の関係に制約がないため、各クライアントが離れている場合に有効です。検索などの様々な処理をリスト管理サーバで行うため、List Worksクライアントと同等の利点があります。
ただし、Webクライアントからの参照とList Worksクライアントからの参照では、フォルダ・帳票の一覧操作や帳票の管理に機能差があります。
WebクライアントとList Worksクライアントの機能差については、“付録A 帳票保管活用機能における機能比較”を参照してください。
イントラネットでの構成を以下に示します。
リスト管理サーバの帳票をList Worksクライアント(マイ コンピュータの保管フォルダ)に複写し、その複写した帳票を参照する運用形態です。
複写後は、回線に負荷を与えず運用できるほか、リスト管理サーバと切断した状態でも帳票を活用することができます。
ただし、List Worksクライアントに複写した帳票については、以下の機能は利用できません。
リモート印刷
FAX送信
抜き出し検索範囲の設定
ID印刷
ログ情報の採取
CD-Rライタ装置を対象としたファイリング
アクセス権による保護