インストールの手順を以下に説明します。
インストール方法には、以下の2つがあります。
注意
インストールは、“スーパーユーザー”が行ってください。
インストールする前に、あらかじめ富士通ミドルウェア製品共通のツール「アンインストールと管理(ミドルウェア)」を停止しておいてください。
CUIを使用する場合のインストール手順について説明します。
Shunsakuのインストールスクリプト(cmdinstall.sh)を起動します。
(デバイス名/dev/dsk/c0t4d0s2や、マウントポイント/mntは、お使いの環境によって異なります。お使いの環境にあわせて変更してください)
64ビット用Shunsakuの場合
# mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/c0t4d0s2 /mnt # cd /mnt/solaris_64 # ./cmdinstall.sh |
32ビット用Shunsakuの場合
# mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/c0t4d0s2 /mnt # cd /mnt/solaris_32 # ./cmdinstall.sh |
注意
“FSP_FJSVCIR_CIRINST”から始まるメッセージが表示された場合、“G.5.1 FJSVcirが出力するエラーメッセージ”を参照し、対処してください。
インストール方法を選択します。1<RETURN>を入力します。
---------------------------------------------------------- Interstage Shunsaku Data Manager Enterprise Edition 9.0.5 All Rights Reserved, Copyright(c) FUJITSU LIMITED 2007-2014 ---------------------------------------------------------- Please select the installation type. (1: typical, 2: custom) [1,2,q]:
パッケージ格納ディレクトリを指定します。
省略値(/opt)でインストールする場合は、<RETURN>を入力します。格納ディレクトリを変更する場合は、格納ディレクトリ名を絶対パスで指定し<RETURN>を入力します。
Please specify installation directory. (default: /opt) [?,q]:
注意
指定するディレクトリ名には、“#”、全角文字および空白は指定できません。
指定するディレクトリは、あらかじめ作成しておいてください。
Java API、XML変換機能など、Java環境を利用する場合は、インストールディレクトリのパス名に、“;”、“%”、“^”または“!”を使用しないでください。お使いのJava環境により、正常に動作しない場合があります。
Shunsakuシステムにつける名前を指定します。
省略値(shunsaku)でインストールする場合は、<RETURN>を入力します。Shunsakuシステムにつける名前を変更する場合は、Shunsakuシステムにつける名前を8バイト以内の半角英数字で指定し<RETURN>を入力します。
Please specify the Shunsaku system name. (default: shunsaku) [?,q]:
Shunsakuシステムを動作させる、ホスト名またはIPアドレスを指定します。
省略値(自動取得されたホスト名またはIPアドレス)でインストールする場合は、<RETURN>を入力します。Shunsakuシステムを動作させる、ホスト名またはIPアドレスを変更する場合は、Shunsakuシステムを動作させる、ホスト名またはIPアドレスを指定し<RETURN>を入力します。以下は、ホスト名DirSvr1が自動取得された場合の表示です。
Please specify the host name or the IP address. (default: DirSvr1) [?,q]:
注意
以下に示すホスト名またはIPアドレスは指定できません。
ループバックアドレス(注1)
IPv4マップドアドレス
リンクローカルアドレス
上記を表すホスト名(注2)
注1) IPv4形式の場合は"127.0.0.1"、IPv6形式の場合は"::1"です。
注2) ループバックアドレスを表すホスト名は、通常はlocalhostです。
ディレクタデータファイルを格納するディレクトリを指定します。
省略値(/Shunsaku)でインストールする場合は、<RETURN>を入力します。ディレクタデータファイルを格納するディレクトリを変更する場合は、ディレクタデータファイルを格納するディレクトリ名を絶対パスで指定し<RETURN>を入力します。
Please specify the Director data file directory. (default: /Shunsaku) [?,q]:
注意
指定するディレクトリ名には、“#”、全角文字および空白は指定できません。
指定するディレクトリ配下は、Shunsakuが使用するため、何も置かないでください。
ShunsakuのAPIからの要求を受け付けるポート番号を指定します。
省略値(自動取得したポート番号)でインストールする場合は、<RETURN>を入力します。ShunsakuのAPIからの要求を受け付けるポート番号を変更する場合は、ShunsakuのAPIからの要求を受け付けるポート番号を指定し<RETURN>を入力します。以下は、ポート番号23101が自動取得された場合の表示です。
Please specify port number for receiving request. (default: 23101) [?,q]:
注意
すでに使用されているポート番号は、指定しないようにしてください。
検索対象となる文字列の文字コードを指定します。
省略値(1. UTF-8)でインストールする場合は、<RETURN>を入力します。検索対象となる文字列の文字コードを変更する場合は、検索対象となる文字コードに対応する番号を指定し<RETURN>を入力します。
Character encoding identifier: 1. UTF-8 2. SHIFT-JIS 3. EUC 4. GB18030 5. GB2312 6. big5 7. KSC5601 Please select character encoding identifier. (default: 1) [?,q]:
入力項目について説明します。
項目名 | 説明 |
---|---|
UTF-8 | UTF-8の場合 |
SHIFT-JIS | Shift-JISの場合(日本語) |
EUC | EUC-JPの場合(日本語) |
GB18030 | GB18030の場合 (中国語) |
GB2312 | GB2312の場合 (中国語) |
big5 | Big5の場合 (中国語) |
KSC5601 | KSC5601の場合(ハングル文字(韓国語)) |
IPC資源の設定を自動的に行うかどうか選択します。
ShunsakuをインストールするサーバをShunsaku専用とする場合、y<RETURN>を入力してください。その場合、/etc/systemファイルのパラメタが自動的に変更されます。Shunsakuをインストールするサーバに他の製品もインストールする場合、または、Solaris 10で資源制御によりIPC資源の設定を行う場合は、n<RETURN>を入力し “3.3.2.4 OSの設定”の“IPC資源の設定”を参照し、IPC資源の設定を行ってください。
Specify if IPC resources will be set up automatically. (default: n) [y,n,q]:
表示された情報でインストールを開始する場合は、y<RETURN>を入力します。
Install information: Installation functions: director conductor sorter API Symfoware_cooperation Installation packages: FJSVshnsk FJSVshnsy FJSVshndr FJSVshncd FJSVshnso FJSVshnap FJSVshndb Installation directory: /opt Shunsaku system name: shunsaku Host name or IP address: DirSvr1 Director data file directory: /Shunsaku Port number for receiving requests: 23101 Character encoding identifier: UTF-8 Automatically set up IPC resources: No. Do you want to proceed with the installation ? [y,q]:
インストール処理が開始されます。
Installation of packages has started. Installation of <FJSVshnsk> was successful. : Installation of packages has ended.
上記の処理において、何らかの異常が発生した場合、以下のメッセージが表示され、インストール処理が中止されます。
Installation of "Interstage Shunsaku Data Manager Enterprise Edition" was terminated.
インストールの終了メッセージが表示されます。
インストールログは、“/opt/FJSVshnsk/setup.log”に作成されます。
Installation of "Interstage Shunsaku Data Manager Enterprise Edition" was successful.
注意
インストールの終了メッセージが表示される前に以下のようなエラーメッセージが表示される場合があります。
'CIRuntime Application' is already running. This installer cannot run at the same time.
「アンインストールと管理(ミドルウェア)」を終了し、Shunsakuをアンインストール(注)してから再度インストールを実行してください。
注)Shunsakuのアンインストール手順については、“第7章 アンインストール”を参照してください。
アンインストール時に以下のようなメッセージが出力されますが、アンインストールを続行してください。
Internal error. Sub shell has terminated abnormally.(Shell= /opt/FJSVcir/cir/bin/cimanager.sh,Exit Code=35)
インストールの終了メッセージが表示される前に以下のようなエラーメッセージが表示された場合、“G.5.3 復帰コードとエラーメッセージ”を参照し、対処してください。
Internal error. Sub shell has terminated abnormally.(Shell=[呼び出したファイル名],Exit Code=[復帰コード])
手順9で[IPC資源を自動設定する]を選択した場合、システムを再起動します。
GUIを使用する場合のインストール手順について説明します。
注意
X Window System環境においてグラフィックモードの設定をtrueカラー(depthを24bit)、画面サイズをXGA(1024x768)以上にする必要があります。手順は以下のとおりです。詳細については、Solarisのマニュアルを参照してください。
ログイン
fbconfig -res 横幅x縦幅x周波数 nocheck -depth 24
再ログイン
フォント・スタイル・マネージャでフォントのサイズをMediumに設定する必要があります。フォントサイズが異なると、GUI上の文字が表示しきれない場合があります。
環境変数LANGに、文字コード系がEUC環境の場合“ja”を、シフトJIS環境の場合“ja_JP.PCK”を、UTF-8環境の場合“ja_JP.UTF-8”を指定してください。
Shunsakuのインストールスクリプト(install.sh)を起動します。
(デバイス名/dev/dsk/c0t4d0s2や、マウントポイント/mntは、お使いの環境によって異なります。お使いの環境にあわせて変更してください)
64ビット用Shunsakuの場合
# mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/c0t4d0s2 /mnt # cd /mnt/solaris_64 # ./install.sh |
32ビット用Shunsakuの場合
# mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/c0t4d0s2 /mnt # cd /mnt/solaris_32 # ./install.sh |
実行後に表示される画面で、[インストール]を実行してください。
注意
“FSP_FJSVCIR_CIRINST”から始まるメッセージが表示された場合、“G.5.1 FJSVcirが出力するエラーメッセージ”を参照し、対処してください。
「インストールタイプの選択」画面で、[標準]を選択し、[次へ]をクリックします。
「インストール内容の確認」画面で、表示されている設定内容を確認します。
ホスト名およびIPアドレスが自動取得できなかった場合、設定内容の入力が必要になるため、[変更する]を選択してください。
表示されている設定内容でインストールを続行する場合
[変更しない]をチェックし、[次へ]をクリックします。インストールが開始されます。次に“手順8.”を行います。
表示されている設定内容を変更する場合
[変更する]をチェックし、[次へ]をクリックします。次に“手順4.”を行います。
「設定内容の変更」画面で、[Interstage Shunsaku Data Manager]を選択し、“インストールディレクトリ”を指定します。
入力項目について説明します。
項目名 | 説明 |
---|---|
インストールディレクトリ | パッケージを格納するディレクトリ名を、絶対パスで指定します。 |
「設定内容の変更」画面で、[conductor]機能を選択し、“Shunsakuシステム名”、“ホスト名またはIPアドレス”、“要求受付ポート番号”および“キャラクタ識別コード”を指定します。必要ならば、“IPC資源を自動設定する”にチェックをし、[次へ]をクリックします。
入力項目について説明します。
項目名 | 説明 |
---|---|
Shunsakuシステム名 | Shunsakuシステムにつける名前を指定します。8バイト以内の半角英数字で指定します。 |
ホスト名またはIPアドレス | Shunsakuシステムを動作させる、ホスト名またはIPアドレスを指定します。 以下に示すホスト名またはIPアドレスは指定できません。
注1) IPv4形式の場合は"127.0.0.1"、IPv6形式の場合は"::1"です。 注2) ループバックアドレスを表すホスト名は、通常はlocalhostです。 |
要求受付ポート番号 | ShunsakuのAPIからの要求を受け付けるポート番号を指定します。(注) |
キャラクタ識別コード | 検索対象となる文字列の文字コードを指定します。
|
IPC資源を自動設定する | IPC資源の設定を自動的に行うかどうか選択します。 |
注意
要求受付ポート番号に指定するポート番号は、OSが動的使用するポート番号と重複しない番号を指定してください。
「設定内容の変更」画面で、[director]機能を選択し、“ディレクタデータファイルの格納ディレクトリ”を指定し、「次へ」をクリックします。
入力項目について説明します。
項目名 | 説明 |
---|---|
ディレクタデータファイルの格納ディレクトリ | ディレクタデータファイルを格納するディレクトリ名を、絶対パスで指定します。 |
「インストール内容の確認」画面で、設定内容に誤りがなければ、[次へ]をクリックします。インストールが開始されます。
注意
以下のようなエラーメッセージが表示される場合があります。
'CIRuntime Application' is already running. This installer cannot run at the same time.
「アンインストールと管理(ミドルウェア)」を終了し、Shunsakuをアンインストール(注)してから再度インストールを実行してください。
注)Shunsakuのアンインストール手順については、“第7章 アンインストール”を参照してください。
アンインストール時に以下のようなメッセージが出力されますが、アンインストールを続行してください。
Internal error. Sub shell has terminated abnormally.(Shell= /opt/FJSVcir/cir/bin/cimanager.sh,Exit Code=35)
以下のようなエラーメッセージが表示された場合、“G.5.3 復帰コードとエラーメッセージ”を参照し、対処してください。
Internal error. Sub shell has terminated abnormally.(Shell=[呼び出したファイル名],Exit Code=[復帰コード])
インストール完了後、「インストール結果」画面で、インストールログを保存するために、[次へ]をクリックします。
「インストールログの出力」画面で、[インストールログを保存する。]がチェックされていることを確認後、“出力先ディレクトリ”を指定し、[終了]をクリックします。
手順5で[IPC資源を自動設定する]を選択した場合、システムを再起動します。