対象バージョンレベル
V5.0L10以降
5.0以降
対処1
確認ポイント
世代不整合が発生したサーバ(中継サーバまたは部門管理サーバ)のDRMS管理ファイル(DRMS編集ファイルのdrmspathオプションで指定したディレクトリ配下のファイル群)を復元した、または資源配付後に最新世代の削除を行っていませんか。
対処方法
世代不整合が発生したサーバ(中継サーバまたは部門管理サーバ)に対して、運用管理サーバから最新世代を配付して、不足している世代を復旧してください。
最新世代の配付方法を以下に示します。
[資源配付]ウィンドウから配付する場合
[資源配付]ウィンドウから、[アクション]-[資源の配付]を選択します。
→[資源の配付]ダイアログボックスが表示されます。
[ダウンロード先]の[最新世代の再送]チェックボックスをチェックし、資源を配付します。
drmssndコマンドで配付する場合
drmssndを使用する場合は、下記のように-eオプションを指定せずに送付します。
drmssnd -a rms -s 配付先サーバ
対処2
確認ポイント
配付先サーバで適用済世代の資源を削除した後、運用管理サーバから該当サーバに対してオンライン検索を実行していませんか。
対処方法
運用管理サーバの送信履歴情報を以下のコマンドを使用して、配付先の部門管理/業務サーバの情報と一致させてください。
drmsdlt -a sys -k serv -s 配付先サーバ -d rsc -g RMSLEVEL
対処3
確認ポイント
配付元サーバの管理ファイルを復元した、または、資源配付後に最新世代の削除を行っていませんか。
配付元サーバの世代圧縮(DRMS編集:save_gennum)により、古い世代が削除されていませんか(省略値:50)。
対処方法
a)の場合
配付元サーバに対して、管理サーバから最新世代を配付して、不足している世代を復旧してください。
他の正常なクライアントから管理ファイルを退避し、その管理ファイルを該当クライアントに復元してください。 管理ファイルの復元後、以下のファイルを管理ファイル配下から削除してください。
nodechk.inf
dnschk.inf
インベントリ情報を収集している場合は、以下のファイルも削除してください。
pkg\hard.txt
pkg\soft.txt
pkg\hard.old
pkg\soft.old
b)の場合
他の正常なサーバ(同一インストール種別)から退避したDRMS管理ファイルを用いて配付先サーバのDRMS管理ファイルを復元し、復旧してください。
復旧手順を以下に示します。
資源配付サービスを停止します。
コマンドで資源配付サービスを停止する場合
【Solarisの場合】drmsd -f
【Windowsの場合】drms -p
元々使用していたDRMS管理ファイル(DRMS編集ファイルのdrmspathオプションで指定したディレクトリを含む配下)をバックアップします。
元々使用していたDRMS管理ファイルを削除します。
他の正常なサーバから退避したDRMS管理ファイルをコピーします。
資源配付サービスを起動します。
コマンドで資源配付サービスを起動する場合
【Solarisの場合】drmsd -s
【Windowsの場合】drms -s
必要に応じて以下の操作を行ってください。
他の正常なサーバからコピーしたDRMS管理ファイルに、配下サーバ/クライアントの定義がある場合はdrmsdlt -a sys コマンドですべて削除してください。
自システムの定義情報(ノード名)を変更する必要がある場合は、drmsmdfy -a sys -k ownコマンドで定義を変更してください。
配下サーバの定義が必要な場合は、drmsdfn -a sys -k servコマンドで再定義してください。
資源配付を実行します。