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Interstage List Works V10.4.0 帳票保管活用機能コマンドリファレンス(拡張パッケージ)
FUJITSU Software

3.1.1 lvacexptコマンド

管理者ツールの「アクセス権のエクスポート」機能をコマンドラインで実行するコマンドです。保管フォルダ、および保管フォルダ配下の帳票に設定されているアクセス権を一括して出力することができます。出力されるエクスポート結果(アクセス権データファイル)の文字はUTF-8コードです。

スーパーユーザだけが実行することができます。

 エクスポート結果(アクセス権データファイル)の形式など、「アクセス権のエクスポート」機能の詳細については、“設計・運用ガイド”を参照してください。

形式

lvacexpt      -apath
              -uuser
              -ppassword
             [-hhost]
             [-ffile]
             [-s]
             [-l]

空白または記号文字を含むパスおよび文字列を指定する場合は、半角のシングルクォーテーション「' '」で囲みます。「' '」は長さに含みません。


説明

-a

アクセス権のエクスポート先となるファイル名(アクセス権データファイル)を、pathに半角256文字以内の物理パスで指定します。必須項目です。

すでに存在するファイル名を指定した場合は、上書き保存されます。

アクセス権データファイルを格納するディレクトリが存在しない場合は、エラーになります。

注意

アクセス権のエクスポート先となるファイル名に、半角英数字以外の文字を入力した場合、動作は保証されません。

-u

リスト管理サーバにログインするためのユーザID(管理者の権限を持つ)を、userに半角36文字以内(全角18文字以内)で指定します。必須項目です。

-p

リスト管理サーバにログインするためのユーザID(管理者の権限を持つ)のパスワードを、passwordに半角255文字以内で指定します。必須項目です。

-h

リスト管理サーバのホスト名を、hostに半角64文字以内で指定します。指定しない場合は、「localhost」が指定されたとみなされます。

-f

アクセス権をエクスポートする保管フォルダの論理パスをfileに半角185文字以内(全角92文字以内)で指定します。

指定した保管フォルダと直下の保管フォルダがエクスポートの対象になります。指定しない場合は、第一階層の保管フォルダすべてが対象になります。

 保管フォルダの論理パスの指定方法については、“保管フォルダの論理パスについて”を参照してください。

注意

第一階層の保管フォルダを指定する場合、対象の保管フォルダに、List Worksの予約語名の保管フォルダ(NFORM-FOLDER-CWXNFORMRCVLWK)を指定しないでください。

-s

出力対象の保管フォルダ(指定している保管フォルダ)直下の保管フォルダだけでなく、サブフォルダも含めすべての保管フォルダのアクセス権をエクスポートする場合に指定します。指定しない場合は、指定した保管フォルダと直下の保管フォルダのアクセス権がエクスポートされます。

-l

保管フォルダ配下の帳票に対しても、アクセス権をエクスポートする場合に指定します。指定しない場合は、保管フォルダ配下の帳票のアクセス権はエクスポートされません。


参考

  • -fオプションで指定した保管フォルダの直下のサブフォルダは、-sオプションの指定がなくても出力されます。

  • -fオプションで指定した保管フォルダ配下のサブフォルダ、帳票をすべてエクスポートする場合は、-sオプションと-lオプションの両方を指定します。

  • -fオプションを指定しないで、-sオプションと-lオプションを指定した場合は、リスト管理サーバ内のすべての保管フォルダと帳票のアクセス権がエクスポートされます。


復帰値

0

正常

0以外

異常


注意

アクセス権のエクスポートに失敗した場合は、実行履歴にエラーの詳細が出力されます。実行履歴を確認して、失敗した部分だけ再度エクスポートしてください。

 実行履歴の詳細については、“メッセージ集”を参照してください。

使用例

保管フォルダ(/lw/data/営業部)のアクセス権を、すべてのサブフォルダ・帳票も含めて、アクセス権データファイル「/listworks/data/export.dat」にエクスポートします。

# lvacexpt   -a/listworks/data/export.dat
             -uroot
             -paaa
             -f/lw/data/営業部
             -s
             -l

[エクスポート結果の例(アクセス権データファイルの内容)]

export.dat

#2007/10/4 14:25:58 Export

[/lw/data/営業部]
#保管フォルダ:/営業部
0,,FULL,

[/lw/data/営業部/営業一課]
#保管フォルダ:/営業部/営業一課
1,EIGYO1,FULL,
1,EIGYO2,NONE,VIEW,ITEM

[/lw/data/営業部/営業一課/aaaa.spl]
#保管フォルダ:/営業部/営業一課
#帳票名:2007年10月月報
2,USER1,NONE,VIEW,ITEM
2,USER2,FULL,MOVE,COPY,DELT