対処1
エラーメッセージ1
UX:drmsd: ERROR: [00500] A system failure occurred. Failure code (7), significance level(2),status code(9020002), detailed information(Resource temporarily unavailable). |
対象バージョンレベル
5.0以降
確認ポイント
資源配付のメッセージキューのチューニングをしていますか。
対処方法
使用環境に添ったメッセージキューのチューニングを実施してください。
資源配付のメッセージキューのチューニングの観点は以下のとおりです。
MSGTQL・・・同時宛先処理数以上の値
MSGMNB・・・MSGTQL×204バイト以上の値
MSGSEG・・・MSGSSZ×MSGSEG ≧ MSGMNB
サーバに対する同時宛先についての考え方は、クライアントに対する場合と同様です。また、余裕値として+20としています。
本エラーが発生した場合、チューニングすることで問題は解消しますが、チューニングをしても問題が何度も発生する場合があります。その場合は、他のアプリケーションがメッセージキューを大量に消費している可能性がありますので、該当アプリケーションの見直しを行ってください。
対処2
エラーメッセージ2
UX:drmsd: ERROR: [00500] A system failure occurred. Failure code (7), significance level(2),status code(5010002), detailed information(Too many links). |
対象バージョンレベル
5.0以降
原因
DRMS管理ファイル等の資源配付プログラムがアクセスする場所に、mkdirコマンドを実行したところ、システムからerrno=31 EMLINK(Too many links) 意味「リンクが多すぎます」、エラー理由「LINK_MAXで指定されている値を超える数のリンクを作成しようとしました。」で失敗。
UNIXシステムの場合、LINK_MAXはチューニング不可で32767がシステムの上限。
対処
確認ポイント
DRMS管理ファイルに大量に資源を登録していませんか
例1)メンテナンス版数の総数が32764を越える。
例2)1資源グループの保有世代数が32764世代を超過している。
例3)資源登録コマンド(drmsadd)の実行カレントに32764のディレクトリ/ファイルが既に存在する。
対処方法
DRMS管理ファイルに登録されている過去の不要な世代情報を削除してください。
対処3
エラーメッセージ3
[00500] システム障害が発生しました.障害タイプコード(7),重要度(2),状態コード(7030001),詳細情報(Bad file descriptor). |
対象バージョンレベル
Windows版:V5.0L10以降
Solaris版:5.0以降
Linux版:V10.0L20以降
確認ポイント
クライアントがダウンロード中に、システムの再起動を実施しませんでしたか。
原因
クライアントがダウンロード処理中にサーバが再起動されると、DRMS管理ファイルが破損し情報の不整合が発生することがあります。
対処方法
資源配付を再起動しても現象が再現する場合は、以下のいずれかの対処を実施してください。
DRMS管理ファイルをバックアップしている場合は、バックアップから復旧してください。
DRMS管理ファイルチェックコマンド(drmsmchk)でDRMS管理ファイルに異常箇所がないかチェックし、その結果を添えてサポート技術員にご連絡ください。
サポート技術員にご相談ください。
備考
DRMS管理ファイルチェックコマンド(drmsmchk)は、以下のV/Lで使用可能です。
Systemwalker CentricMGR V10.0L21/10.1以降