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Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Software Delivery トラブルシューティングガイド資源配付編
FUJITSU Software

4.1.2 送信中に世代不整合となって、資源の配付処理に失敗する

対象バージョンレベル

対処1

確認ポイント

世代不整合が発生したサーバ(中継サーバまたは部門管理サーバ)のDRMS管理ファイル(DRMS編集ファイルのdrmspathオプションで指定したディレクトリ配下のファイル群)を復元した、または資源配付後に最新世代の削除を行っていませんか。

対処方法

世代不整合が発生したサーバ(中継サーバまたは部門管理サーバ)に対して、運用管理サーバから最新世代を配付して、不足している世代を復旧してください。

最新世代の配付方法を以下に示します。

対処2

確認ポイント

配付先サーバで適用済世代の資源を削除した後、運用管理サーバから該当サーバに対してオンライン検索を実行していませんか。

対処方法

運用管理サーバの送信履歴情報を以下のコマンドを使用して、配付先の部門管理/業務サーバの情報と一致させてください。

drmsdlt -a sys -k serv -s  配付先サーバ -d rsc -g RMSLEVEL

対処3

確認ポイント

  1. 配付元サーバの管理ファイルを復元した、または、資源配付後に最新世代の削除を行っていませんか。

  2. 配付元サーバの世代圧縮(DRMS編集:save_gennum)により、古い世代が削除されていませんか(省略値:50)。

対処方法

a)の場合

  1. 配付元サーバに対して、管理サーバから最新世代を配付して、不足している世代を復旧してください。

  2. 他の正常なクライアントから管理ファイルを退避し、その管理ファイルを該当クライアントに復元してください。 管理ファイルの復元後、以下のファイルを管理ファイル配下から削除してください。

    • nodechk.inf

    • dnschk.inf

b)の場合

他の正常なサーバ(同一インストール種別)から退避したDRMS管理ファイルを用いて配付先サーバのDRMS管理ファイルを復元し、復旧してください。
復旧手順を以下に示します。

  1. 資源配付サービスを停止します。

    • コマンドで資源配付サービスを停止する場合

      【Solarisの場合】drmsd -f
      【Windowsの場合】drms -p

  2. 元々使用していたDRMS管理ファイル(DRMS編集ファイルのdrmspathオプションで指定したディレクトリを含む配下)をバックアップします。

  3. 元々使用していたDRMS管理ファイルを削除します。

  4. 他の正常なサーバから退避したDRMS管理ファイルをコピーします。

  5. 資源配付サービスを起動します。

    • コマンドで資源配付サービスを起動する場合

      【Solarisの場合】drmsd -s
      【Windowsの場合】drms -s

  6. 必要に応じて以下の操作を行ってください。

    1. 他の正常なサーバからコピーしたDRMS管理ファイルに、配下サーバ/クライアントの定義がある場合はdrmsdlt -a sys コマンドですべて削除してください。

    2. 自システムの定義情報(ノード名)を変更する必要がある場合は、drmsmdfy -a sys -k ownコマンドで定義を変更してください。

    3. 配下サーバの定義が必要な場合は、drmsdfn -a sys -k servコマンドで再定義してください。

  7. 資源配付を実行します。