ページの先頭行へ戻る
Symfoware Server V11.1.1 Mirroring Controllerセットアップガイド
FUJITSU Software

E.3 未サポート資源の対処

DBミラーリングシステムの対象とするデータベースに利用不可能な資源が含まれている場合、データベース資源の関連付け(rdbbcmapコマンド)の操作、またはSQLの操作がエラーになります。

各操作におけるエラー情報と対処方法について以下に示します。

表E.4 データベース資源の関連付け(rdbbcmapコマンド)によるエラー情報と対処方法

未サポートの定義内容

エラー情報

対処方法

サポートされていない格納構造の定義

rdb: ERROR: qdg20761u: DBミラーリングサービスでサポートしていないDSIが存在するため資源識別子を抽出することができません DSI='データベース名.DSI名' 原因コード=1

E.3.1 サポート対象の定義に変更する場合

一意性制約がない表の定義

rdb: ERROR: qdg20761u: DBミラーリングサービスでサポートしていないDSIが存在するため資源識別子を抽出することができません DSI='データベース名.DSI名' 原因コード=2

表E.5 SQLの制約事項によるエラー情報と対処方法

SQLの制約事項

SQLSTATE

SQLMSG

メッセージログファイル

対処方法

サポートされていない格納構造に対するデータ更新

71400

JYP2906E: DBミラーリングサービスでサポートされていない機能が利用されました.

rdb: ERROR: qdg20756u: DBミラーリングサービスでサポートされていない機能が利用されました 原因コード=1 ロググループ名='ロググループ名' RLP名='RLP名'

E.3.1 サポート対象の定義に変更する場合

一意性制約がない表に対するデータ更新

71400

JYP2906E: DBミラーリングサービスでサポートされていない機能が利用されました.

rdb: ERROR: qdg20756u: DBミラーリングサービスでサポートされていない機能が利用されました 原因コード=2 ロググループ名='ロググループ名' RLP名='RLP名'

一意制約キーに対する集合更新

71400

JYP2906E: DBミラーリングサービスでサポートされていない機能が利用されました.

rdb: ERROR: qdg20756u: DBミラーリングサービスでサポートされていない機能が利用されました 原因コード=3 ロググループ名='ロググループ名' RLP名='RLP名'

E.3.2 一意性制約の構成列をUPDATE文:探索で更新する場合

トランザクション内で複数のロググループに対する更新

71400

JYP2907E:トランザクション内で複数のロググループに対する更新はできません.

rdb: ERROR: qdg20763u: トランザクション内で複数のロググループに対する更新はできません ロググループ名='更新を行ったDSIの属するロググループ名' ロググループ名='更新が抑止されたDSIの属するロググループ名' DSI名='更新が抑止されたDSIのデータベース名.更新が抑止されたDSI名'

E.3.3 トランザクション内で複数のロググループに対して更新している場合の対処

  • 資源配置を修正する場合

  • SQL文を修正する場合

参照

正系ノードで利用できる資源については、“E.1 サポート対象資源”を参照してください。