本部品の出力結果は、「CSV形式への変換」部品を使うと、出力データストアに格納できるテーブル型に変換することができます。
変換結果のテーブル型は、“4.3.4 CSV形式に変換した結果”で説明した形式に続けて、次に示す項目を付加した形式となります。
列番号 | 項目名 | 値の説明 |
---|---|---|
15 | ネガポジ種別 | 次の値が出力されます。
|
16 | ネガポジ点数 | 次の値が出力されます。
ただし、オプション項目の「副詞を評価する」がONに設定された場合は、ポジティブ表現の形態素とネガティブ表現の形態素については、上記の値に対してさらに次のように処理した値が出力されます。
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17 | ネガポジ文字列 | ネガポジ辞書に登録されている単語やネガポジパターンにマッチした文字列が出力されます。 |
18 | パターン文字列 | ネガポジのパターンが適用されたとき、そのパターンを表す文字列を出力します。 |
19 | ネガポジID | 1つの入力データの中に含まれるネガポジ表現に対して、1から始まる通し番号が出力されます。 |
20 | ネガポジ対象 | 次の値が出力されます。
|
21 | 分類 | 次の値が出力されます。
|
注意
「分類」の項目は、本部品のパラメーター「分類判定」がONの場合のみに出力されます。OFFの場合は列自体が出力されません。
複合語抽出パラメーターがOFFに設定されている文節分割・複合語抽出部品の出力結果を元にした係り受け解析結果を本部品の入力データとした場合は、CSV形式に変換した結果の列番号は上記より1だけ小さくなります。
例
ネガポジ評価結果の例
「このマシンは拡張性が低い。オプションを付けることができません。」という文を入力データとした場合
1 | 2 | 3 | 4 | ... | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 0 | この | - | 0 | - | - | - | - | - | |
1 | 1 | 4 | マシン | - | 0 | - | - | - | - | - | |
1 | 1 | 10 | は | - | 0 | - | - | - | - | - | |
1 | 1 | 12 | 拡張性 | - | 0 | - | - | 1 | - | - | |
1 | 1 | 18 | が | - | 0 | - | - | 1 | - | - | |
1 | 1 | 20 | 低 | N | -1 | 拡張性が低い | ~が低い | 1 | マシンは | - | |
1 | 1 | 22 | い | - | 0 | - | - | 1 | - | - | |
1 | 1 | 24 | 。 | - | 0 | - | - | 1 | - | - | |
2 | 1 | 0 | オプション | - | 0 | - | - | - | - | - | |
2 | 1 | 10 | を | - | 0 | - | - | - | - | - | |
2 | 1 | 12 | 付け | N | -1 | 付けることができません | できない | 2 | オプションを | - | |
2 | 1 | 16 | る | - | 0 | - | - | 2 | - | - | |
2 | 1 | 18 | ことができ | - | 0 | - | - | 2 | - | - | |
2 | 1 | 28 | ませ | - | 0 | - | - | 2 | - | - | |
2 | 1 | 32 | ん | - | 0 | - | - | 2 | - | - |
表のタイトル行は列番号を表しています。この例では5~14列目を省略しています。なお、実際に出力される結果では、先頭行に項目名が出力されます。
15列目~17列目から、入力データには「拡張性が低い」と「付けることができません」という2つのネガ表現が存在し、両方とも点数が-1であることが分かります。
15列目~17列目と20列目から、「マシンは」「拡張性が低い」ことがネガティブに評価されていることが分かります。
「拡張性」という単語が「性能」という分類でネガポジユーザー辞書に登録されている場合は、4列目が「拡張性」の行の21列目に「性能」という文字列が出力されます。
結果の使い方について詳細は、“4.4.1.1 ネガポジ評価結果の使用方法”を参照してください。