10.8.4 DRMSデーモン起動中、エラーコードENOSPCのエラーが発生し、DRMSデーモンが停止してしまうことがある

エラーメッセージ

以下のどれかの、エラーコードENOSPCのエラーメッセージが出力される。

UX:drmsd: ERROR: [00220] An error has occurred during execution of the utility.
Error number(ENOSPC), detailed information
(/opt/FJSVmpsdl/drmswork/tmp/w_1054603795_2074_0).

UX:drmsd: ERROR: [00402] An error has occurred during RMSLEVEL V070045. 30603002 reception.
Error code(ENOSPC), detailed information
(/opt/FJSVmpsdl/drmswork/tmp/wrscdir_2074).

UX:drmsd: ERROR: [00500] A system failure occurred.
Failure code (0), significance level(0),
status code(c030031), detailed information(ENOSPC).

対象バージョンレベル

5.0以降

確認ポイント

DRMS管理ファイルまたはwork_dirの指定場所が、inode不足が発生しているufsかどうか、以下のコマンドで確認してください。

df -F ufs -o i

対処方法

inode不足の場合、DRMS管理ファイル内の古い配付済不要資源を削除してください。または、inodeを増加させてufsのパーティション再作成(DRMS管理ファイルバックアップ/リストア)を行ってください。

参考

DRMS管理ファイルのinode見積り式は、以下のとおりです。

【DRMS管理ファイルのinode数見積り式】

資源グループ数×（７＋（世代数×（６＋（登録ファイル数(注1)×２））））＋（メンテナンス版数数×（７＋（世代数×（６＋（３×２））））×２）＋サーバ数×（９＋（資源数(注2)×４））＋業務数＋適用先ＩＤ数＋
ＣＳＶファイルを受信するサーバ数×保持するCSVファイル数＋５００

注1）資源グループに登録されるファイル数。前・後パッチを含みます。

注2）資源グループ、メンテナンス版数、SYSLEVELの和。