システムディレクトリを作成するコマンドです。このコマンドは、システムディレクトリを作成するとともに、List Worksの運用に必要なファイル、ディレクトリをシステムディレクトリ配下に作成します。スーパーユーザだけが実行することができます。
形式
lvsetsys -Spath [-unowner] [-gngroup] [-aaccess]
オプション名と指定値の間に空白をあけないでください。
空白または記号文字を含むパスを指定する場合は、半角のシングルクォーテーション「' '」で囲みます。「' '」は長さに含みません。
説明
システムディレクトリを作成するパス名をpathに半角142文字以内の物理パスで指定します。必須項目です。
-Sオプションで指定するパス名のディレクトリは、事前に作成しておく必要があります。
なお、クラスタシステム、およびフォルダの共有運用の場合は、以下の値を指定します。
共用ディスク装置に存在するディレクトリパス名を指定します。
共用ファイルシステムのディレクトリパス名を指定します。
Solaris版旧バージョン互換用のオプションです。指定しても意味を持ちません。
Solaris版旧バージョン互換用のオプションです。指定しても意味を持ちません。
Solaris版旧バージョン互換用のオプションです。指定しても意味を持ちません。
注意
システムディレクトリはNFSのファイルシステムには作成しないでください。
本コマンドのオプションで指定した情報は、システムのディレクトリの作成後、変更することはできません。
リモート印刷機能を使用する場合、システムディレクトリの作成先のディレクトリにother(その他のユーザ)に対する読み取り権が必要です。
復帰値
正常
オプションエラー
その他のエラー
使用例
パス名(/bbb)でシステムディレクトリを定義する場合の例を示します。
# lvsetsys -S/bbb
クラスタシステムの環境において、共用ディスク装置のパーティションをマウントした「/listworks」に、システムディレクトリを作成する例を以下に示します。
なお、この作業は運用ノードで実施します。
# lvsetsys -S/listworks
フォルダの共有運用において、共用ファイルシステムのディレクトリ「/listworks」に、システムディレクトリを作成する場合の例を以下に示します。
# lvsetsys -S/listworks