エラーメッセージ
drms: エラー: [00202] 受信処理でエラーが発生しました.エラーコード(EERR),詳細情報(4,invdrms)」 |
対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
V13.3.0以降
対処1
エラーメッセージは出力されず、監視ポリシーの配付先サーバが、資源配付のあて先システムとして自動定義されてしまう場合の対処です。
確認ポイント
監視ポリシーの配付タイミングで自動定義されていますか。
当該サーバについて、Systemwalkerコンソール、および[資源配付]ウィンドウの操作で、インベントリ情報が表示できますか。
原因
V13.3.0より、Systemwalkerコンソールから監視ポリシーを配付したタイミングで、対象サーバに対して、インベントリ情報の自動収集を行う仕様になったことが原因です。
Systemwalkerコンソールはノード定義の代表IPに対して、内部でdrmspullコマンドを実行しており、対象サーバをあて先システムとして自動定義し、インベントリ情報を収集します。
対処方法
インベントリ情報の自動収集を行うための動作であり、対処は不要です。
備考
インベントリ情報の自動収集を行わないようにする場合は、以下の対処を実施してください。
Systemwalker Centric Manager V13.3.0~V13.6.0
drmspullコマンドをリネームすることで対処します。
Windowsの場合
変更前
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin\drmspull.exe |
変更後
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin\drmspull_bkp.exe |
UNIX系の場合
変更前
/opt/systemwalker/bin/drmspull |
変更後
/opt/systemwalker/bin/drmspull_bkp |
上記対処を実施した場合、drmspullコマンドは利用できなくなります。また、drmspullコマンドの修正を含む緊急修正の適用時は、事前に上記ファイルを元の名前に戻していただく必要があります。
詳細は、緊急修正説明書の適用手順を参照してください。
Systemwalker Centric Manager V13.6.1以降
Systemwalkerコンソールサービスの定義ファイルに、以下のオプションを追加設定することで対処します。
格納場所
Windowsの場合
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpbcmgui\server\etc\usr |
UNIX(Solaris/Linux)の場合
/etc/opt/FJSVfwgui/usr |
ファイル形式
[AlarmEventList] |
対処2
監視ポリシー配付時に、資源配付の[00202]エラーメッセージが、システムログ(Windows系:イベントログ(アプリケーション)、UNIX系:syslog)に出力されてしまう場合の対処です。
確認ポイント
監視ポリシーの配付タイミングで発生していますか。
[00202]エラーメッセージに出力されているノード名(IPアドレスまたはホスト名)は、監視ポリシーを配付した対象サーバのものですか。
原因
V13.3.0より、Systemwalkerコンソールから監視ポリシーを配付したタイミングで、対象サーバに対して、インベントリ情報の自動収集を行う仕様になったことが原因です。
Systemwalkerコンソールのノード定義の代表IPに対して、内部でdrmspullコマンドを実行しますが、対象サーバが複数のLAN(IPアドレス)を実装している場合、代表IPと異なるIPアドレスでインベントリ情報が通知される場合があります。このとき、資源配付は定義されていないサーバからのインベントリ情報通知と判断し、[00202]エラーメッセージを出力して、通知されたインベントリ情報を破棄します。
対処方法
“部門管理/業務サーバから通知されたインベントリ情報が表示できない”に記載の対処方法を実施して、代表IPに指定したIPアドレスでインベントリ情報の通知が行われるようにしてください。
備考
インベントリ情報の自動収集を行わないようにする場合は、対処1の“備考”に記載の対処方法を実施してください。