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WSMGR for Web V7.2 使用手引書L40
FUJITSU Software

31.4.12 viewオブジェクト

クライアントスクリプト機能で表示するテーブルデータの取得やユーザHTML画面を使用するためのオブジェクトです。
テーブルデータとは、2次元で表される配列を扱うデータ形式です。配列の各要素はstring型の文字列です。

メソッド名

機能

addWidget

エミュレータ画面上に部品を表示

getWidget

エミュレータ画面上の部品オブジェクトを取得

hideWidget

エミュレータ画面上の部品を非表示

load

ユーザHTMLの表示

removeWidget

エミュレータ画面上の部品を消去

showWidget

エミュレータ画面上の部品を再表示

unload

ユーザHTMLの消去

オブジェクト

機能

初期値

table

エミュレータ画面に表示するテーブルデータ

Arrayオブジェクトの初期値

keypad

エミュレータのキーパッドをカスタマイズ


addWidget

エミュレータ画面上へ部品を表示

エミュレータの画面上に部品を表示します。


●呼び出し形式

addWidget(WsmgrWidgetObj)

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

WsmgrWidgetObj

WsmgrWidgetオブジェクトを指定

省略できません


参考

パラメータの詳細はWsmgrWidgetオブジェクトの説明を参照してください。


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合は、falseを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var button1 = new WsmgrWidget("button1", "button");
button1.setPosition(10, 15, 5, 1);
dspemu.view.addWidget(button1);

注意

部品の表示位置が同じ位置を指していた場合、または、部品のサイズによって他の部品と重なる場合は、あとから追加した部品が前面に表示されます。


getWidget

エミュレータ画面上の部品オブジェクトを取得

エミュレータ画面上の部品オブジェクトを取得します。


●呼び出し形式

getWidget(id)

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

id

WsmgrWidgetオブジェクトのidを指定

省略できません


参考

パラメータの詳細はWsmgrWidgetオブジェクトの説明を参照してください。


●リターン値

関数の呼び出しに成功すると部品オブジェクト(WsmgrWidgetオブジェクト)を返します。エラーが発生した場合は、nullを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var check1 = new WsmgrWidget("check1", "check");
check1.setPosition(10,10, 5, 1); 
dspemu.view.addWidget(check1); 

var button1 = new WsmgrWidget("button1", "button");
button1.setPosition(10, 15, 5, 1); 
button1.bind("click", function (e) {
    // チェック部品オブジェクトを取得
    var check = e.dspemu.view.getWidget("check1");
});
dspemu.view.addWidget(button1); 

hideWidget

エミュレータ画面上の部品を非表示に設定

エミュレータの画面上に表示されている部品を非表示に設定します。


●呼び出し形式

hideWidget(id)

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

id

WsmgrWidgetオブジェクトで設定したidを指定

エミュレータ画面上のすべての部品を非表示に設定します


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合は、falseを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var button1 = new WsmgrWidget("button1", "button");
button1.setPosition(10, 15, 5, 1);
dspemu.view.addWidget(button1);
dspemu.view.hideWidget(button1);

load

ユーザHTMLの表示

指定されたオブジェクトの設定に従い、ユーザHTMLをエミュレータ画面に表示します。


●呼び出し形式

load(obj)

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

obj

ユーザHTMLの表示方法を設定したオブジェクトを指定
WsmgrDialog:ダイアログを表示
WsmgrWindows:エミュレータ上に表示

省略できません


参考

WsmgrDialogオブジェクト、WsmgrWindowオブジェクトの詳細は各リファレンスを参照してください。


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合は、falseを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var screen = new WsmgrWindow("user.htm");
screen.setStyle("screen");
dspemu.view.load(screen);  // ユーザHTMLを表示

removeWidget

エミュレータ画面上の部品を消去

エミュレータの画面上の部品を消去します。


●呼び出し形式

removeWidget(id)

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

id

WsmgrWidgetオブジェクトで設定したidを指定

エミュレータ画面上のすべての部品を消去します


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合は、falseを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var button1 = new WsmgrWidget("button1", "button");
button1.setPosition(10, 15, 5, 1);
dspemu.view.addWidget(button1);
dspemu.view.removeWidget("button1");

showWidget

エミュレータ画面上の部品を再表示

エミュレータの画面上で非表示にした部品を再表示に設定します。


●呼び出し形式

showWidget(id)

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

id

WsmgrWidgetオブジェクトで設定したidを指定

エミュレータ画面上のすべての部品を再表示に設定します


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合は、falseを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var button1 = new WsmgrWidget("button1", "button");
button1.setPosition(10, 15, 5, 1);
dspemu.view.addWidget(button1);
dspemu.view.hideWidget(button1);
dspemu.view.showWidget(button1);

unload

ユーザHTMLの消去

ユーザHTMLを消去します。


●呼び出し形式

unload()

●パラメータ

ありません


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合は、falseを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

dspemu.view.load("user.htm"); // ユーザを表示
dspemu.view.unload();  // ユーザHTMLを消去