Javaの場合、サーバアプリケーションを配備するには、ijsdeploymentコマンドを使用する方法とInterstage管理コンソールを使用する方法があります。
■コマンドを使用する場合
システム構築シートから出力されたJ2EEアプリケーションの配備コマンド(ijsdeployment)を実行して、アプリケーションを配備します。
システム構築シートで出力されたJ2EEアプリケーションの配備コマンド(ijsdeployment)を、以下のように実行します。
/opt/FJSVj2ee/bin/ijsdeployment -n WU02 -f dst2.ear |
ijsdeployment -n WU02 -f dst2.ear |
また、アプリケーション修正時は、上書きオプションを付加して、以下のようにコマンドを実行します。
/opt/FJSVj2ee/bin/ijsdeployment -n WU02 -f dst2.ear -r |
ijsdeployment -n WU02 -f dst2.ear -r |
ポイント
システム構築シートの入力については、“9.4.4 ワークユニット設定とアプリケーション情報の入力”を参照してください。システム構築シートの出力については、“9.4.5.3 ワークユニット設定とアプリケーション情報の入力の出力内容”を参照してください。
ijsdeploymentコマンドの詳細については、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
コマンドのオプションおよび | 設定内容 |
---|---|
-n name | 配備対象となるIJServerのワークユニット名を指定します。 |
-f filepath | 配備対象ファイルを絶対パス、または相対パスで指定します。
|
-r | アプリケーションがすでに配備されていて、上書きで配備する場合に指定します。 |
◆注意事項
本コマンドを使用する場合は、コマンドを実行するマシンにInterstage JMXサービスがインストールされ、起動されている必要があります。
本コマンドを実行する場合、事前に配備対象となるIJServerのワークユニットがコマンドを実行するマシン上に作成されている必要があります。配備対象となるIJServerのワークユニットはInterstage管理コンソールを使用して作成します。
下記の場合、本コマンドを実行する前に対象となるIJServerのワークユニットが停止している必要があります。
HotDeploy機能を使用していない場合
Interstage Application Server V6で作成されたIJServerの場合
本コマンドで配備対象となるIJServerのワークユニットは、Interstage管理コンソールで作成したIJServerのワークユニットのみです。
本コマンドは、Interstageが起動されているか全強制停止モード以外で停止されている場合に実行できます。
配備処理で生成されるJavaクラスのコンパイルに使用されるJava VMは、IJServerのワークユニット設定のJavaバージョンに設定されているJava VMとなります。IJServerのワークユニット設定については、“Interstage管理コンソール ヘルプ”の“IJServer:環境設定”を参照してください。
このコマンドによる操作は、Interstage管理コンソールの実行基盤となっているInterstage JMXサービスで処理されます。下記のような場合は、Interstage JMXサービスのカスタマイズを行ってください。Interstage JMXサービスの環境設定については、“Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)”の“Interstage管理コンソール環境のカスタマイズ”を参照してください。
メモリ不足が発生した場合
“Interstage JMXサービスのjavaプロセスに指定するオプション情報”をカスタマイズしてください。
Interstage JMXサービスの通信のタイムアウトが発生した場合
“Interstage JMXサービスの通信のタイムアウト時間”をカスタマイズしてください。
■Interstage管理コンソールを使用する場合
以下の手順でアプリケーションを配備します。
Interstage管理コンソールの[Interstage Application Server] > [システム] > [ワークユニット] > “ワークユニット名” > [配備]タブを選択します。
[参照]ボタンをクリックして配備するファイルを選択します。
起動指定の「配備完了後、ワークユニットを起動する」のチェックボックスをオフにします。
ほかの設定を変更する場合は、設定変更後、[配備]ボタンをクリックします。
詳細はInterstage管理コンソールのヘルプを参照してください。
注意
複数のEJBによる処理をトランザクション連携する場合は、EJBを同一ワークユニット上に配備する設計を行ってください。
代行ルートを定義している場合などで、通常ルートおよび代行ルートのアクティビティの両方に、同一のEJBアプリケーション名の業務処理実行アプリケーションを使用する場合は、同一のIJServerに配備することはできません。
同一のEJBアプリケーション名の業務処理実行アプリケーションは、それぞれ異なるIJServerに配備する必要があります。
同一のIJServerに配備する場合には、業務処理実行アプリケーションのEJBアプリケーション名を、異なるアプリケーション名に設定にするように設計してください。