JDBCデータソース単位に以下を設定します。なお、Symfoware Serverのバージョンによってパラメタのデフォルト値などが異なるため、設定の際には必ず使用しているSymfoware Serverのマニュアルも確認してください。
■最大コネクション数
データソースごとに、同時に接続可能なコネクション数の上限を指定します。
1~2147483647の範囲で指定します。
デフォルトは256です。
■最大プールコネクション数
再利用可能なコネクション数の上限を指定します。0~2147483647の範囲で指定します。デフォルトは 256です。このオプションに 0を指定した場合、コネクションは再利用されずに切断されます。1以上を指定した場合、Connectionインタフェースのcloseメソッドを実行してもデータベースとの接続は切断されず、コネクションは再利用可能な状態になります。ただし、指定値を超えるコネクションは切断されます。また、“最大コネクション数”を超える値は指定できません。
■ステートメントキャッシュ数
ステートメントキャッシュ機能でキャッシュする、文の上限を指定します。0~32000の範囲で指定します。デフォルトは32です。このオプションに 0を指定した場合、ステートメントキャッシュ機能は無効になります。キャッシュする文の数の見積りは、以下となります。
キャッシュする文の数 = prepareStatementメソッドまたは
prepareCallメソッドで指定するSQL文の数(注)
注)同じSQL文でも以下の場合は別のSQL文として計算してください。
大文字と小文字の違いがある場合
結果セットのタイプが異なる場合
結果セットの並行処理のタイプが異なる場合
■ステートメント自動クローズ
ステートメントキャッシュ機能の使用時に、PreparedStatementおよびCallableStatementのクローズをJDBCドライバが自動的に行うかどうかを指定します。自動的に行う場合には、[ステートメント自動クローズ]チェックボックスをチェックします。デフォルトでは、自動クローズは行われません。このオプションは、ステートメントキャッシュ数に1~32000が指定された場合に指定可能です。実行した文の数が、ステートメントキャッシュ数で設定されたキャッシュ数に達した場合、以降実行される文はキャッシュしませんが、自動クローズの対象にもなりません。
■ctuneparamオプションについて
ctuneparamオプションには、Symfowareのクライアント用の動作環境ファイルに相当する指定をすることができます。なお、ctuneparamオプションで設定できるパラメタ名の先頭文字“CLI_”を削除したパラメタが、Symfowareのクライアント用の動作環境ファイルで設定するパラメタと一致しています。