クラスタ運用をする場合には、フェールオーバークラスタ管理ツールから起動・停止を実施してください。なぜなら、フェイルオーバ運用中はpg_ctlコマンドやnetコマンドやscコマンドやWindowsサービスの画面からの操作によって起動や停止を行うと、フェールオーバークラスタ管理ツールがサービスダウンが発生したと誤判断してしまい、利用者の予想していない動作を起こすためです。
運用系と待機系を入れ替えるには以下の方法があります。
MSCSの場合
[クラスタ アドミニストレータ]の[グループ]を右クリックし、[グループの移動]を選択します。
MSFCの場合
Windows Server(R) 2008、Windows Server(R) 2008 R2のフェールオーバークラスタ管理ツールの場合、フェールオーバークラスタ管理ツールのコンソールツリーにある、“フェイルオーバ運用のためのサービスまたはアプリケーションの作成”で作成した[サービスまたはアプリケーション]を右クリックし、[このサービスまたはアプリケーションを別のノードに移動]を選択し、切替え先のノードを選択します。
Windows Server(R) 2012、Windows Server(R) 2012 R2のフェールオーバークラスタ管理ツールの場合、フェールオーバークラスタ管理ツールのコンソールツリーにある、[役割]を選択して、“フェイルオーバ運用のためのサービスまたはアプリケーションの作成”で作成した[サービスまたはアプリケーション]を選択し、操作メニューの[移動]をクリックして、[最適なノード]を選択、または[ノードを選択]から最適なノードを選択します。