管理者ツールの「アクセス権のエクスポート」機能をコマンドラインで実行するコマンドです。保管フォルダ、および保管フォルダ配下の帳票に設定されているアクセス権を一括して出力することができます。出力されるエクスポート結果(アクセス権データファイル)の文字はシフトJISコードです。
エクスポート結果(アクセス権データファイル)の形式など、「アクセス権のエクスポート」機能の詳細については、“設計・運用ガイド”を参照してください。
形式
F5CWACEX.EXE -Aアクセス権データファイル -UユーザID -Pパスワード [-Hホスト名] [-Fエクスポートする保管フォルダの論理パス] [-S] [-L]
空白または記号文字を含むパスおよび文字列を指定する場合は、半角のダブルクォーテーション「""」で囲みます。「""」は長さに含みません。
説明
「アクセス権データファイル」に、アクセス権のエクスポート先となるファイル名を、256バイト以内の物理パスで指定します。必須項目です。
すでに存在するファイル名を指定した場合は、上書き保存されます。
アクセス権データファイルを格納するフォルダが存在しない場合は、エラーになります。
リスト管理サーバにログインするためのユーザID(管理者の権限を持つ)を、36バイト以内で指定します。必須項目です。
リスト管理サーバにログインするためのユーザID(管理者の権限を持つ)のパスワードを、255バイト以内で指定します。必須項目です。
リスト管理サーバのホスト名を、64バイト以内で指定します。指定しない場合は、「localhost」が指定されたとみなされます。
アクセス権をエクスポートする保管フォルダの論理パスを指定します。
指定した保管フォルダと直下の保管フォルダがエクスポートの対象になります。指定しない場合は、第一階層の保管フォルダすべてが対象になります。
保管フォルダの論理パスの指定方法については、“保管フォルダの論理パスについて”を参照してください。
出力対象の保管フォルダ(指定している保管フォルダ)直下の保管フォルダだけでなく、サブフォルダも含めすべての保管フォルダのアクセス権をエクスポートする場合に指定します。指定しない場合は、指定した保管フォルダと直下の保管フォルダのアクセス権がエクスポートされます。
保管フォルダ配下の帳票に対しても、アクセス権をエクスポートする場合に指定します。指定しない場合は、保管フォルダ配下の帳票のアクセス権はエクスポートされません。
参考
-Fパラメタで指定した保管フォルダの直下のサブフォルダは、-Sパラメタの指定がなくても出力されます。
-Fパラメタで指定した保管フォルダ配下のサブフォルダ、帳票をすべてエクスポートする場合は、-Sパラメタと-Lパラメタの両方を指定します。
-Fパラメタを指定しないで、-Sパラメタと-Lパラメタを指定した場合は、リスト管理サーバ内のすべての保管フォルダと帳票のアクセス権がエクスポートされます。
復帰値
正常
異常
注意
アクセス権のエクスポートに失敗した場合は、操作ログにエラーの詳細が出力されます。操作ログを確認して、失敗した部分だけ再度エクスポートしてください。
操作ログの詳細については、“メッセージ集”を参照してください。
使用例
保管フォルダ「C:\LW\DATA\営業部」のアクセス権を、すべてのサブフォルダ・帳票も含めて、アクセス権データファイル「C:\listworks\data\export.dat」にエクスポートします。
F5CWACEX.EXE -AC:\listworks\data\export.dat -Uadministrator -Paaa -FC:\LW\DATA\営業部 -S -L
[エクスポート結果の例(アクセス権データファイルの内容)]
export.dat
#2006/12/4 14:25:58 Export [C:\LW\DATA\営業部] #保管フォルダ:\営業部 0,,FULL, [C:\LW\DATA\営業部\営業一課] #保管フォルダ:\営業部\営業一課 1,EIGYO1,FULL, 1,EIGYO2,NONE,VIEW,ITEM [C:\LW\DATA\営業部\営業一課\aaaa.spl] #保管フォルダ:\営業部\営業一課 #帳票名:2006年11月月報 2,USER1,NONE,VIEW,ITEM 2,USER2,FULL,MOVE,COPY,DELT