ページの先頭行へ戻る
Interstage List Works V10.4.0 帳票保管活用機能コマンドリファレンス(拡張パッケージ)
FUJITSU Software

3.1.30 lvsetsysコマンド

システムディレクトリを作成するコマンドです。このコマンドは、システムディレクトリを作成するとともに、List Worksの運用に必要なファイル、ディレクトリをシステムディレクトリ配下に作成します。スーパーユーザだけが実行することができます。


形式

lvsetsys  -Spath
        [-unowner]
        [-gngroup]
        [-aaccess

オプション名と指定値の間に空白をあけないでください。

空白または記号文字を含むパスを指定する場合は、半角のシングルクォーテーション「' '」で囲みます。「' '」は長さに含みません。


説明

-S

システムディレクトリを作成するパス名をpathに半角142文字以内の物理パスで指定します。必須項目です。

-Sオプションで指定するパス名のディレクトリは、事前に作成しておく必要があります。

なお、クラスタシステム、およびフォルダの共有運用の場合は、以下の値を指定します。

クラスタシステムの場合

共用ディスク装置に存在するディレクトリパス名を指定します。

フォルダの共有運用の場合

共用ファイルシステムのディレクトリパス名を指定します。

-un

Solaris版旧バージョン互換用のオプションです。指定しても意味を持ちません。

-gn

Solaris版旧バージョン互換用のオプションです。指定しても意味を持ちません。

-a

Solaris版旧バージョン互換用のオプションです。指定しても意味を持ちません。


注意

  • システムディレクトリはNFSのファイルシステムには作成しないでください。

  • 本コマンドのオプションで指定した情報は、システムのディレクトリの作成後、変更することはできません。

  • リモート印刷機能を使用する場合、システムディレクトリの作成先のディレクトリにother(その他のユーザ)に対する読み取り権が必要です。


復帰値

0

正常

3

オプションエラー

255

その他のエラー


使用例

例1:

パス名(/bbb)でシステムディレクトリを定義する場合の例を示します。

# lvsetsys -S/bbb

例2:

クラスタシステムの環境において、共用ディスク装置のパーティションをマウントした「/listworks」に、システムディレクトリを作成する例を以下に示します。

なお、この作業は運用ノードで実施します。

# lvsetsys -S/listworks

例3:

フォルダの共有運用において、共用ファイルシステムのディレクトリ「/listworks」に、システムディレクトリを作成する場合の例を以下に示します。

# lvsetsys -S/listworks