業務処理実行アプリケーションの処理の多重度を上げることにより、複数の業務処理が並行して実行され、システム全体のスループットを向上させることができます。
アプリケーションの多重度には、以下の2種類があります。これらを組み合わせて利用することもできます。
スレッド多重(マルチスレッド)
ワークユニット上で、1つのプロセス内で複数のスレッドで同時にアプリケーションを実行します。動作モードが「スレッドモード」の場合にだけ利用できます。
プロセス多重(マルチプロセス)
ワークユニット上で、複数のプロセスで同時にアプリケーションを実行します。
非同期アプリケーション連携実行基盤の動作モードによって、利用できる多重度の種類が異なります。動作モードと利用できる多重度の関係を以下に示します。
動作モード | プロセス多重 | スレッド多重 |
---|---|---|
プロセスモード | ○ | × |
スレッドモード | ○ | ○ |
○:利用可、×:利用不可