ページの先頭行へ戻る
Interstage Shunsaku Data Manager インストールガイド
Interstage

3.1.1 ディレクタサーバでのShunsakuのインストール

インストールの手順を以下に説明します。

インストール方法には、以下の2つがあります。

注意

  • インストールは、“スーパーユーザー”が行ってください。

  • インストールする前に、あらかじめ富士通ミドルウェア製品共通のツール「アンインストールと管理(ミドルウェア)」を停止しておいてください。


3.1.1.1 CUIを使用するインストール方法

CUIを使用する場合のインストール手順について説明します。

  1. Shunsakuのインストールスクリプト(cmdinstall.sh)を起動します。
    (デバイス名/dev/dsk/c0t4d0s2や、マウントポイント/mntは、お使いの環境によって異なります。お使いの環境にあわせて変更してください)

    • 64ビット用Shunsakuの場合

      # mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/c0t4d0s2 /mnt
      # cd /mnt/solaris_64
      # ./cmdinstall.sh
    • 32ビット用Shunsakuの場合

      # mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/c0t4d0s2 /mnt
      # cd /mnt/solaris_32
      # ./cmdinstall.sh

    注意

    “FSP_FJSVCIR_CIRINST”から始まるメッセージが表示された場合、“G.5.1 FJSVcirが出力するエラーメッセージ”を参照し、対処してください。


  2. インストール方法を選択します。1<RETURN>を入力します。

    ----------------------------------------------------------
      Interstage Shunsaku Data Manager Enterprise Edition
          9.0.5
      All Rights Reserved, Copyright(c)
          FUJITSU LIMITED 2007-2014
    ----------------------------------------------------------
    
    Please select the installation type. (1: typical, 2: custom) [1,2,q]:

  3. パッケージ格納ディレクトリを指定します。
    省略値(/opt)でインストールする場合は、<RETURN>を入力します。格納ディレクトリを変更する場合は、格納ディレクトリ名を絶対パスで指定し<RETURN>を入力します。

    Please specify installation directory. (default: /opt) [?,q]:

    注意

    • 指定するディレクトリ名には、“#”、全角文字および空白は指定できません。

    • 指定するディレクトリは、あらかじめ作成しておいてください。

    • Java API、XML変換機能など、Java環境を利用する場合は、インストールディレクトリのパス名に、“;”、“%”、“^”または“!”を使用しないでください。お使いのJava環境により、正常に動作しない場合があります。


  4. Shunsakuシステムにつける名前を指定します。
    省略値(shunsaku)でインストールする場合は、<RETURN>を入力します。Shunsakuシステムにつける名前を変更する場合は、Shunsakuシステムにつける名前を8バイト以内の半角英数字で指定し<RETURN>を入力します。

    Please specify the Shunsaku system name. (default: shunsaku) [?,q]:

  5. Shunsakuシステムを動作させる、ホスト名またはIPアドレスを指定します。
    省略値(自動取得されたホスト名またはIPアドレス)でインストールする場合は、<RETURN>を入力します。Shunsakuシステムを動作させる、ホスト名またはIPアドレスを変更する場合は、Shunsakuシステムを動作させる、ホスト名またはIPアドレスを指定し<RETURN>を入力します。以下は、ホスト名DirSvr1が自動取得された場合の表示です。

    Please specify the host name or the IP address. (default: DirSvr1) [?,q]:

    注意

    以下に示すホスト名またはIPアドレスは指定できません。

    • ループバックアドレス(注1)

    • IPv4マップドアドレス

    • リンクローカルアドレス

    • 上記を表すホスト名(注2)

    注1) IPv4形式の場合は"127.0.0.1"、IPv6形式の場合は"::1"です。

    注2) ループバックアドレスを表すホスト名は、通常はlocalhostです。

  6. ディレクタデータファイルを格納するディレクトリを指定します。
    省略値(/Shunsaku)でインストールする場合は、<RETURN>を入力します。ディレクタデータファイルを格納するディレクトリを変更する場合は、ディレクタデータファイルを格納するディレクトリ名を絶対パスで指定し<RETURN>を入力します。

    Please specify the Director data file directory. (default: /Shunsaku) [?,q]:

    注意

    • 指定するディレクトリ名には、“#”、全角文字および空白は指定できません。

    • 指定するディレクトリ配下は、Shunsakuが使用するため、何も置かないでください。


  7. ShunsakuのAPIからの要求を受け付けるポート番号を指定します。
    省略値(自動取得したポート番号)でインストールする場合は、<RETURN>を入力します。ShunsakuのAPIからの要求を受け付けるポート番号を変更する場合は、ShunsakuのAPIからの要求を受け付けるポート番号を指定し<RETURN>を入力します。以下は、ポート番号23101が自動取得された場合の表示です。

    Please specify port number for receiving request. (default: 23101) [?,q]:

    注意

    すでに使用されているポート番号は、指定しないようにしてください。


  8. 検索対象となる文字列の文字コードを指定します。
    省略値(1. UTF-8)でインストールする場合は、<RETURN>を入力します。検索対象となる文字列の文字コードを変更する場合は、検索対象となる文字コードに対応する番号を指定し<RETURN>を入力します。

    Character encoding identifier:
    1. UTF-8
    2. SHIFT-JIS
    3. EUC
    4. GB18030
    5. GB2312
    6. big5
    7. KSC5601
    Please select character encoding identifier. (default: 1) [?,q]:

    入力項目について説明します。

    項目名

    説明

    UTF-8

    UTF-8の場合

    SHIFT-JIS

    Shift-JISの場合(日本語)

    EUC

    EUC-JPの場合(日本語)

    GB18030

    GB18030の場合 (中国語)

    GB2312

    GB2312の場合 (中国語)

    big5

    Big5の場合 (中国語)

    KSC5601

    KSC5601の場合(ハングル文字(韓国語))


  9. IPC資源の設定を自動的に行うかどうか選択します。
    ShunsakuをインストールするサーバをShunsaku専用とする場合、y<RETURN>を入力してください。その場合、/etc/systemファイルのパラメタが自動的に変更されます。Shunsakuをインストールするサーバに他の製品もインストールする場合、または、Solaris 10で資源制御によりIPC資源の設定を行う場合は、n<RETURN>を入力し “3.3.2.4 OSの設定”の“IPC資源の設定”を参照し、IPC資源の設定を行ってください。

    Specify if IPC resources will be set up automatically. (default: n) [y,n,q]:

  10. 表示された情報でインストールを開始する場合は、y<RETURN>を入力します。

    Install information:
        Installation functions:
            director conductor sorter API Symfoware_cooperation
        Installation packages:
            FJSVshnsk FJSVshnsy FJSVshndr FJSVshncd FJSVshnso FJSVshnap FJSVshndb
        Installation directory:                      /opt
        Shunsaku system name:                        shunsaku
        Host name or IP address:                     DirSvr1
        Director data file directory:                /Shunsaku
        Port number for receiving requests:          23101
        Character encoding identifier:               UTF-8
        Automatically set up IPC resources:          No.
    
    Do you want to proceed with the installation ? [y,q]:

    インストール処理が開始されます。

    Installation of packages has started.
    
        Installation of <FJSVshnsk> was successful. 
                : 
    Installation of packages has ended.

    上記の処理において、何らかの異常が発生した場合、以下のメッセージが表示され、インストール処理が中止されます。

    Installation of "Interstage Shunsaku Data Manager Enterprise Edition" was terminated.

    インストールの終了メッセージが表示されます。
    インストールログは、“/opt/FJSVshnsk/setup.log”に作成されます。

    Installation of "Interstage Shunsaku Data Manager Enterprise Edition" was successful.

    注意

    • インストールの終了メッセージが表示される前に以下のようなエラーメッセージが表示される場合があります。

      'CIRuntime Application' is already running. This installer cannot run at the same time.

      「アンインストールと管理(ミドルウェア)」を終了し、Shunsakuをアンインストール(注)してから再度インストールを実行してください。

      注)Shunsakuのアンインストール手順については、“第7章 アンインストール”を参照してください。
      アンインストール時に以下のようなメッセージが出力されますが、アンインストールを続行してください。

      Internal error.
      Sub shell has terminated abnormally.(Shell= /opt/FJSVcir/cir/bin/cimanager.sh,Exit Code=35)
    • インストールの終了メッセージが表示される前に以下のようなエラーメッセージが表示された場合、“G.5.3 復帰コードとエラーメッセージ”を参照し、対処してください。

      Internal error.
      Sub shell has terminated abnormally.(Shell=[呼び出したファイル名],Exit Code=[復帰コード])

  11. 手順9で[IPC資源を自動設定する]を選択した場合、システムを再起動します。


3.1.1.2 GUIを使用するインストール方法

GUIを使用する場合のインストール手順について説明します。

注意

  • X Window System環境においてグラフィックモードの設定をtrueカラー(depthを24bit)、画面サイズをXGA(1024x768)以上にする必要があります。手順は以下のとおりです。詳細については、Solarisのマニュアルを参照してください。

    1. ログイン

    2. fbconfig -res 横幅x縦幅x周波数 nocheck -depth 24

    3. 再ログイン

  • フォント・スタイル・マネージャでフォントのサイズをMediumに設定する必要があります。フォントサイズが異なると、GUI上の文字が表示しきれない場合があります。

  • 環境変数LANGに、文字コード系がEUC環境の場合“ja”を、シフトJIS環境の場合“ja_JP.PCK”を、UTF-8環境の場合“ja_JP.UTF-8”を指定してください。

  1. Shunsakuのインストールスクリプト(install.sh)を起動します。
    (デバイス名/dev/dsk/c0t4d0s2や、マウントポイント/mntは、お使いの環境によって異なります。お使いの環境にあわせて変更してください)

    • 64ビット用Shunsakuの場合

      # mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/c0t4d0s2 /mnt
      # cd /mnt/solaris_64
      # ./install.sh
    • 32ビット用Shunsakuの場合

      # mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/c0t4d0s2 /mnt
      # cd /mnt/solaris_32
      # ./install.sh

    実行後に表示される画面で、[インストール]を実行してください。

    注意

    “FSP_FJSVCIR_CIRINST”から始まるメッセージが表示された場合、“G.5.1 FJSVcirが出力するエラーメッセージ”を参照し、対処してください。


  2. 「インストールタイプの選択」画面で、[標準]を選択し、[次へ]をクリックします。


  3. 「インストール内容の確認」画面で、表示されている設定内容を確認します。

    ホスト名およびIPアドレスが自動取得できなかった場合、設定内容の入力が必要になるため、[変更する]を選択してください。

    • 表示されている設定内容でインストールを続行する場合

      [変更しない]をチェックし、[次へ]をクリックします。インストールが開始されます。次に“手順8.”を行います。

    • 表示されている設定内容を変更する場合

      [変更する]をチェックし、[次へ]をクリックします。次に“手順4.”を行います。


  4. 「設定内容の変更」画面で、[Interstage Shunsaku Data Manager]を選択し、“インストールディレクトリ”を指定します。


    入力項目について説明します。

    項目名

    説明

    インストールディレクトリ

    パッケージを格納するディレクトリ名を、絶対パスで指定します。
    ディレクトリ名には、“#”、全角文字および空白は指定できません。指定するディレクトリは、あらかじめ作成しておいてください。
    Java API、XML変換機能など、Java環境を利用する場合は、インストールディレクトリのパス名に、“;”、“%”、“^”または“!”を使用しないでください。お使いのJava環境により、正常に動作しない場合があります。


  5. 「設定内容の変更」画面で、[conductor]機能を選択し、“Shunsakuシステム名”、“ホスト名またはIPアドレス”、“要求受付ポート番号”および“キャラクタ識別コード”を指定します。必要ならば、“IPC資源を自動設定する”にチェックをし、[次へ]をクリックします。


    入力項目について説明します。

    項目名

    説明

    Shunsakuシステム名

    Shunsakuシステムにつける名前を指定します。8バイト以内の半角英数字で指定します。

    ホスト名またはIPアドレス

    Shunsakuシステムを動作させる、ホスト名またはIPアドレスを指定します。

    以下に示すホスト名またはIPアドレスは指定できません。

    • ループバックアドレス(注1)

    • IPv4マップドアドレス

    • リンクローカルアドレス

    • 上記を表すホスト名(注2)

    注1) IPv4形式の場合は"127.0.0.1"、IPv6形式の場合は"::1"です。

    注2) ループバックアドレスを表すホスト名は、通常はlocalhostです。

    要求受付ポート番号

    ShunsakuのAPIからの要求を受け付けるポート番号を指定します。(注)

    キャラクタ識別コード

    検索対象となる文字列の文字コードを指定します。
    以下の内の1つを選択して指定します。

    • UTF-8:UTF-8の場合

    • SHIFT-JIS:Shift-JISの場合(日本語)

    • EUC:EUC-JPの場合(日本語)

    • GB18030:GB18030の場合 (中国語)

    • GB2312:GB2312の場合 (中国語)

    • big5:Big5の場合 (中国語)

    • KSC5601:KSC5601の場合(ハングル文字(韓国語))

    IPC資源を自動設定する

    IPC資源の設定を自動的に行うかどうか選択します。
    ShunsakuをインストールするサーバをShunsaku専用とする場合、チェックしてください。その場合、/etc/systemファイルのパラメタが自動的に変更されます。
    Shunsakuをインストールするサーバに他の製品もインストールする場合、または、Solaris 10で資源制御によりIPC資源の設定を行う場合は、本チェックを外し、“3.3.2.4 OSの設定”の“IPC資源の設定”を参照し、IPC資源の設定を行ってください。

    注意

    要求受付ポート番号に指定するポート番号は、OSが動的使用するポート番号と重複しない番号を指定してください。


  6. 「設定内容の変更」画面で、[director]機能を選択し、“ディレクタデータファイルの格納ディレクトリ”を指定し、「次へ」をクリックします。


    入力項目について説明します。

    項目名

    説明

    ディレクタデータファイルの格納ディレクトリ

    ディレクタデータファイルを格納するディレクトリ名を、絶対パスで指定します。
    ディレクトリ名には、“#”、全角文字および空白は指定できません。
    指定するディレクトリ配下は、Shunsakuが使用するため、何も置かないでください。


  7. 「インストール内容の確認」画面で、設定内容に誤りがなければ、[次へ]をクリックします。インストールが開始されます。

    注意

    • 以下のようなエラーメッセージが表示される場合があります。

      'CIRuntime Application' is already running. This installer cannot run at the same time.

      「アンインストールと管理(ミドルウェア)」を終了し、Shunsakuをアンインストール(注)してから再度インストールを実行してください。

      注)Shunsakuのアンインストール手順については、“第7章 アンインストール”を参照してください。
      アンインストール時に以下のようなメッセージが出力されますが、アンインストールを続行してください。

      Internal error.
      Sub shell has terminated abnormally.(Shell= /opt/FJSVcir/cir/bin/cimanager.sh,Exit Code=35)
    • 以下のようなエラーメッセージが表示された場合、“G.5.3 復帰コードとエラーメッセージ”を参照し、対処してください。

      Internal error.
      Sub shell has terminated abnormally.(Shell=[呼び出したファイル名],Exit Code=[復帰コード])

  8. インストール完了後、「インストール結果」画面で、インストールログを保存するために、[次へ]をクリックします。


  9. 「インストールログの出力」画面で、[インストールログを保存する。]がチェックされていることを確認後、“出力先ディレクトリ”を指定し、[終了]をクリックします。


  10. 手順5で[IPC資源を自動設定する]を選択した場合、システムを再起動します。