ホスト起動ファイル転送でファイルを転送する場合、コードをどのように扱うかはBDXPC95プロトコルの規定に従って、ホストから端末に指示されます。ホスト起動ファイル転送がコードをどのように扱うかについて説明します。
■コード変換
ホストから端末に対してコード変換を行うことが指示された場合、ホスト起動ファイル転送では以下のコード変換を行います。
●EBCDICコード
半角の英数字・カナコードはホスト起動ファイル転送の設定で指定されているEBCDICコード変換テーブルに従って変換します。(→「26.1.2 設定(一時変更)」「26.2.2 転送設定ファイルの作成方法」参照)
●漢字コード
全角のコードはホスト起動ファイル転送の設定で指定されている漢字コード変換テーブルに従って変換します。(→「26.1.2 設定(一時変更)」「26.2.2 転送設定ファイルの作成方法」参照)
■シフトコードの制御
WSMGR for WebではPCファイルとしてシフトJISコードを取り扱います。ホストではIBM漢字コードを用いています。
IBM漢字コードは、半角の英数字・カナコードと漢字コードを区別するために、通常IBM漢字コードの前後にシフトコード(SO、SI)が入っていますが、シフトJISコードにはシフトコードがないので、その分データサイズは変化します。
ホスト起動ファイル転送ではシフトコードについて、ホストの指示に従い以下のいずれかの制御を行います。
●送信時付加/受信時削除
●制御なし
●空白変換