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WSMGR for Web V7.2 使用手引書L40
FUJITSU Software

31.4.13 view.tableオブジェクト

viewオブジェクトのテーブルデータ(Tableプロパティ)を操作します。

メソッド名

機能

addData

viewオブジェクトのTableプロパティにデータを追加

clear

viewオブジェクトのTableプロパティを初期化

getData

viewオブジェクトのTableプロパティを取得

hide

テーブルデータの非表示

setAlign

列単位に文字列の表示位置を指定

setData

指定されたテーブルデータをviewオブジェクトのTableプロパティに設定

show

テーブルデータの表示

参考

エミュレータ画面に表示するテーブルデータは、CSSファイルを使用してスクリプトから指定することで、テーブルのスタイルをカスタマイズすることができます。

CSSファイルへ定義するテーブルのカスタマイズ用のクラスは下記を使用してください。

クラス名

説明

navigation-table

テーブルの要素すべてに指定されるクラスです。

navigation-table-header-row

テーブルの1行目をヘッダ行とした場合に、ヘッダ行に指定されるクラスです。

navigation-table-header-cell

テーブルの1行目をヘッダ行とした場合に、ヘッダ行の各項目(セル)に指定されるクラスです。

navigation-table-data-line

データ行に指定されるクラスです。

navigation-table-even-row

データ行の偶数行に指定されるクラスです。

navigation-table-odd-row

データ行の奇数行に指定されるクラスです。

navigation-table-data-cell

データ行の各項目(セル)に指定されるクラスです。

CSSファイルは、必ずサーバ上のフォルダに格納し、スクリプトからはパス付きで指定してください。


addData

viewオブジェクトのテーブルデータにデータを追加

viewオブジェクトのテーブルデータにデータを追加します。パラメータに配列が指定された場合は1行分のデータを追加します。


●呼び出し形式

addData(table)

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

table

テーブルデータとして追加する文字列のテーブルデータを指定

省略できません


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var table = dspemu.view.table.addData([["data1", "data2", "data3"], ["1", "2", "3"]]);  // テーブルデータを追加

clear

viewオブジェクトのTableプロパティのデータを消去

viewオブジェクトのTableプロパティのデータを消去します。


●呼び出し形式

clear()

●パラメータ

ありません


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

dspemu.view.table.clear();  // データを消去

getData

viewオブジェクトのTableプロパティのデータを取得

viewオブジェクトのテーブルデータ(Tableプロパティ)のデータを取得します。


●呼び出し形式

getData()

●パラメータ

ありません


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとviewオブジェクトのテーブルデータを返します。エラーが発生した場合はnullを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

dspemu.view.table.addData([["data1", "data2", "data3"],["1", "2", "3"]]);  // テーブルデータを追加
var table = dspemu.view.table.getData();  // データを取得

hide

テーブルデータの非表示化

showメソッド、viewオブジェクトのShowTableDataメソッドでエミュレータ画面上に表示したテーブルデータを非表示にします。


●呼び出し形式

hide()

●パラメータ

ありません


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

dspemu.view.table.addData([["data1", "data2", "data3"],["1", "2", "3"]]);  // テーブルデータを追加
dspemu.view.table.show(-1, -1, -1, -1, true);  // テーブルデータを表示
dspemu.view.table.hide();  // テーブルデータを非表示

setAlign

文字列の表示位置指定

列単位に文字列の表示位置を指定します。


●呼び出し形式

setAlign(col, align, header)

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

col

列を指定(1以上)

省略できません

align

"auto"

自動調整
数値は右寄せ、数値以外は左寄せで表示(初期値)

"auto"

"left"

左寄せ表示

"center"

中央寄せ表示

"right"

右寄せ表示

header

true

ヘッダ行に指定

false

false

データ行に指定


参考

setAlignで表示位置を指定しない場合は以下のように表示します。

  • ヘッダ行:中央寄せ

  • データ行:数値は右寄せ、数値以外は左寄せ("auto"指定時の動作)


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

dspemu.view.table.setAlign(1, "left", true);  // ヘッダ1列目を左寄せ表示指定
dspemu.view.table.setAlign(5, "right", true); // ヘッダ5列目を右寄せ表示指定

setData

viewオブジェクトのTableプロパティへデータを設定

ユーザが定義したテーブルデータ(2次元配列)をviewオブジェクトのTableプロパティに設定します。


●呼び出し形式

setData(table)

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

table

viewオブジェクトに設定するテーブルデータ(2次元配列データ)

省略できません


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

dspemu.view.table.setData([["data1", "data2", "data3"], ["1", "2", "3"]]);  // テーブルデータを設定

show

テーブルデータの取得と表示

viewオブジェクトのTableプロパティのテーブルデータを取得し、エミュレータ画面上の指定位置にテーブルとして表示します。事前に、setData、addDataメソッドを使用してTableプロパティにデータを設定しておく必要があります。

ポイント

  • 表示されたテーブルは、エミュレータ画面の更新、またはホストとの通信が切れた場合に非表示となります。

  • テーブルデータにリモートフォントコード値が含まれる場合にテーブルのデータ部にリモートフォントを表示します。

  • テーブルデータに含まれる「[[」はアンエスケープされて「[」として表示します。


●呼び出し形式

show(row1, col1, row2, col2, hasHeader)

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

row1

データを表示するエミュレータ画面上の開始行を指定(1~24、または-1)
-1を指定した場合はブラウザの上端が開始位置

省略できません

col1

データを表示するエミュレータ画面上の開始桁を指定(1~80、または-1)
-1を指定した場合はブラウザの左端が開始位置

省略できません

row2

データを表示するエミュレータ画面上の終了行を指定(1~24、または-1)
-1を指定した場合はブラウザの下端が終了位置

省略できません

col2

データを表示するエミュレータ画面上の終了桁を指定(1~80、または-1)
-1を指定した場合はブラウザの右端が終了位置

省略できません

hasHeader

true

テーブルデータの1行目をヘッダとする

true

false

テーブルデータの1行目をヘッダとしない


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

dspemu.view.table.show(5, -1, 20, -1, true); // テーブルデータを表示

注意

テーブルデータはエミュレータ画面上の表形式のデータに重ねて表示します。このため、テーブルの大きさが小さいとエミュレータ画面上の表の罫線がテーブルからはみ出してしまう場合があります。この場合、本メソッドで指定するテーブル開始桁と終了桁を1桁ずつ広げて指定してください。また、同時にscreenオブジェクトのgetTextArraysメソッドで指定する開始位置アドレスと終了位置アドレスも同様に1桁ずつ広げる必要があります。