ディスク資源の破損などにより、それまで蓄積された分析フローや分析結果が利用できなくなることに備えるため、定期的にバックアップしてください。
ポイント
バックアップの所要時間は、“6.3.2 分析フロー・分析結果のバックアップ”の“バックアップに必要なディスク容量”に示すサイズのファイルをファイルコピーする時間とほぼ同等となります。
セットアップを完了した環境に対してリストアすることで、バックアップ時に保存・配備されていた分析フローや、ビルトインデータストアに出力されていた分析結果が利用できる状態となります。
インストール先ディレクトリと分析サーバ運用管理者ユーザーは、バックアップした環境とリストアする環境で同じにしてください。それ以外のインストールパラメーター、セットアップパラメーター、環境設定ファイルの情報が異なっていてもリストアできます。
リストアする環境をバックアップした環境と合わせたい場合は、インストールパラメーター、および、セットアップパラメーターを、バックアップした環境と同じにしてください。また、環境設定ファイルをコピーしてください。それぞれのファイルは以下にあります。
インストールパラメーター
分析サーバの場合
[インストール先ディレクトリ]\Runtime\ibams_install.csv
/opt/FJSVbamsr/ibams_install.csv
開発環境クライアントの場合
[インストール先ディレクトリ]\Studio\ibams_install.csv
セットアップパラメーター
[インストール先ディレクトリ]\Runtime\setup.txt
/opt/FJSVbamsr/setup.txt
もしくは、セットアップ時に使用したセットアップパラメーターファイル
環境設定ファイル
[インストール先ディレクトリ]\Runtime\etcフォルダー配下一式
/opt/FJSVbamsr/etcディレクトリ配下一式
分析サーバ運用管理者、分析フロー開発者、ダッシュボードの運用管理ユーザー、ダッシュボードの一般ユーザーをバックアップした環境とリストアする環境で同じユーザーを使用する場合、“6.3.1 ディレクトリサービス資源のバックアップ”および“6.3.3 ディレクトリサービス資源のリストア”を実施してください。
分析サーバのバックアップをする場合、ユーザーで用意された以下については、別途バックアップを行い、リストアする環境においてバックアップした環境と同じ状態に復元してください。
同じ環境に復元できない場合は、リストアした環境で分析フローの部品のパラメーターを確認し、リストアした環境に合わせた設定に修正してください。
汎用コマンド部品で使用しているアプリケーション
データベース抽出部品、格納部品に使用しているJDBC
分析部品に使用しているユーザー辞書
入出力データストアに指定しているデータストア(ファイル)